ある時突然、降ってわいたように
向こうから
引き寄せとかの動画がやってきた頃
ものすごーく体の調子がよろしくなくて
同時にすこぶるいらいらが続く毎日でした。
仕事を変わろうかどうしようか。
お給料だけで考えたら
絶対今の仕事を変わるのは
いい判断ではない。
でも、全然今の仕事に
やりがいを見いだせない。
(本当は素晴らしい仕事なのに)
その頃、仕事だけのいらいらする感じだけでなくて
父親が何かおかしい
って、いうのに気づいてからしばらく経っていたけど
私以外の誰もが
その、何かおかしい
っていうのに気づいていなくて
絶対おかしいのに
このおかしい感じが伝わらないもどかしさと葛藤してました。
気づき出した当初は、
私の勘違いかな?
と思う程度だったけど
この人、こんなにキレやすかったっけ?
っていうほど、些細なことですぐキレたり、怒鳴ったり。
忘れものがやたら目立ったり。
そんな状態が3ヶ月くらい続いてから、
これ、やっぱりおかしい!
っていうことがどんどん増えてきて。
水の出しっぱなし
電気のつけっぱなし
IHつけっぱなし(そのうち切れるけど)
忘れてることを伝えると
ものすごい癇癪を起こす
ゴミを捨てても
使えそうだと思ったら、また拾い返してくる
片付けても片付けてもすぐに散らかす
こんなことにストレスがパンパンになって
でも家族は気づいてなくて
ひとりで対処しきれないし
うわーーーーーーーーー
ってなって、
地域の保健師さんに相談に行ってきました。
認知症を疑ってるけど
その検査はできていない。
家族は誰も気づいてない。
私から話しても理解してもらえない
私と父との関係は最悪の状態
そんな話を涙ながらにしてきて
あなた、ひとりで頑張ってきたのね。
もうとてもあなただけでどうにかなる段階ではないと思う。
こちらから介入できたらいいけど、
まだ何もできていないものね。
あれこれ考えたところ
下の弟がレスパイトでお世話になっていたかかりつけの病院の外来看護師さんに
相談に行ってきました。
この頃は、休みの度に
家事をやりくりしながら
あちこちに父の相談で奔走。
そして、代理受診という形で
父に内緒で
父のことを話したら
またいろんなことが発覚。
定期的に父はそこにかかっているものの
拒薬をしていると主治医に聞かされ
呆然。
私はそんなこと、何も知らなかったので
猛烈に父に対して怒りが込み上げてきて…。
何とか時間をかけて
主治医や外来看護師さんのはからいによって
認知症の検査をしてもらったものの、
認知症の診断とはならず。
うつとか心療内科領域の問題行動ではなかろうかとのことでした。
でも、本人に自覚がない限り
心療内科に紹介状を書いたところで
敷居が高すぎる。
破って捨てられる可能性も高い。
その言葉には私も全くの同感で。
どうしようか悶々としていたら
ついに私の方がダウンして、
休職しました。
その休職の頃に
昼食を食べてすぐに居間で横になり
昼寝を始めた父を
何となく見ていたら………
あ!!
この人 胸郭の上下運動がないわ
呼吸してないわ
と、気づいてからすぐに時間をはかると
凡そ1分30秒程度の無呼吸が発覚。
睡眠時無呼吸症候群を疑い、
一緒に寝ている母に夜の様子を聞くと
時折
フガッっていう大きな声がしたりすることがよくあるとのこと。
(やっぱり)
そして、父に内緒で
今度は母も同伴で
またかかりつけの主治医に相談に行くと
ちょうど最近、それを先生も疑っていたとのことでした。
本人に自覚が全くないので
どうしたものかと思ってたいたそうですが、それを疑うに十分な所見があったそうで、
そんなタイミングで
昼寝で無呼吸があったことに気づいたと
私が訴えたので、
詳しい検査をするための
紹介状を出してもらえました。
結局、入院は嫌だと
父が突っぱねて詳しい検査もできませんでしたが…。
今の私は
全く畑ちがいの仕事をするようになって、仕事はこなせるように体調は回復。
でも以前は看護のお仕事をしていました。
だから、父の異変に誰よりも早くから気づけたんです。
そして、視点が違うからこそ
家族とはなかなか分かりあえなくて
もどかしくて辛かったんです。
外来看護師さんと相談して
そんな気持ちを汲み取って下さったおかげで
何とかこうして、
何かおかしい!の原因を突き止めることができました。
看護師の視点と
そうでない人との気付きの違い
絶対おかしいって、いうところを
ただの気のせいと思われやすいこと
娘と父との関係は
1番分かり合えないものだということ。
もちろん、父の
男としてのプライドがあることは承知していたつもりだけど
指摘されたくない
認めたくない
親としての尊厳や威厳
老いへの恐怖や見栄など
家族だからこそ
超えにくい壁もあって
あんなにも長い時間を要したのかも知れないなと。
今はせっかくの資格を生かした仕事はしていないけど
看護師の知識があって
活かせてよかったなと思います。
そこには感謝。
まだまだ父との関係はこじれまくりだけど、
これから生きていく中でも
この経験や知識は生きるのではないかなーって、思います。