時は1970年代の終わり。80年代が見え始めてきた頃の話。
社会現象を巻き起こした「ピンクレディー旋風」も翳りが見え始めて、もはや2匹目のドジョウすら現れなくなった頃、突如として現れた「2代目バスボンガール」と呼ばれた、早坂あきよ、小西直子の2人組。
当時のアイドルとしては異例の、170cmオーバーという高身長が世間の注目を浴びた。
2人組の名前は「BIBI(ビビ)」と言う。
当初は「資生堂バスボン」というシャンプーのイメージガールとして出てきたのだが、それがいつの間にかレコードデビューまでしていた。
正直な話、歌唱力に関しては全くお話にならなかったが。
そんなBIBIの3枚目のシングルが「赤い傘」である。
ミディアムテンポのマイナーコードの曲ではあったが、当時小学4年生だったオイラの耳にはとても心地よい曲だったことだけは覚えている。
BIBIとしての活動は2年足らずであったが、インパクトだけはあったような気がする。
高身長ということでは、のちに中島はるみが受け継ぐことになるが、BIBIの残したインパクトは、コアなアイドルファンには印象的であっただろう。
☆赤い傘/BIBI(1979年) 作詞:松本隆 作曲、編曲:穂口雄右









