ゴルゴ13みたい オリンパスの巨額投資金がケイマン諸島に消えた  | ファビラス

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楽に

 


このオリンパス騒動は、マスコミ業界で興味を持っている人
けっこう多いんだよね。

マスコミと密接な企業でもあるから。

私は、コンパクトカメラとICレコーダーで、
オリンパス製品を愛用しています。

どちらも長持ちしてるし、問題なし。

だけど、このオリンパス騒動は一体どうなってるのか。

私はこの問題で、漫画の「ゴルゴ13」をイメージしました。
そのことは後にして、

要するに、大きく言って問題点は2つ

1つめは、2008年の英国の医療機器メーカー「ジャイラス」の買収問題

当時の買収金額は9億3500万ポンド(当時レート約2100億円)に対し、
投資をアドバイスした会社に、6億8700万ドル(当時レート約660億円)もの巨額の手数料
払っちゃったのだ。

これは買収額の3割超。相場は「数%」なのに高すぎる。

2つめは、2008年の国内3社の買収問題。

3社の2008年度の売上高と買収額は

資源リサイクルの「アルティス」が売上高6億円、買収額約288億円

調理容器製造販売の「NEWS CHEF」が売上高27億円、買収額214億円

健康食品・化粧品販売会社「ヒューマラボ」が21億円、買収額232億円

3社合計で売上高54億円に対し、買収額は計734億円だったというのだ

そんなん、どうやって元取るのやろ。

オリンパス側は2012年度に3社の売上高総額が891億円になるハズだったと説明したけど、
2011年度の売上高見通しは3社合計で約65億円にしかならない。

結局、めちゃめちゃ見込み違いだったのだ。

ロイターによれば、
「ロイターが入手した資料によると、この3社の買収を仲介したのは、「ヨコオ・アキノブ(横尾昭信)氏」と「ヨコオ・ノブマサ(横尾宣政)氏」の兄弟で、弟の宣政氏はオリンパス傘下のベンチャーキャピタルを管理し、3社総額で約734億円にのぼる買収を実施したとされている。

 米特許商標庁の記録では、2005年に横尾宣政という名の人物が、他の3人とともに電子レンジ用炊飯機器の特許を発明者から取得し、2年後にその特許を東京にあるNews Inc.社に移管している。この会社は、オリンパスが買収したNEWS CHEF社と同じ都内の住所にあった。どちらの会社も現在はその住所にある8階建のビルには入居していない

 一方、兄の昭信氏は05年から09年までオリンパス幹部の職にあり、その期間は同社のベンチャーキャピタルがNEWS CHEFに投資をしていた時期と重なっている。同氏は都内にある3階建ての自宅を訪れたロイター記者に対し、利益相反の可能性を強く否定。「弟と一緒に仕事をしたのは、たった1回。昔のオリンパスの工場用地で農業関連のプロジェクトをした時だけだ」と語った」

この問題について、オリンパスの外国人社長だった、
マイケル・ウッドフォード氏が菊川会長に質問すると、
解任されたのだという。

ウッドフォード氏は海外であちこちのインタビューを受けてます。
日経ビジネスのインタビューには
「『買収自体が問題なのではない。7億ドル近いカネが、ケイマン諸島にある実態の全く分からない相手に支払われたことを問題にしているんだ』。そう言うと、彼(菊川剛会長)は押し黙った」

と語っている。

ウッドフォード氏はアメリカ司法省やアメリカ連邦捜査局(FBI)に告発し、日本の証券取引等監視委員会にも資料を送ったそうだ。

米証券取引委員会(SEC)や、米連邦捜査局(FBI)も調査を始めたようだ。

もはや、オリンパスの金の流れが国際問題化してるのだ。

先に上げた1つ目の時も、2つ目の時も
オリンパスはケイマン諸島の企業に
莫大な金を支払ったという

ケイマン諸島って、マネーロンダリングや税金逃れでも
使わえる場所だよね。

漫画の「ゴルゴ13」にも、ケイマン諸島はたびたび出てきたよ
不正蓄財や脱税、ゴルゴの報酬をケイマン経由でスイス銀行に送るというのもあったような。

大王製紙の井川意高前会長のカジノで107億すった疑惑といい
オリンパスの疑惑といい

子会社を使った、不明朗なお金の流れって、看過しがたいものがあります。

カミュも今後、このオリンパス問題については継続してフォローしていくつもりです。


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