読書感想文が続きますよ。
桶川ストーカー殺人事件にて、警察の怠慢を世の中に知らしめ、犯人逮捕と被害者の名誉回復に貢献したジャーナリスト清水潔氏の著書。
北関東を舞台とした幼女連続殺人事件(未解決)の取材を通して見えた真実。
またしても警察のご都合主義と、そこから引き起こされた冤罪逮捕(足利事件)の全貌。
冤罪による逮捕故に起きてしまった第5の殺人と、それを隠そうと不穏な動きを見せる警察の姿。
何というか、素人が聞いても呆れてしまうような事が多すぎて、誰のための、何のための警察なんだろう?と情けなくなってしまう。
自分の身近で起きたことでないにせよ、恐ろしいとしかいいようにない。
読み終えたあとは、ホラーを読んだ後よりも、後味の悪いものだった。
それにしても、このような本物のジャーナリストがいて、真摯に事件に向き合い、疑問を提起してくれるのは本当に意義の有ることだと思う。
知ることが出来て、私は良かった。
ちなみに、著者は真犯人に目星を着けており、それを警察にも情報提供している。
そして、残念ながら、警察は動いていない。
それは先の冤罪逮捕によるところが大きいのであるが、積極的に逮捕したくない様にも見える。
とにもかくにも、今後の動向を興味をもって見守りたい。
これは明かして良いのか分からないけれど……。
この本のレビューを見て知ったのだが、先日『文庫X』として表紙やらタイトルやらを黒い包みで隠して販売された本がこの本だったようで、普段こういう本を読まない層にも読まれたとの事。
そういう売り方も面白いわね。
