開けたくなかったパンドラの箱
ずっと閉まった箱
残りの人生、あと30年あるかないか
今、ここに残すことにした。
まずは母の生い立ちから
母は、3歳の頃戦争では父を亡くす
まだ若い生みの母は、あたしの母を捨て、嫁に行ったそうだ。
経緯は知らないが、養女に出される
養父母は、母を虐待していたと
母が亡くなる前に初めて聞いた。
母を縛り、鴨居にぶら下げ自分たちはご飯を食べていた…
虐待するならなぜ養女にしたんか!!
と、あたしに言った。
あたしは、母の生い立ち、過去を知らなかった
知ろうとした事がなかった。
父のことは、全く知らない
物心ついた時には居なかったから。
父のこと、何も話してくれなかったから。
あたしも聞いては行けないことだと思っていた
あたしの最初の記憶
夜、母は勤めに出る
目の前にはケーキ?
ひとりぼっち、テレビも無い狭いアパート
ホステスをしながらあたしを育てる母
次の鮮明な記憶
たぶん小学校入学少し前
そう、あたしは幼稚園、保育園に通っていなかった。
そんな記憶は全くない。
母は、再婚した。
相手は、よく怒る人だった
母とよくケンカをしていた。
ある日、居ないはずの養父が夜中居た気がした。
翌朝母に「お父ちゃん帰って来てたん?」
と聞くと
母は、「なんで??帰って来てないよ??お父ちゃんの前で絶対そんなこと言わないよ!!」と声を荒げた。
あとからわかった
ずっとホステスをしていた母が養父の居ない夜、客の男を連れ込んだのだろう。
よくケンカをしてた理由はそのあたりではないだろうか。
続く