
平成27月7月25日(晴)
6:00八谷集落駐車場発―6:12下津谷堰堤―7:38(430二俣右へ)―8:11(550二俣は左へ)―8:45(720大滝)―9:05(760三俣は左へ)―9:34上部林道―10:23夏道分岐―11:53駐車場着

ドライブ中に見える根尾川の水量は多い。
2,3日前にまとまって降った雨がまだ引いていない。
八谷集落奥の駐車場から堰堤までの川原は以前遡行したが,

今日は右岸の用水路道でショートカット。
下に見える流れは,以前のトロトロとした穏やかさが一変。
恐ろしい流れと音を立てている。
堰堤後は,溜まった土砂でしばらく伏流している,

という記録もあるが,渡渉が困難なほどの流れ。
こんなんで最後まで遡行できるのか不安。

狭くなったのどと言われる箇所は,とてもじゃないけど,
中は行けず右岸巻き。
その後も,普段なら(普段を知らないが)タラタラ,ポコポコ行く
川原歩きだが,足元が見えない。
結果,巻くかシャワーかでなかなか前に進まない。

なんてことない淵も,今日は凄い。溺れそう。

ただの川原歩きが,スリリング。


気が付くと,周囲の樹林が素敵。
430二俣は,普通は左俣でツルベ方面へ行くが,
お楽しみにとっておき,今日は右股へ。


小滝も轟音を立てている。
550二俣では,右股の水量が若干多い気がするし,

良さげ。でも,550二俣は左股へ。
590二俣の左股は水量が少なく,右俣へ行く。

たいした高さの滝はない気がするが,

ずっとシャワーか巻きをしているので,
斜度が強くなった辺りから

ずっと1本の滝を登っている感覚。いい加減,勘弁。
この水量はいったいいつ落ち着くのだろうか。

720に大滝。もうすぐ林道なのに,

森からの水が滝で爆発している。
大滝を左岸から越えると,

美しく激しいナメ滝。全身ビショビショ。

760三俣でこの水量。
中俣を狙ったつもりが左俣に入っている。
(林道から見てわかったが,正解は中俣詰め。
その後の800二俣は,右俣)

左股に入ると,森から水が溢れている場面が見える。
ようやくこの水の出所がわかる。

これを越えるとピタッと伏流。

この滝で行き止まり。
右手の尾根に逃げる。
そんなに濃くない藪を漕ぐと,林道への出口に

小屋の崩壊跡がある。

崩壊林道を行くも,いじめの様な木の生え方。
激藪よりはましだが,前に進まず,
フラフラになりながら尾根に移る。

疲れた身体に,広葉樹の素晴らしい森が癒してくれる。
増水した沢は恐ろしい。