良い編集さんに出会えてるかどうかで、全然前途が代わるし、日の目の出方も異なってきます。
その編集部さんを選定しにかかるのも、大胆さと慎重さが両方後々まで波及しもします。
さりとて漫画家側だけが猛進して進める世界ではなく、まさしくタイヤの両輪に「片方漫画家」「片方編集者さん(その大枠に編集部さんの意向)」の世界です。
編集さんのいってる通りだけが万全でもなく、編集さんの言い分が聞き受けられないのも相応な負い目も囲います。
ざっくりいえば、よほどの漫画家としての突出した人でもなければ、編集さんの影響を受けぬやりようも、当初はないはずです。振り回されもするでしょう。
挙げ句、それに馴染めたからということが、必ずしもメリットにも安泰にも近づけず、存外、編集部内の毀誉褒貶(きよほうへん)はそれなりに起こりますし、その余波を受けずにはすみませんし、表沙汰にそれが出ることもないわけです。潰れるときには潰れるし、立ち向かっても掲載がマストでもないことも起こりえます。むたいに頻繁に起こります。
それっくらいのとこで右往左往してらんないくらい、「いいから次を描け」と言われたりもします。
得を得るまでに相当力努力しようとも、損なったり、実損を伴う目にはすぐに出くわすので、「なんだったんだろう・・あの時間は・・・」も囲います。
漫画家ってのはメンタルにおいて、タフにならざるを得なくもなりますし、強靭化すれば感性が劣りだしたりもする際なので、パラメータの初期設定が、重要なんスよ(by マミミ @ フリクリ)。
ざっくり言うなら「サラリーマンと同じ葛藤はここにもある」な景色です。
夢を壊すようですが、某全国区のアニメ専門学校内で、なによりも先ず「一般教養と常識」をば生徒さんに吹聴するのは、実に慧眼です。
生徒さんが「そんなの・・・今更・・・」と思うのは分かるんですけど、そこに左右される職業に向かっているのだよ?は侮らないほうがいいのです。
さりとて「そこに秀でた才覚」を得ても、大成するわけでもないです。
一般教養、だいじなのよね。マナーもね、うん。