お父さんからのメールの返信はこうだった。


【外来の抗がん剤治療のフロアは子供病棟と同じ階にある。子供らを看病している母親の姿が目にしみる。後期高齢者のおやじが新聞片手に抗がん剤治療をやり過ごす様子と切迫度が違う】


ハッとした。今の自分の忙しさに嫌気がさしていた私。

子どものノートの名前記入は学校にしっかり通えている証じゃないか。


世の中には病気と必死に闘っている子ども達、そして看病し世話する母親がいる。


自分の器の小ささに嫌気がさした。  


ふと、子供らを見る。


「寝転びながらポテチ食べるなー!!」


とっさに出た言葉がこれだった。


はぁ…落ち着こう。落ち着こう。


日々優先順位をつけて行動する毎日。


白目になる瞬間は多々あるが、じっくり目を閉じて考える時間などない。(そんなことしたら寝てもうてる。)


体力は日々衰えてるのは知ってる。わかってる。



脳が疲れてんだ。