茶色い晩御飯

茶色い晩御飯

茶=男27歳 水=女27歳 ふー=女28歳 ピ=女29歳

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チャイロ『『かさ地蔵』って知ってる?』

水色『雪の酷い日に、傘を売りに行ったお爺さんが、売れ残りの傘をお地蔵さんにかけて帰った話しだよね、
寒くないようにって
そんで次の日の朝、
家の前にごちそうなどがわんさかあったんだよね』 

ふーちゃん『そーなんですっ!』

ピンクッチ『(カビラ・ジェイ?)』

ふーちゃん『しかも『マッチ売りの少女』の時みたいに、また年末なんですよ、
正月食べるモチも買えないほど貧しいので、町まで傘を売りに行くのです』

チャイロ『年末に貧しいと悲しさ増すよね、
最近雪が降ったりでスゲー寒いやん、現代に置き換えると…何に傘をかけたら次の日の朝玄関にごちそう来るかね?』 

ピンクッチ『現代もお地蔵さんたまに見るやん』

水色『最近は屋根つきのとこにいる気がするね』

ピンクッチ『野性の感じしないね』

ふーちゃん『屋根無くても野性のイメージはないですよ、お地蔵さんに』

ピンクッチ『飼い慣らされてるから贅沢になれてて、傘ぐらいじゃダメだろうね』 

チャイロ『カーディガンぐらい着せる?』

ピンクッチ『いやいや、今は飼われてキバを抜かれた感じだけど、
昔は荒かったわけだから、カーディガンはないよ』

水色『何の話し?お地蔵さんだよ
やっぱりお地蔵さんも昔からあるけど、現代では頭がツルツルなのは恥ずかしいんじゃない?』

ふーちゃん『カッコイイ帽子かぶせますか?』

ピンクッチ『イヤイヤイヤイヤ✋
ハゲてるおじさんに帽子あげても、ご飯おごってくれないやろ?』

チャイロ『人によるんじゃない?』

ピンクッチ『イヤイヤ怒るね、ハゲのままでいるって事は野性って事だもん。』

水色『え?(また出た)』

ピンクッチ『カツラかぶってる人は飼い慣らされたハゲの人なのよ、
だからカツラの人なら帽子喜ぶよ』

ふーちゃん『じゃあ野性には何をあげればいいのかな?』

ピンクッチ『野性は山で鳥とか捕まえて生でバリバリ食べるからね~、
バリバリいくと口のまわりとか手が血で汚れるから…


ウェットティッシュかな』 

チャイロ『街で口のまわり血まみれの人見た事ないよ』

水色『見かけたらその人がお地蔵さん?』

ふーちゃん『違いますよ、
ゴチャゴチャしてますが、その人はただのハゲの人です』

水色『え?じゃあ野性のお地蔵さんは?』

ピンクッチ『街にあるお地蔵さんに暖かそうな帽子をかぶせといて、それをコソコソ取りに来て、かぶる奴がいたらそいつが野性のお地蔵さんだよ
それが野性のお地蔵さんを捕まえる方法』

ふーちゃん『じゃあかぶして見張りますか?』

水色『そうだね、現場おさえたら恥ずかしくて、何かおごってもらえそうだね』

ピンクッチ『

『テメー!野性の地蔵だなぁ!!!』

って怒鳴りつけてやろう』

水色『…』

チャイロ『…』

ふーちゃん『ポカーンってされませんか?』

チャイロ『何この話し?野性の地蔵さんの捕まえ方になってるね』

水色『暴れないかな?
飼い慣らされてない、山で鳥とか捕まえて生でバリバリ食べてるくらいワイルドな奴だよ?』

ピンクッチ『今は野性だけど昔はハゲてなくて、飼われてた可能性あるから、優しさに弱いと思うんよね、
だからチャイロが抱きしめて

『ヨーシヨシヨシ大丈夫だぞ~、怖くない』

ってナウシカみたいにやれば大丈夫』 

水色『首筋噛まれるよね』

ピンクッチ『エロス♪』

水色『イヤイヤ、エロくはないから』

ふーちゃん『チャイロが知らないハゲたおじさんに首筋噛まれてたら、なかなかの変態プレイですよ』

水色『怖いね。気を使って2人にしたくなるね』

ピンクッチ『それでも抱きしめて『…大丈夫、怖くないから』って言ってやって』

チャイロ『これ傘地蔵の現代版の話しだよね?
ごちそう食べれんの?』

ピンクッチ『大丈夫だよ、国が国なら結婚もできるよ』

チャイロ『マジ?


とうとう?!』

ふーちゃん『これは結婚の方法だったんですね♪』

水色『おめでとう♪』

チャイロ『ん?ハゲたおじさんと?』

ピンクッチ『しかも野生だぜ』