傷の長さを確認した時、「え、こんなに切っても人間って生きていられるんだ・・!」と思ったのも束の間、手術後一週間もしたら歩けるし、食べられるようになりました。シャワーも浴びられます。頭も洗えます。
ただ手術後の抜糸(抜鉤)をしていないこともないこともあり、頭が締め付けられている感じで地味に痛いのは続いていました。それほどでもないけど、ちょっとずきずきするなーと。
4人部屋だったので、お隣のおばあさまの声が聞こえてきました。
「もうものすごく痛くて・・!とるのがもう・・!」みたいなのです。
それでひぇ~そんなに痛いのか・・やだなーと思っていたある日、「はーい、じゃあ頭のホチキス、とっちゃいましょうか!」とさわやかに先生が現れました。
「すごく痛いんですよね・・?」と聞くと、「いや全然、毛抜きくらい?ピッピッって感じだよ^^」と。
まあやってもらうしかないので、はい!お願いします!と覚悟を決めていたら、たしかにまさに毛抜き程度で痛くない・・!おばあさんのセリフに惑わされていましたが、無事に1分くらいで終わりました。
頭の締め付けられ感もなくなり、すっきりしました!
一週間くらいで、手術後ずっと刺さったままだった点滴も終了です。
トイレに行くにもどこに行くにもガラガラと押していた点滴台がなくなり、すっきりしました。
リハビリの先生が「はーいリハビリ始めますよー」とお誘いに来てくださり、軽いストレッチのようなものもやりました。元々体がとっても硬いので、手術の影響とかではなく「体かたいねーもっともっとー」と励まされます。
基本体が動かせるようになってくると、病室で寝てるだけではとっても暇なので、病院内をうろうろ散歩したり、入院していた病院には小さな図書館があったのでそこで本を借りてきて読んだりしていました。
手術後に、「実は・・」と事情を説明した友達が急遽お見舞いにも来てくれて、感謝しかありませんでした。
手術後の経過は良好で、先生のお話では腫瘍は全部取れたとのこと、もう感謝ばかりでした。
そんなわけで、手術後の治療や飲み薬は一切ありません。
退院後の通院は、半年に一度CTかMRI を取って経過観察するのみです。
そして、手術後 9日目に無事退院しました。