きまぐれぱんだのひとりごと -33ページ目
変化のない日常
あいかわらず、時間だけは無情に過ぎていき
同じようにあわただしい日常は繰り返されている
でも確実に何かが違う内側の静寂
無限の宇宙のどこかで繰り返されている爆発と新生
ものすごい速さで私の細胞も生まれ変わる
繰り返される死滅と誕生
繰り返される破壊と創造
相反するものを同時に体験している不思議
この感覚ってなんだろう
はじめてなのに
なんだかとても懐かしい
知っているのに
未知なるものにわくわくしている
喧騒と静寂を同時に体験している不思議
私は私を孕んで
ただじっと月が満ちるのを待っている
穏やかなあわただしい日常の中で
子供のころ、「無」になりたいと思っていた。
自分が存在している世界がしっくりこなくて
自分が存在している事が申しわけなくて
自分を消したいと思ったけれど
それは「死」ではなかった
その想いは、死ぬ事では解決しない
存在そのものにたいする想い
ただ漠然と「無」になりたいと思っていた
「無」にあこがれていた
自分の存在が認められず
自分の存在を消したいために
「無」になりたいのだと思い込んでいた
人生の半分を過ぎて
なりたかった「無」は違うものだったと気づいた
消したかったのではなく広げたかったんだ
もっと大きなものに
ただそこに在る「無」
なにもなく、すべてを内包している
ただそこに在るもの
なにものでもなく、すべてであるもの
古くから言われていたことの意味と
私が目指したいものが
少しだけわかった気がした
時間の流れが加速している外側
1日があっという間に過ぎていく
何にもしていないのに
あっという間に過ぎていく1日
それとは裏腹なとても穏やかな内側
果てしない水平線の向こうまで続いている凪
ただ静かに
そこに在る
ただ在る
何をするわけでもなく
何をしたわけでもなく
何も変わらないのに全く違う感覚
何もないのに
誰もいないのに
満たされている
何もないことの圧倒的な安心感
ただそこに在る
ただそれだけの満足感

