最近、いろいろな本積本を読む中で、
何度も目にするのが「因果の法則」。

「因果の法則」とは、
その字の通り、原因と結果の法則です。

必ず何かが起こるとき、
それが引き起こされている原因が存在するというもの。

ただ、私が残念に思ったのは、
自分に降りかかる災難や困難は、
自分の過去の行いに対する戒めや学びのために起こるものであって、
自分の力で乗り越えよう、何とかしよう、
とすれば上手くいくはずだと思っていたことです。

しかし、私がこれまで読んできた本を通して感じたことは、
自分自身のことではなく、
自分がこの世に生まれてくるにあたり関与してきた人物の行いなどが、
今生きている自分に結果として降りかかってくることです。
そして、自分自身の行いが原因として、後世に結果が降りかかるということ。

私自身人間である限り、
100%人に恥じないよき生き方が出来たとは言えないかもしれませんが、
少なくとも自分なりに人として恥じない生き方をしているつもりです。

ただ、どうしようもない力が誰にでもかかっていることを感じ、
ある種の残念な気持ちと、
魂の怖さを知ったような気がします。

どこまでが本当で、どこまでを信用するかは人それぞれ。
ただ、周りへの感謝の気持ちと、素直な気持ちを持ち続けることが、
自分の、前世の、後世の人生においてやはり重要だということ感じています。

何か後ろめたい事をしようとしているとき、

何か心にわだかまりがあるのに行動しようとしているとき、

「因果の法則」
というたった5文字の、とてつもない重さを考えて行動すべきだと思います。

一瞬の快楽や憂さ晴らしのために、
人生や次の人生を犠牲にすることは、
本当に惜しいことであり、虚しいことだと思います。

何か困難にぶつかったとき、
何か幸運にめぐり合えたとき、
「因果の法則」
というたった5文字の、
大きな意味を考え感謝することを忘れないべきだと思います。