外は大粒の雨が降っていた。
美優の家までは5分くらいかかる。
十分に近い距離だが、何故かこの日は違かった。

「早く行かなきゃ」

はやる私の気持ちを代弁しているのか
雨足はだんだんと激しさをましていき
美優の家に着く頃には
嵐のような土砂降りになったていた。

こんな夜遅くに押しかけることへの不安が
少しだがよぎった。
しかし、ここまで来て辞めるわけには行かない。

ピンポーン

誰も出ない。
家の電気は付いているのに
気持ち悪いくらい静かだ。

ピンポーン

やっぱり誰も出ない。
何故か入らなきゃいけない気がした。
ドアノブに手をかける。

ガチャ

ドアが開いた。

「お邪魔しまーす」

おそる、おそる玄関先に入る。
そのとき

ピカッ!!
ドッシャーーーンッ!

雷が落ちた音がした。