いつものごとく図書館で本を予約して借りてきた。

 

概ね子どもの本だけど、その中に「イアンのばか」があった。

 

(名作だからご存じの方も多いと思うが、私にはピンとこなかった。)

 

なぜ自分がこれを予約していたのかわからないけれど、

 

何かを見て、子どもが読んでも面白そうだと思ったはずの本なのだ。

 

だってすごいタイトルでしょ。

 

「イアンのばか」だもん。

 

 

早速借りてきて、作者を見ると、トルストイではないか!

 

う~んと昔に「アンナ・カレーニナ」なんかを読んだ記憶が蘇ってきた。

 

しかし、私の残念なところは、

 

それなりに本を読んできてはいるが、大半の内容を忘れていることだ。

 

「私のばか」

 

 

トルストイもまた、確か良かったなぁ・・・くらいの印象しか残っていない・・・

 

トルストイさん、申し訳ありません。

 

 

それはさておき、

 

こんな高度な本をうちの子が読めるか??

 

と思い、とりあえず読めるかどうか自分が先に読んでみようと思った。

 

タイトルこそ「イワンのばか」だけれど、

 

借りてきたこの本の中には、短編がいくつも入っている。

 

イワンのばか

人は人で生きるか

人には多くの土地がいるか

愛のあるところには神もいる

ふたりの老人

三人の隠者

 

読みながら私は多くのことを考えた。

 

読み手によってどう感じるかはそれぞれだと思うけれど、

 

私はやっぱりトルストイが好きだと思った。

 

心を見つめ直し、更に心があらわれるような気がした。

 

そして、子どもに是非読んでもらいたいと思った。

 

 

先週までの猛暑が嘘のように、急に秋の気配を感じる今週。

 

是非、秋の読書に「イワンのばか」を加えてみてください。