読者のコメント

『今までの予備試験の受験経過と予備試験からの撤退を検討する条件』今までの予備試験の受験経過2024年はいろいろありました。いろいろあった中でも、短答式試験に合格し、論文式試験を受験できたのは周りの協力があったからです…

ameblo.jp

先日、予備試験から撤退するかもという記事を書きました。

当該記事のコメントに渉さんという方から以下のようなコメントを頂きました。

「撤退」については毎度のことながら偉そうな事を言います。
仕事を辞めて専業になってまで合格したいと思っているのか否かも考慮に入れた方がいいでしょう。何年か前の「ローに入学した方がいいのか？」と言ってた時の様に一過性の悩みと思いますけどね。

この方、おそらく自分のブログを昔から読んでらっしゃる読者の方だと思います。

上記の撤退の記事を書いていたときは、本当に心身がつらく、「もう予備試験の勉強をやめようと真剣に考えていました。」そんな中、いろいろなコメントがあった中で、渉さんのコメントではっとした自分がいたのに気づきました。

当時は予備の論文に受からなければ、そもそも司法試験受験できないと思っていたおり、法科大学院という進学はありませんでした。しかし、上記コメントを読んでから、最後に諦める前に、法科大学院というルートもあるではないかと、他の選択肢を意識できるようになりました。

琉球大学法科大学院のB日程を受験

最新入試情報特設ページ - 琉球大学法科大学院募集要項お問い合わせ

law.skr.u-ryukyu.ac.jp

もうすでに、出願は始まっているのですが、B日程及びC日程を受験予定です。

狙うは、法学既修者枠で学費全額免除です。

今まで、頭に法科大学院進学がよぎってはいましたが、結局、この選択肢は取りませんでした。実は、6年くらい前に同大学院の既習者コースを受験しています。結果は不合格でした。成績開示をしていないので、結局、どれくらい出来たのかは今では不明です。ただ、当時は仮に合格しても進学しないつもりでした。

法科大学院進学はリスクが多い

その理由が経済的及び時間的な問題です。

自分の職場は恵まれたことに、自己啓発休業といって、職場に籍を置きながら、大学院などに通うシステムがあります。そのシステムを使えば、仕事を辞めずに法科大学院などに進学できるという利点があります。しかし、当然給料は出ませんし、社会保険料の自己負担部分の支払いは残ります。それを計算すると2年間で150万円近い費用がかかってしまいます。学費や生活費以外で、この費用はかなり大きく、自分としてはかなり躊躇していました。

また、働きながらでも、少なくとも予備試験の短答式試験には合格して、論文でも中位程度の成績なので、このまま続けていけば、予備の論文も受かるでしょと安易に考えていた側面がありました。

加えて、少なくとも2年間は無収入となるため、本来働けば得られるはずの収入約900万円という機会損失は自分としては、かなり大きく、法科大学院に進学するという選択肢は、ほぼほぼ自分の頭から消え失せていました。

最近、社会人受験生から夜間のロースクール進学などの相談を受けることが増えてきました。

良いことだと思う。

最終的にどうするかは別として「せっかくの選択肢」なんだから吟味に吟味を重ねて欲しい。「努力」は勉強することだけじゃないです。
— 矢島直（司法試験講師、BEXA、SFA） (@igXCMr5VXYsLNoz) December 6, 2023

R6予備論文の前にBEXAの矢島先生という方が、ロー進学は結構リスクがあるぜみたいなポストをしていました（上記ポストとは違うポストです）。

そうなんですよ、ロー進学は自分にとってはリスクしかないと思っていました。機会費用（900万円）、学費免除がなけれな2年間で約200万円、留年リスク、失権リスク、病気や親の介護で学習を続けられないリスク、受験資格を得たのに忙しい部署に配置になって受験資格を潰してしまうリスクなど、自分にとっては、リスクしかないのが法科大学院への進学という選択肢でした。

ただ、去年から在学中受験が始まり、法科大学院に在学中に司法試験に挑戦できるのは時間的に1年間短縮でき、時間的な節約の側面はかなり利点が大きいです。

実は、役所の同期の職員が同法科大学院に行って、令和6年の司法試験を受験しています。短答の点数を聞くと130点を超える点数を取っていたので、おそらく今年合格するのではないかと思います。

予備試験は、試験会場が沖縄にはなく、短答や論文と沖縄から県外にいかなくてはならず、試験会場までいく負担が結構ありました。また、9月は例年、台風により試験会場までいけるかひやひやしながら受験していました。この点、司法試験は令和5年度試験から沖縄にも試験会場が設置されていることから、このような負担をしなくて済むのは大きな利点です。

どちらにせよ、上記琉大ローで、既習者試験合格、学費全額免除を取らなければ、次の選択肢もありません。そのため、次の選択肢を増やすためにも、令和6年11月9日（土）の琉大ローの既習者試験B日程を受験します。

渉さんほか、コメントされた方、本当にありがとうございます🙇‍♂️

腐って辞めるよりも、最後まであがいてみたいと思います。

予備試験撤退から、琉球大学法科大学院受験を決意！合格への道は険しいが、最後まであがいてみる。