生観日記(奈落の罪 ~自己を見つめて~) -10ページ目

生観日記(奈落の罪 ~自己を見つめて~)

人間とは何か?正解はあるのか?悪と共存する私の心は果たして救われるのか?自己を被写体として筆を綴った日記。ひしげる心、メンタル面の変化を見つめ、死後も何かを訴え続けたい。



令和5年(2023年)12月31日(日)
私にとって、人生を大きく変えた令和5年が
あと数時間で終わろうとしている。2月10
日の午前10時20分に母が83年と11ヶ
月+8日の人生の幕を降ろして、仏界の途に
旅立った。

唯一の家族を失った私だが、私自身もまた、
とうに人生の折返しコースを過ぎて、死に向
かって加速度をつけている。人間は必ず死ぬ
し、大切な家族を失った経験がない人間は0
である。皆が必ず通る途である。

(文京区、真言宗豊山派護国寺大仏様)

生の終わり方は様々である。母を含めて高齢
者で疾病により亡くなる場合、交通事故によ
って亡くなる場合、地震等の自然災害で亡く
なる場合、或いは犯罪によって亡くなる場合
。皆それぞれ違うが間違いなく人間は死ぬ。

考えて見れば、私の日記を振り返っても人間
の生死についてかなり時間を割いて書いてい
るし、否、寧ろ日記の本当のテーマは死生観
の探求と言っても過言ではない。第357号
以降しばらく過去の日記を転記するのをやめ
ているが、母の病状が悪化した為にそちらを
中心に書いて来たが、令和6年からまた転記
を再開したいと思う。

しかし、令和5年は母の死去、引越しなど私
の身の回りばかりか、日本社会も激動の一年
だったと思う。ロシアとウクライナの戦争は
継続され、パレスチナ(ハマス)とイスラエ
ルの戦争が始まり、国内ではあらゆる組織の
不正が明るみに出て崩壊して行った。大きな
ところでは芸能界のジャニーズ事務所による
性加害、陸上自衛隊女性隊員ヘの性暴力事件
、宝塚歌劇団のイジメ問題、そして年末に来
て吉本興業所属の松本人志による性暴力疑惑
。更にはLGBT理解増進法なるものの施行
、少しずつ進む男女の心の分断、自民党の政
治資金パーティーを巡る政治資金規制法事件


確かに、これまで臭いものに蓋をして来た問
題が表に出て、少しずつ正しい方向に社会が
進んでいる気もするが、その過程で社会や組
織、人々は大きなこれまでの価値観を転換し
て行く覚悟が必要になるだろうと思う。人に
よっては耐えられずに命を捨ててしまうこと
もあるかも知れないが、そんな嵐が過ぎ去れ
ば必ず晴々とした陽射しが心に差すだろうか
ら、命を捨てることは一先ず後回しにして欲
しいと思う。

(川崎大師の観音様)

話しを戻すが、母が仏界の途に旅立った為に
、菩提寺(真言宗豊山派)の総本山である奈
良県桜井市長谷寺に参拝した。その他、京都
の東寺、興福寺、東大寺、三十三間堂、智積
院にも参拝。

(東大寺、奈良の大仏様)

2月に母が旅立った後、6月には菩提寺の住
職も遷化してしまった。その為、総本山には
母と住職の戒名、法名で般若心経を写経した
ものを奉納させて頂いた。私の宗派は真言宗
と言って弘法大師空海(お大師様)がいて、
新義真言宗を立ち上げた中興の祖に興教大師
覚鑁上人がいて、豊山派を立ち上げた派祖に
専誉僧正がいる。

長谷寺には専誉僧正の御墓が奥の院にあるが
、本堂から奥の院に向かう途中に誰にも気づ
かれず通り過ぎてしまう場所に無縁碑なるも
のがある。私は立ち止まりお線香を供えた。
私が死んだら私の魂は是非この場所を中心に
活動したいと切に祈った。私の場合、死体は
法令に基づき役所によって火葬され、遺骨は
ホームレスの人々と同じ骨壺にごちゃ混ぜに
なり、何処か知らないお寺に埋葬されるだろ
う。身寄りのいない私の遺骨は正直ゴミ同然
だと思うのだ。ホームレスの人も様々な人生
体験を終えて、ようやく仏道の世界へと旅立
つのだから、肉体の抜け殻である遺骨に執着
はしないだろう。一方で空気となった私の魂
は誰にも御迷惑をかけることはなく、この奈
良県のお山を参拝する人々に対する安全と幸
せに寄与出来る存在でありたいと思うのだ。

(奈良、長谷寺専誉僧正の御墓)

簡単であるが、令和5年の日記を綴じたいと
思う。下の写真は現在私が所持する振分念珠
である。喪中の為に正月のご挨拶を省略させ
て頂くことをお詫びして終わります。来年も
宜しくお願い致します。ありがとうございま
した。

1 星月菩提樹 尺寸念珠
母の棺の前で手を合わせた念珠、基本的にあ
らゆる場所で使うメインの念珠
2 浅草寺仲見世で購入したプラスチック念珠
プラスチック製ではあるものの、何となく私
の手に馴染むので仏壇備付けの日常お勤め念
3 特注 屋久杉念珠
私の手の大きさに合わせて作って頂いた樹齢
1000年以上と言われている木目が美しく
屋久杉の匂いが特徴のみかん玉念珠
4 白檀の尺寸念珠
非常に安らぎある白檀の匂いが特徴の念珠で
普段使いと同時に御守り的な念珠
5 水晶の念珠
最強の念珠だとその筋の人が言う水晶の念珠
で、まだキチンとこの念珠でお勤めしたこと
がない。来年はもっと使いたいと思う
6 ヒノキ尺三の念珠
こちらも1番同様に母の棺の前で御経を読ん
だ時に用いたヒノキのみかん玉念珠、仏壇の
経机に常に置いてある日常使いの念珠
7 槐(えんじゅ)尺二念珠
玉の色が濃い茶色なので、落ち着いた雰囲気
を醸し出している。寺院参拝や菩提寺の墓参
りで頻繁に使う念珠
8 尺三の一位念珠
常緑樹の一位木念珠で、一位という縁起をか
ついでいる。非常に美しく明るい木目が印象
的、尺三みかん玉なので擦った時の音がとて
も良い念珠、1番の念珠同様にメインとなる
念珠
9 日蓮宗系の念珠
真言宗が私の宗派だが、日蓮宗の人に大変お
世話になったという点と、母方の祖母の実家
が日蓮宗のお寺だったという縁があり、日蓮
宗の念珠も所持している

つづく

(毎日新聞記事 令和5年11月1日付)

(日テレNEWS 令和5年11月3日付)

※この記事は即効性が必要なので誤字脱字や
改稿などは随時重ねていることをご承知下さ
い。すみません。

令和5年(2023年)11月4日(土)
今、日本も巻き込まれて第三次世界大戦へと
向かおうとしていると言われている。そんな
中、若い日本国民は旧ジャニーズ事務所など
芸能界の問題や、東京都江東区長など相変わ
らず政治絡みの不正問題で耳目を集めている

確かに芸能事務所とマスメディアの癒着は由
々しき事態だが、消費増税や物価高、インボ
イス制度による更なる中小企業の倒産、自死
など暗い話題ばかりの中で、優先されるべき
課題を精査する必要はあるだろう。

かつての敵であったマッカーサー元帥が当時
「米国の民主主義が45歳だとしたら、日本
の民主主義は12歳の少年だろう」と言った
。これが誤訳され日本人の精神年齢が12歳
と言ったことになっているが、それも無理は
ない。しっかりと日本国民の生活を最優先に
した政策を実現出来ない政治家と各省庁の役
人では、今、生きている日本人が全て死んだ
としてもこのまま米国の、否、戦勝国の属国
で終わる気もする。

(西日本新聞から引用)

中東情勢で世界のパワーバランスが大きく変
化している昨今、未だにバラエティー番組を
観て笑い、グルメ番組を観て何を食べようか
と呑気な話しをしているオッサンやオバさん
。それも無理はない。中東地域と言っても、
フツーの日本人にはピンとこない。中国だの
韓国だの北朝鮮やロシアといった隣国ならば
様々な懸案事項がある為にいくらか関心ある
国民もいるが、中東は日本から遠い国でしか
ない。

しかし、特に石油の輸入の約85パーセント
が中東からである。中東が混乱すればガソリ
ン代が値上がってしまう。とても他人事とは
言えないというのが現実だ。ところが、世界
のマーケットは石油の買占めは行われておら
ず、原油の目立った高騰もない。これをどう
見るかだ。

さて私自身、20代後半で初の海外旅行がエ
ジプトだったが(過去の日記でブログにアッ
プ中)それだけのことであり、今まで何処か
ら何処までが中東地域なのかさえ知らない素
人だ。そんな私が『ハマス・イスラエル戦争
』で少しは中東を理解しようと試みているわ
けだ。何故ならば悲しいかな、今回の紛争が
日本を巻き込んだ『第三次世界大戦』に発展
する可能性が極めて高いと判断したからだ。
一言で『中東』と言っても曖昧なのだが、我
が国の外務省によれば、
1 アフガニスタン
2 アラブ首長国連邦
3 イエメン
4 イスラエル
5 イラク
6 イラン
7 オマーン
8 カタール
9 クウェート
10 サウジアラビア
1 1 シリア
12 トルコ
13 バーレーン
14 ヨルダン
15 レバノン
の計15カ国とイスラエル・パレスチナ自治
区を含めて中東と言っている。

令和5年11月現在、日本政府の立場はパレ
スチナを国として承認していないが、国連で
は承認している。そうすると上記で分かるが
エジプトは中東ではないわけで、いずれにし
ても、日本の石油と液化ガスはこの中東、特
にサウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタ
ールなどから輸入しているのだ。日本の燃料
依存国は中東なのだから、中東情勢は他人事
ではない。

私が中東について調べるにあたり、一番分か
りやすかったのが茂木誠氏、松島修氏、飯山
陽氏、海沼光城氏、山口敬之氏の5人であっ
た。後は説明が難しくて分からない。この5
人の解説を部分部分取り入れて私の考えとし
たい。

先ず、この紛争は、
『武装勢力ハマス🆚イスラエル』
という構図だ。

直近で2023年10月7日に、
『パレスチナ武装勢力のハマス』
が国境を超えてイスラエルを攻撃、宣戦布告
した。この武装勢力ハマスの裏にはイランや
カタール、トルコ、中国、ロシア、北朝鮮が
存在しているとも言われており実質的には、
『イラン🆚イスラエル過激派組織』
とも言い変えられる。


ハマスの起源はエジプトのテロ組織と言われ
ていたが、実質的にはイスラエルが関与した
という見方が大半だ。要は敵の敵は味方だっ
たというオチである。因みに最近報道されて
いるガザ地区の地下トンネル、あんな大規模
なものをハマスが計画、設計、工事が出来る
はずもなく、おそらくはイランなどが協力し
ていると言われている。

このパレスチナ武装勢力ハマスであるが、
3つの顔を持つ。
1 イスラム抵抗運動ハマス(政党)
2 慈善団体(ダワ)
3 軍事組織(IAAC)

ガザ地区の政治はかつてはハマスが統治して
いた。また、ハマスの中にあるダワがガザ住
民に対して水だの食糧だの病院だの学校とい
ったインフラ整備もしていた。従って、ハマ
スがガザ住民から一定の支持を受けていたの
も事実だ。

実際、2006年のパレスチナ立法選挙でハ
マスが過半数を超える議席を獲得している。
但しインフラ整備を表の事業で、裏では貧困
層への期待値を上げておき、左派的な過激派
運動に参加させる目的があるとも言われてい
る。今ではハマスの人気は低いだろう。

このハマスの成立には前段があり、パレスチ
ナのイスラエルからの解放を目的とした政党
(ファタハ)が成立し、その指導者として、
『PLOのアラファト議長(写真参照)』と
いう人物が就いた。

アラファト氏は当初、イスラエルに対して強
攻姿勢であったが次第に軟化し、イラクのフ
セイン大統領との交流や米国との交流で和平
への途を模索しながら、1993年9月に米
国のクリントン大統領の立会いにより、
「パレスチナ暫定自治合意」
調印した。これを、
『オスロ合意』
と呼ばれている。要はイスラエルの中にパ
スチナの自治区を置くという共存の妥協案を
選択た。それがガザ地区などと呼ばれてい
る場なのだ

当時はこれが最大の譲歩だったが、どんなこ
とをしても一部のパスチナ人やイスラエル
人も批判する勢力は存在する。その一つがパ
レスチナ側の過激派勢力、
『ハス』
である。アラファト議長のバックには、
連(現・ロシア)
アラブ諸国
イラク
という3カ国がいた。

(パレスチナ国旗)

(PLOのアラファト議長)

(イスラエル国旗)

さて、ハマスの先制攻撃を受けてイスラエル
軍はその反撃としてガザ地区のアルクッズ病
院付近に空爆を行い、その結果、多数の患者
や住民約500人が死んだとされるが、この
ことで人道的理由からイスラエル軍に対して
非難がされたが、考えて見れば、長い長い歴
史を遡れば私のような日本人には想像もつか
ない人種問題が横たわっていた。

パレスチナ武装組織ハマスの先制攻撃以前に
、特に過去76年間、パレスチナ人はイスラ
エルの一般人、イスラエル軍部、イスラエル
の右翼武装組織等から無差別虐殺をされてい
たと言う。その数は相当数に上るらしい。私
のように情報が限られた中では偏った認識に
なりがちで、ハマスの先制攻撃が悪いだの、
イスラエルの長きに亘るパレスチナ人に対す
る虐殺行為が悪いと言って、どちらか一方に
対して善悪二元論で評してしまうが、それは
間違いなようだ。何がどうであれ、テロによ
る一般人への殺害行為は許されないのだ。

イスラエルの病院攻撃の病院施設は仮の姿で
実態はハマスの武器倉庫、軍事基地だから攻
撃対象なのだと言う。攻撃前に住民には避難
をするよう何度も警告を行った上での空爆だ
とされていて、寧ろハマスが入院患者や付近
住民を人間の盾にしているとも言われており
、実際はどうだったのか知る由もない。

また、米国は国内でこの問題を複雑な思いで
聞いていると言う。それは米国にも沢山のユ
ダヤ人がいて、FRBの関係者にも多いだろ
う。従って、戦争屋は別としてもどちらかの
味方になって支援することは控えているのも
納得出来ることではある。

上記のイスラエルの国旗の上下の水色ライン
は、ナイル川とユーフラテス川であり、この
間がイスラエルの土地だという神からのお告
げだとされている。

11月3日現在、パレスチナ保健省によると
イスラエルの空爆によるガザ地区の死者は少
なくとも9025人に上り、負傷者は2万2
000人を超えたという。

そして、この戦争は歴史的に見て、
『大イスラエル国家樹立』
に向けての妥協の不可能な果てしない戦いで
あることを認識しておかねばならない。

歴史戦と言えば概ね右派の存在が挙げられる
が、これは

イスラム過激派ハマス(ヒズボラ)🆚
イスラエル過激派シオニスト

なわけである。これは『旧約聖書』の通りに
動いている証拠でもある。旧約聖書では神が
大イスラエル樹立をイスラエルに与えた約束
事だと説く。大イスラエルというのは下図の
赤枠内の地域を指す。エジプトの一部、サウ
ジアラビアの半分、イラクの一部、シリア全
域、トルコの一部だ。


その約束事を自分たち(過激派)の手で取り
戻す為に戦い続けている。要は、領土争いが
この戦争の全てである。問題は、ハマスやイ
スラエル軍というのは役者であり、この戦争
の脚本と監督が実際は誰なのか?という疑念
もある。元ウクライナ大使だった馬淵澄夫氏
はこの戦争をグローバルユダヤ🆚ナショナリ
ストユダヤとも表現し、いわゆる善悪二元論
では本当の姿は見えないと言う。

現在はパレスチナ自治区地中海東岸のガザ地
区で激しい戦闘が行われている。このガザ地
区に住んでいる人々は、ガザに接しているイ
スラエルとエジプトとの間で往来が規制され
て、各種手続きを経ないと行き来が出来ない
。しかも現在は戦闘下であり、むやみに町に
出れば空爆や敵の兵士によって殺される。但
し、これまで日本のマスコミが報道するよう
な高い塀があるからと言って監獄のような場
所というのではなく、イスラエルの正規手続
きでビザ申請をすれば出稼ぎ労働者としてや
観光旅行で入国が出来るとも言われている。

シオニストと一言で表現するが、これはパレ
スチナにユダヤ人の民族的拠点を設置しよう
とする思想運動をシオニズムと言い、それを
目指す人々をシオニストと言う。早い話、パ
レスチナにユダヤ人の国家を作る運動のこと
である。問題は、こうした運動をするイスラ
ム教の人々の複雑さにある。特に私のような
素人に中東問題の複雑さを理解するにはかな
りの労力が必要だし、学歴や能力の器も低く
小さいのだからややこしい話しは拒絶してし
まう。そこで、小学生でも理解が出来るよう
に説明してくれる専門家やジャーナリストの
存在は有難い。

ジャーナリストの佐藤章氏によれば、イスラ
ム教と言っても2つの組織があり、これを
『シーア派』
『スンニ派』
と言い、この2つの組織は互いに敵対関係に
あるようだ。シーア派にはヒズボラという武
装集団が、スンニ派にはハマスやイスラム聖
戦という集団がいて、普段は敵対関係なのだ
が、対イスラエルという段階では共に協力す
ると言う。私の菩提寺は真言宗豊山派である
が、真言宗には他に智山派もあれば醍醐派も
あったり、高野山真言宗、東寺真言宗もある
。昔は色々あったが、現在では共に友好関係
であり、年に一度は高野山にて全ての派閥の
選抜された若き僧侶が集まり、親睦を行って
いる。要はイメージとして、イスラム教にも
派閥があるということだ。違うのは、それぞ
れが武装組織ということだ。

(YouTube 一月万冊から 佐藤章氏)

もう一つ分からないことは、ユダヤ教だのキ
リスト教だのイスラム教と、それぞれが混在
していて、頭がこんがらがるのだ。そこで、
こんなことだろうと私なりに考えると、日本
の日蓮宗という大宗教がある。日蓮大聖人の
教えを説き実践している。この日蓮宗がある
一方で、ここから日蓮正宗が生まれ、日蓮正
宗から創価学会が生まれた。これに似た感じ
で、キリスト教もイスラム教も元はユダヤ教
から出来た宗教であり、教典も旧約聖書であ
る。ユダヤ教には3つの派閥があり、
『サドカイ派』
『パリサイ派』
『エッセネ派』
というが、この中の少数派だったエッセネ派
の中に「イエス・キリスト」という人物がい
たそうだ。そこからキリスト教が誕生し、そ
の後にユダヤ教とキリスト教をミックスして
誕生したのがイスラム教である。問題は全て
一神教だということ。一つの神を信じること
が唯一であると説く。ユダヤ教は古代イスラ
エルの『ヤハウェ』を信じ、キリスト教はそ
の名の通り『イエス』を信じ、イスラム教は
『アッラー』を信じている。他の宗教を信じ
ることは許されないのだ。私のように真言宗
豊山派でありながら、浄土宗増上寺や浄土真
宗本願寺派築地本願寺、日蓮宗池上本門寺、
天台宗浅草寺、靖国神社に参拝して御朱印ま
で頂くというのは彼らからしたら頭がオカシ
イのではないかと思うのではないか。

一神教は、
『選民思想』
『優生思想』
が殆どであり、その宗教を得た者は神様から
選ばれた数少ない人間であり、その優れた者
だけが生き残るべきだとしている。そこから
争いが生まれてしまうのだろう。

さて、この『大イスラエル樹立』であるが確
かに旧約聖書にて神がイスラエルに与えた領
土の約束事ではあるものの、一般のイスラエ
ル人が全て大イスラエルの実現を望んでいる
わけではない。一部過激派(シオニスト)と
いうイスラエル原理主義者によって行動して
いるに過ぎない。

一般人は「神がそう言っているなら自然な形
で神様に任せるべきだ」と思っている。従っ
て、イスラエル国民の全てが過激派(シオニ
スト)を支援しているということではない。
戦争など望んでいない国民が大多数なのだ。
現在、イスラエルの中のユダヤ人同士で激し
い分裂が起こり、警察が厳しい取締りをして
いる。同じく一般のパレスチナ人も戦争など
望んでいないのだ。

しかしイスラエル国家の現在の首相はリク
ード党の『ネタニヤフ氏(下の写真)』であ
り、彼はいわゆる右派の政治家である。そこ
に「宗教シオニズム党」と「ユダヤの力」と
いう極右政党と2022年12月29日に連
立内閣を作り、パレスチナとの戦いを醸成さ
せる政策を実行していく。
(現・イスラエル首相、ネタニヤフ氏)

どうしてイスラエル(ユダヤ)国民の大半が
戦争を望まないのに、こんな政権が出来てし
まうのかと言うと、端的には『ユダヤ暦』が
そうさせている。だが、穏健なイスラエル人
もいれば、過激的な人もいる。従って、上記
で述べたようにイスラエルでは国内分裂が起
こっている。

ユダヤ暦では7年周期で金融危機(リーマン
ショックなど)特に株価が暴落するとされて
いる。この時季、ゴールドが高値で取引きさ
れているのも7年周期でやって来ているから
だ。今、私が住む近くのストアーのエントラ
ンスホールに「あなたの金(ゴールド)を高
値で買取ります」という特設会場が置かれて
いる。

話しを戻すが、7年の7回、7✕7=49に
1年を足して50年でリセットするそうなの
だが、この50年目の年は、
『ヨベルの年』
と言われている。

領土・土地が元の所有者に戻る年とされてい
る。これに倣って、イスラエル国民も、深層
心理の中で複雑な想いが絡み合い右派連立内
閣を期待してしまったのかも知れないと私は
勝手に想像している。

問題は『ヨベルの年』だけに留まらず、旧約
聖書の『エゼキエル書』というのも不気味に
存在している。昔、ノストラダムスの大予言
なる本が売れたが、事はそんな『ムー』のよ
うな空想の世界ではなく、ユダヤ人が旧約聖
書によって実際に起こしている現実的な世界
なのである。言ってみれば世界の歴史はイス
ラム、ユダヤ人の世界観で動いているのだ。

日本人に極めて分かりやすくイメージしても
らうとしたら、創価学会の会員らが選挙で同
志である公明党立候補者を当選させるべく精
力的に活動することが、自身の功徳や回向と
なり、同志や地域、国家も幸せになると考え
ていることに似ている。このように、世界の
金融も世界に散らばっているエリートユダヤ
人によって差配されているのだ。ユダヤ人も
沢山の系統がいて、有名なのがイギリス人の
ロスチャイルド家という人たちだろう。ロス
チャイルド家はその後に米国と強く結びつき
、遂には米国ドルを司るFRBを設立する。

ご承知の通り、今も米国ドルが世界通貨とな
っている。実は米国政府がドルを発行させて
いるのではなく、このFRBという民間組織
が世界のドルを操っているのだ。米国では政
府よりも民間組織の方が発言力がある。

ここで、米国の存在がこの戦争にどう関与し
ているのか?というのが大事な視点だと思う
。11月3日に米国のブリンケン国務長官が
イスラエルに訪問し、ネタニヤフ首相と会談
、戦闘の中断を要請したと言うが素直に受取
れるだろうか。イスラム過激派組織ハマスの
カネの流れを考えると、確かにイランから流
れているのは間違いないだろうが、どうも現
在の『敵』であるイスラエルから流れている
という疑いがある。しかもイスラエルの裏に
は米国がいる。ハマスもイスラエル軍も使っ
ている兵器は米国製という笑えない話しも囁
かれている。
(イラン国旗)

2020年1月、米国トランプ大統領はイラ
ンに対して経済制裁を強化したが、米国の大
統領が共和党から再び民主党のバイデン(下
の写真参照)に変わって、2023年9月、
経済制裁をしていた資産約60億ドル(89
00億円)の凍結を解除した。ご承知の通り
、米国の大統領が民主党の時に殆ど戦争にな
っている。この資産がイランを経由してハマ
スに流れたのではないかと勘繰ってしまうの
だ。どう考えてもハマスが大量の武器を保有
出来ないだろう。これが事実だとしたら、米
国は1クッション置いてハマスにカネを流し
、イスラエルをも支援していることになる。
ブリンケン国務長官の訪問が白々しく感じる

(右・米国バイデン大統領と岸田総理)

米国に対する疑いは以前にもあった。200
1年9月11日に発生した米国同時多発テロ
事件である。この時の米国大統領はブッシュ
(ジュニア)である。但し彼は共和党だ。こ
の事件は国際テロ組織アルカイダの犯行と断
定し、そのリーダーである『ウサマ・ビンラ
ディン容疑者(下の写真参照)』をかくまっ
ているとしてアフガニスタンを米軍は攻撃し
た。しかし、写真でも分かる通り、ビンラデ
ィンが着用しているのは米軍の戦闘服M65
フィールドジャケットだ。私自身も若い頃、
米軍の払下げを購入してビンラディンと同じ
ジャケットを今でも持っているが、敵である
米軍の戦闘服をビンラディンが好んで着用す
るだろうか。

(アルカイダのビンラディン)

更に米政権は、イラクの大量破壊兵器の隠ぺ
いやアルカイダとの協力関係を主張して20
03年3月、イラク戦争に踏み切った。この
戦闘で米軍の「赤い夜明け作戦」によりイラ
クのフセイン大統領(下の写真参照)は同年
12月に逮捕され、2006年12月に死刑
が執行された。ところが、大量破壊兵器が存
在したという事実は無かったと結論づけ、フ
セインの死は何だったのか、という疑問だけ
が残った。米国政府を操る戦争屋の存在が本
当にあるのか、私には分からないが、戦争の
あるところ、米国が何らかの形で関与してい
る疑いは否定出来ない。

(イラクのフセイン元大統領)

イラクのフセイン大統領について記したので
もう少し述べておく。要は、総じて言えばア
ラブ人とユダヤ人のドタバタなのだが、歴史
的に米国が横から介入して余計にグチャグチ
ャになってしまった感じだ。イランは元々民
主主義国家であり、キチンとした選挙でモサ
デグ大統領が選ばれたが、CIAがイランで
クーデターを起こしモサデグを政権の座から
引きずり降ろし、CIAの傀儡政権としてナ
ンチャラ王朝が統治するようになる。

1979年、この傀儡政権に対してイスラム
教僧侶が反乱してナンチャラ王朝の追い出し
に成功するが、CIAはイラクを使ってイラ
ンの攻撃を加える。これを『イラン・イラク
戦争』と呼んでいる。当然、イラクの方がC
IAから武器調達されているので強い。専門
家によれば、米国はイラクにサリン弾やマス
タード弾入りのミサイル、いわゆる毒ガス兵
器を供給してイランに攻撃していた。

その後、梯子を外すようにイラクに対して米
国のクリントン政権は経済・医療品制裁を行
った。特筆すべきは、国務長官になる前のオ
ルブライトという人がテレビ番組でイラクに
対する経済・医療品制裁によって子供が50
万人も亡くなったことに「子供の死は価値が
高い」と述べたとされる。その後、オルブラ
イトは国務長官に抜擢される。これはイラク
のレジームチェンジ(フセイン体制)への影
響だとされている。

クリントン政権後はブッシュ(ジュニア)
政権へと移り変わり、前述した赤い夜明け作
戦へと進んでいく。ブッシュ後のオバマ政権
ではイラク側がイスラム国(ISIS)を誕
生させ米軍をイラクから撤退させることに成
功させたが、次にオバマ政権はシリアのアサ
ド(シーア派)政権に目をつけ、シーア派と
敵対関係にあるスンニ派武装組織を使い戦争
をさせた。このスンニ派武装組織がISIS
になったり、アルカイダに加入したりする。
こうして意図的にシリアを内戦状態にさせて
70万人が死んだ。カネ儲けの為に戦争や飢
饉、疫病を流行らせているとしたら人間ほど
恐ろしい生物はいない。

さて、この『エゼキエル書』には何が書かれ
ているのか。これは旧約聖書の予言書とされ
ている。少し読んでみたが私のような人間に
はサッパリ分からない。従って専門家の言葉
を借りるが、このまま
『ハマス🆚イスラエル戦争』
が拡大して、
『イラン🆚イスラエル戦争』
に発展してしまうとイランの影響を受けてい
るレバノンの武装勢力『ヒズボラ』が参戦す
るだろうと予想されている。大イスラエル樹
立にはどうしてもイランとの戦争は避けられ
ないのだ。

そもそもイランはイスラエルという国を滅亡
させたいと思っている。既にイランではウラ
ン濃縮が終わり、核兵器を独自に作れる体制
なのだ。ということは、ある程度の確度の高
い情報が入れば、イスラエルがイランに先制
攻撃をする可能性もある。

この『ヒズボラ』が参戦するとかなり世界の
状況は一変し、裏で支えるイランやレバノン
が表に出て来ることになる。先に述べたが、
パレスチナの過激派組織ハマスの陰にはイラ
ン、カタール、トルコ、中国、ロシア、北朝
鮮が支援をしている。何故なら、そもそも小
規模のハマスという組織が最新の兵器(各種
ドローンやロケット弾、パラグライダー)を
大量に所持・使用してガザ地区の高い塀を超
えて(破壊して)イスラエル側に攻撃出来る
のだろうかと。しかも兵器を取扱う為の訓練
も必要だ。一説には、現在もロシアと戦争を
やっているウクライナのゼレンスキー大統領
(下の写真参照)が裏の武器マーケットを使
ってハマスに横流ししているという話しまで
出ている。

(右・ウクライナのゼレンスキー大統領と岸
田総理)

イスラエルの裏には米国がいて、イランの裏
には中国やロシアがいる。従って、
『イラン🆚イスラエル』
ということになれば、第三次世界大戦に発展
する。問題は旧約聖書黙示録にある通り、第
三次世界大戦の後に起こるであろう『エゼキ
エル戦争=世界最終戦争』が控えている。過
去の歴史を見ると、殆どが旧約聖書の通りに
なっていると言う。

私はここまで、
『パレスチナ過激派組織ハマス』
と書いているが、親日国であるトルコのエル
ドアン大統領が「ハマスはテロ組織ではなく
、解放運動をやっているだけで、愛国的組織
だ」と発言したらしい。またイギリスのBB
Cもハマスをテロ組織とは呼ばない。その理
由を「われわれの仕事は視聴者に事実を提示
し、彼らに判断してもらうことだ」と言う。
またジョン・シンプソン国際問題編集長は
「テロという言葉は道徳的に好ましくない組
織に対して使われる。誰を支持し、誰を非難
すべきか、つまり誰が善人で誰が悪人なのか
を人々に伝えるのはBBCの仕事ではない
」という。

確かにBBCはマスメディアの姿勢としては
妥当なのだろうが、ハマスが先制攻撃をして
、多数の民間人を殺害したことは道徳的にど
うなのか、という問題がある。更に「私たち
はどちらの側にも立たない。私たちは『邪悪
な』とか『卑怯な』というような表現は使わ
ない。私たちは『テロリスト』についても語
らない。だからこそ英国だけでなく世界中の
人々が毎日、私たちの発言を見たり、読んだ
り、聞いたりしている」とシンプソン氏はB
BCニュースのウェブサイトに記している。

一方、令和5年11月3日、上川陽子外務大
臣はイスラエルに訪問し、コーヘン外相と会
談、ハマスの攻撃を「テロ」と非難した上で
ガザ地区攻撃については「(戦闘の)人道的
休止が必要だ」と訴えた。


また、パレスチナ自治区ラマッラー(ガザ地
区とは別地区)でマルキ外相とも会談し、パ
レスチナに対し約6500万ドル(約97億
円)の追加人道支援を行うと説明した。日本
の何処にそんなカネがあったのかと私は思っ
てしまう。

未だに日本人の実質賃金は下がる一方で、時
給を多少上げても物価高がそれを上回る為に
令和6年も実質賃金は低いままというのが相
場だ。しかもインボイス制度で倒産する企業
は増え、生活保護申請も増えている。海外の
争いで、しかも一方に対して支援するという
のは妥当なのか。但し、裏で米国が支援して
いるイスラエルにではなくパレスチナにカネ
を出すというのだから、深読みかも知れない
が、多分、第三次世界大戦、エゼキエル戦争
に発展する可能性を考慮して、核兵器を保有
している隣国の中国やロシアからの攻撃を留
まらせる為にカネで懐柔したのかも知れない
。だが、そうであれば一応、正しい選択だと
思うが、米国自体がハマスにもイスラエルに
も武器提供するなど支援しているとするなら
ば、日本は表向きは内部分裂するパレスチナ
及び武装勢力ハマスにカネを出すのではなく
、フツーのパレスチナ人の支援をする形とし
て出すのはやむを得ないと思う。

問題はこの支援金の流れである。日本の場合
は『国連パレスチナ難民救済事業機関(UN
RWA)』という通称アンルワを通じて行わ
れており、主にパレスチナ難民支援とガザ地
区への支援がメインだそうだ。飯山陽氏によ
れば、日本人は「国連」と名が付いているの
で安心信用しているが、アンルワの場合、そ
の下部組織は900もあり、パレスチナのア
ンルワ支部は計5箇所でその中のガザ地区支
部は、ほぼハマス及びハマス支持者で構成さ
れ運営していると言う。しかも、900も下
部組織があれば労組もあるので、組合員の大
半がハマスの支配下にあるそうだ。こうなれ
ば、日本から送ったカネは残念ながらハマス
の各種戦闘費として使われているだろうこと
は容易に想像が出来る。表で報道される善の
部分だけ見ていると真実は見えない。しかも
、残念ながら我が国のマスメディアは良くも
悪くも戦後体制を維持する為の組織である。

本件戦争報道も私のような何も知らない素人
を簡単に騙すことは容易であり、放送局側の
意図を汲んだ番組制作者側の捏造報道が散見
される。中東専門家の飯山陽氏による放送局
の捏造が早速暴露されている。テレビドラマ
ではかつて多くの人々を感動させた放送局だ
が、本当に残念であり、他局に対する信用も
間違いなく揺らぐだろう。

(YouTube 飯山陽のいかりちゃんねる)

同時に、私は日本も核武装をしておく必要が
あると思うのだ。「話せば分かる」というス
タンスならウクライナ戦争も中東問題も起こ
っていない。やるべきことをやった上で戦争
回避の対話をするのは良いが、丸腰で話し合
おうというのは物語としては美しく格好良い
のだが現実的ではない。どんどん国益を損な
い、話し合いの中でニコニコしながら参政権
などの権利も渡し、あの権利もこの権利もど
うぞと善人を装って外圧を避け、その結果、
国民を悲しみのどん底に落としていく。今の
与野党議員の殆どがそうだろうと思う。基本
的には原発には否定的立場である私だが、代
替エネルギーが太陽光パネルでは心細いし、
大自然の山を削ってパネルを設置すれば、山
に生息している動物たちの行き場を失わさせ
る要因になる。

個人的に、部分部分で政策に同意出来る政党
もあるが、その政策全てに賛同出来る政党が
ない為に、私は特定政党の党員になるつもり
はない。私のような右なのか左なのか定かで
はない人間が特定政党の党員になったところ
で組織には空気を乱す迷惑な存在になるだけ
である。だが、選挙には行かねばと思ってい
る。投票出来る人がいないならば落選させた
い立候補者に票を入れないようにして、その
立候補者と対極にいる人、政党の名前を書け
ばいい。残念ながら、日本の政治は新しい政
党が立ち上がっても殆どが内部分裂して雲散
霧消してしまう。それは良くも悪くも組織を
強固にするのは利権だからである。しがらみ
のないクリーンな政治というのは素晴らしい
ことなのだが、日本人の本音の姿は持ちつ持
たれつの関係が一番しっくりくる。要は利権
の元締めがグローバル経済だけに目を奪われ
ずに、国民生活に根ざした行動をすれば良い
のだが、悪いことに我が国の自給率は20%
でしかない。外国の機嫌を損ねて輸入品を止
められたら、また戦争へと進んでしまう。こ
のバランスを取る必要

話しを戻すが、結局は旧約聖書の解釈をただ
ただ人間の幸福の為だけに使うしか途はない
気がする。イスラム原理主義者は旧約聖書の
予言に沿った行動をして、その正当性を担保
しようとしているが、実はハマスもイランも
イスラエルも米国も、或いはウクライナも金
儲けの為にやっているのではないのか。金儲
けの為に多くの人々の命が無駄に消費されて
いるのではないのか。私はこの説に妙な説得
力を感じてしまうのだ。

色々記したが、今の私の能力ではここまでの
理解でしかない。最初に述べた5人の専門家
の解説を私なりに解釈して取り入れたので、
もしかしたら特定の専門家の人の考え方を全
て反映したわけではないので、矛盾があるか
も知れないが、素人なのでこの程度で勘弁し
て欲しい。いずれにしても、亡くなった人々
は還って来ない。一回きりの人生、日本人の
死生観と中東の人々の死生観では大きく異な
ることは承知している。

イスラムの人々の死生観の多くは、現世が仮
のものと説く。今世と来世の区別が曖昧なの
で、命に対する執着も薄いのだろう。だが、
それは理屈の話しで、家族を失えば日本人同
様に激しい悲しみに襲われる。今必要なこと
は、理屈ではなく、その涙からの本当の心の
動きしかない。

つづく



令和5年11月1日(水)
最近、ネットニュースや新聞等で流れている
問題で、私の思うことについてここに記録し
ておきたい。但し、当該問題が明らかになる
に連れて、事情が異なって来る場合もあるこ
とから現時点での私の思い、という解釈に留
めておく。

1 母が父に殺された息子の問題
(CBCテレビの記事 令和5年9月9日付)

この記事が目に止まり、読んでみたが当該男
性の苦しみというものが常人では計り知れな
いものであることが分かる。私が彼だったな
ら、或いは友人がそんな立場だったなら果た
してどう思考し行動していただろうか、又は
接していただろう・・・。

私自身、令和5年2月10日に唯一の家族で
ある母を失くし、最早、私には家族と呼ぶ者
が居なくなった。そんな私が他人の家族問題
について論じてもどうかと思うが、手がどう
しても引き止まらないので書くことにした。

この事件は『家族』の中で起こった事件であ
り、いわば外からではなかなか窺い知れない
『家族間の感情の上』に発生したことだが、
私が感じたことは、この事件で最大の被害者
は当時、何も出来るはずのない彼だったので
はないだろうか。

頼れるはずの大人が様々な事情で彼を見放し
、そればかりか「人殺しの息子」と石を投げ
られるという仕打ちまで受けている。

彼の場合、加害者家族であると同時に、被害
者家族でもある。こうなった場合の社会の受
け止め方はどうなのか。世論は被害者である
前に加害者家族だという方に重きを置くよう
だ。

彼が社会からドロップアウトし、ホームレス
にまでなった背景には、日頃、正義を語る偽
善な権威ある大人たちが彼を見放したからで
はないのだろうか。確かに時に手がつけられ
ないほど荒れてしまうだろうが、それは当た
り前だ。

記事の中で彼は、
当時、本当に僕に必要だったのは、たばこ
でも勉強でもなく、優しく手を差し伸べてく
れる、安心させてくれる大人の存在だったと
今となっては思います」と語っている。

更に、
心には、母親を助けられなかった罪悪
今も抱いています。自分も連れてこられ、母
親の遺体が捨てられた港にも毎回、線香をあ
げています
と言う。

自分が唯一信じていた父や母、この二人の
で起こった殺人事件。加害者も被害者も自分
の身内である。こうなった時に、心の逃げ場
がないだろう。犯人を憎むと言っても、犯人
は家族だ。どうしようもない感情の中、彼を
救える人間は皆無だ。

残念ながら暗闇の中、ここまで傷ついた人間
を救える大人が誰一人いない。こうなってし
まえば、少なくとも自分の居場所は似たよう
な荒れた人間たちが集まる世界しか残されて
いない。

人を信じて心を開くということが、この人生
では得られない。こうした重い荷物を抱えて
生きている人は案外、この社会に一定数存在
している気がする。殺人ではなくても、加害
者も被害者も身内という立場の人は自分の居
場所が非常に狭い空間にしか認められていな
いのだ。
 
人生には、正当に他人に依存して良い場面が
あると思う。しかし、杓子定規に他者への依
存を否定すれば、自己否定をしているだけに
自分から他者を遠ざけてしまい、その結果、
社会から離れて行く。着いた先は暗闇の中に
集う人々ばかり。次第にその空間で生きる者
同士が誤った価値観で心が通じてしまう。

また彼の場合、確かに犯罪被害者でもあるの
だが、犯罪被害者給付金制度からは漏れてし
まう。本件は夫婦間の事件なので基本的には
給付金は不支給なのだ。

これが、例えば親族間でも別居している叔父
や叔母等であれば、総額の3分の1が支給さ
れることになっている。家族間でもDV事件
や児童虐待事件の場合は3分の2、又は全額
が支給されるケースもあるが、彼のようなケ
ースでは不支給だっただろうから経済的な面
でも社会は見放していると言える。

結局、刑事政策も社会から注目がされない場
合、平和な暮らしが前提になっている。早い
話、彼のようなケースでは「自分で何とかし
ろ、社会はそこまで面倒見ない。両親がこう
なったのもお前にも原因があったんじゃない
か。だから自己責任だ」という理屈なのだろ
う。

もしも、彼と同じ体験を私がしていたら、果
たしてどうなっていたか・・・。

否、そうなっていた可能性もあった。私が小
学生の頃、酒に酔った父が何度も革のバンド
で母の顔を叩いた。その結果、母の顔は青紫
色に腫れあがった。父は病気で長く働けず、
その情けなさからストレスがあったのだろう
と思う。だが、そのストレスは家族に向かっ
た。

私自身も酒乱の父からストーブで熱湯になっ
たヤカンのお湯を左大腿部にかけられ大火傷
を負った。救急車も呼んでもらえなかった。
虐待がバレてしまうからだ。結局、父が飲ん
でいた焼酎を消毒代わりにして皮膚に吹きか
けて、あとは町の薬局で買った皮膚病の軟膏
を塗るだけだった。今なら間違いなく警察沙
汰になり、父は逮捕されていただろう。左足
の皮膚はその後、5年間アザが残った。

もし、母が大人しくなく、カーッとするタイ
プだったり、私が小学生ではなく、中学生く
らいの年齢だったなら父に反撃して場合によ
っては殺していたかも知れない。一方で、私
も年齢を重ね、父が死んだ年齢も超えてくる
と、父もまた孤独と闘っていたのだろうと思
うのだ。父や母、或いはYS氏については他
の回で詳しく日記で書いているので省くが、
家庭内の事は他人には分からないのだ。


また、彼が私の友人や知人だったならどうだ
っただろう。子供の立場で友達の両親の仲裁
に入ったり、生命保険犯罪を看破出来ただろ
うか。100パーセント不可能だ。更に、父
親が逮捕され、母親が亡くなった友人に私が
適切な言葉や文字で慰めの表現を出すことが
出来るだろうか。むしろ、そうした家族持ち
とは距離を置くような空気感に染まってしま
うのではないだろうか。

その感情の深層には、たとえ子供であっても
、そんな父や不幸な亡くなり方をした母を持
っていれば、子供も何かしらの精神的欠陥が
見込まれるだろうから、あまり深く付き合わ
ない方が無難だという空気感になるのだろう

確かに、この過去のブログでも開示している
が、私の両親も色々あった結果、私自身も人
間的・精神的に欠陥がある人間だと思うので
、その考え方が必ずしも間違っているとは言
えないが、不幸な体験をした人間全てを一律
に問題ある人物と結論づけるのはどうなのか
と思う。大なり小なり、『家庭』の中には様々
な困難があり、その都度、家族で解決に向け
て話し合いが行われ、それに向けて行動する
のであるが、時々、受け止め方や勘違いによ
って感情的になってしまう。不幸を乗り越え
るにはどうすれば良いのか。それぞれが考え
ねばならないと思う。


2 星華ちゃん事件
(星華ちゃん事件 毎日放送記事 令和5年9月
9日付)

本件も大人の犠牲になった子供が被害者にな
った事件だ。最近思うのは、何らかの事情で
シングルマザーになった後、その女性が付合
いはじめた男性による子供への虐待事件が本
当に多い。

突き詰めて考えれば、男は子供が邪魔なので
、子供を一個の感情ある存在であることを無
視するのだろう。無視というよりも、軽く見
積もるのだ。違う男の血が流れている子供は
敵でさえある。女性も母であるよりも、女で
あることの方が重要になる。収入の低い女性
の方がその傾向があると思う。それだけ男を
頼ってしまうのだ。女性がもっともっと心を
強くしないと子供は護れない。男が家族を欲
しいなら分かるが、そうではなく女が欲しい
だけなら子供は悲惨である。


誰の視点で事件を考えるかで異なるが、一番
はこの世での星華ちゃんの短かった命につい
て想いを馳せるべきであろう。たった4年の
人生。会ったことも会話したこともない子供
であっても、心が痛む事件だ。しかも、途中
から突然現れ母親と仲良くなった男、でも、
星華ちゃんからしたら恐怖を与える男。

子供の心を最優先しなければならない二人だ
と思うが、まだそこまで至らなかったのだろ
う。同居の男、内縁の夫、この言葉を本当に
よく聞く。逆を言えば、シングルマザーの置
かれた経済的な厳しい現実もある気がする。
政治的な問題も事件の伏線として考えられる
と思うが、そこまでここでは踏み込まないが
、これから更に厳しい社会が到来する。その
時、それぞれの人が置かれている中で、家族
の在り方、男女の在り方が問われ、更には、
政治的、経済的な問題も問われていくだろう
(つづく)