臨床医。そして1児の父。実は、傷の痛みで痛み止めを1本してから世話に臨んでいるが、母乳との関係を考えるともう1本打つ勇気が出なかった。でも、すでに「早く一緒に帰りたい」という情緒不安定が出始めている。本日からもう1本打って、体調を改良して早く帰って、本当の「母子同室」をしよう、と夜明けに思うPAN妻です。
この病院で知った、最近始めたられる「母子同室」式。母親学級のテキストで知った時から個室にしたのはこの理由もある。でも、大学病院、ここには母子同室が簡単には出来ない母子もわんさかいる事を改めて感じる。別室の授乳室で結構な現実を知ると、娘が私の出ないオッパイを拒否しても「ごめんね。でも、お互いに頑張ろうよ」と思い、今の所「飲んでくれないノイローゼ」には至っていない。昨日同室時間が終わった頃、TM先生が病室にいらしてくれた時、「後は親子の根比べだからな」とおっしゃったが、それはまさに発達心理でありフロイトだ。さすが
食べたくない時にミルクの時間だったのか、ちっともお口を開けてくれません。無理じいは可哀想なのですが、後でお腹が空いたと泣くのはもっと可哀想だったので、起こしてみるとお腹は空いて居たようで、規定量をきっちり飲み干しました。赤ちゃんの不思議の一つを見つけた思いがしました。
本日から授乳が始まりました。朝、専属の看護師さんの元で、一連のお世話のサイクルを教えていただきながら佑ちゃんと過ごしました。行った時、丁度ミルクが終わって満足している所で、特に泣きもせず私にされるままの佑佳でした。それからお昼過ぎに行ってみると丁度小児科医の診察を受けて、洋服を着せて貰っている所でした。嫌だったのか、ふにふに泣いていて足をパタパタさせていました。あんまり泣いたのでお腹がすいたらしく、飲みっぷりの良さが光ます。それから2時間後に行ってみると、今度はお眠(おねむ)で飲んでくれません。
患者の一投書の強さは、医療スタッフさんの十の声よりも強いんだそうです。投書の行き先が、割りにスンナリと 病院上層部まで行く仕組みらしく、医療スタッフさん達は「誰か書いてぇ~!」といつも思っているそうです。解る気がするなぁ…。患者からすれば、その病院に嫌気が刺したら転院すればいいですけど、スタッフさん達はお勤めしてますからね。会社組織よりも融通の効かない病院組織。皆さん、本当に大変な中、患者さんには笑顔で接してくれています。