この前、とある個人経営の
結婚相談所に行ってきましてね。
カウンセラーさんとお話をする中で、
・なぜ結婚相談所に入ることを
考えるようになったの?
・これまでにどんな経験をしてきたの?
(仕事も、プライベートも、恋愛も。)
みたいなことを聞かれたんです。
だから、率直に、
これまでの経緯をお話しました。
20代半ば〜後半は
仕事一色の生活を送っていて
ストレスと疲れで肌荒れが酷くて
とてもじゃないけど
出会いの場に行こうとは思えなかった。
自分のことで精一杯だった。
でも今は、仕事も生活も落ち着いて
そろそろ動けそうだと直感的に思った
って。
なんか言い訳っぽいかな...と思いつつ、
これは私の本心でした。
で、この流れで
私の昔の仕事のことも話したんです。
以前はベンチャー企業で
WEBマーケやコンサル系の仕事をしていて、
実力の高さと人間的魅力で
クライアントや社内からの信頼が厚い
かっこいい先輩女性に追いつきたいと思って
わりと忙しく働いてました。
でも、私は彼女たちとは
身体の器が少し違ったのか、
体力的にもメンタルパワー的にも
同じようにできなくて。
できる限りまで頑張ってみたけど、
私はあの人たちと同じ働き方は
続けられないと悟って、仕事を変えました
・・・と、こんな話をしていたら、
なぜか涙が出てきましてね。
私の中では、もう、
とっくに過去の話になっていたので
自分でも「なぜ今更?!」って
びっくりしちゃったのですが・・・
やっぱりあの頃の経験は、私にとって
すごく悔しい出来事だったのでしょうね。
よく成功者(?)の方で、
「あれは自分にとって転機だった」
「当時は辛かったけど、
あの出来事があったから今がある」
と、過去を清々しく語っているのを見ます。
程度の差はあれど、みんな一様に、
辛いことや苦しいことは
人生で経験していると思いますが、
でも、その嫌な出来事をきっかけに
「負の連鎖が続く人生」と
「これが転機となり好転する人生」が
ありますよね。
この違い、なんだと思いますか?
これは、とてもシンプルに言うと、
その出来事をどう捉え、
どう意味づけし、
そこから何を再選択するか?
どんな自分で生きていくか?
そんな小さな違いなのですよね。
この捉え方や選択の積み重ねで、
その先の人生の展開は
まったく違ったものになるんだと思います。
私は今、昔思い描いていた
理想の30歳ではないです。
今もまだまだ幼稚な部分が
いっぱいあるし、
嫌なことがあると
ずっと引きずることもあるし、
社会的自立という意味でも
もう少し頑張りたいところ。
ただ、一つだけ
自信を持って言えるのは、
絶対、20代の頃の自分より、
今の自分の方が好き。
20代ならではの特権(?)は
もう失ったけれど、
今の自分が一番だと思っています。
*
ちなみに、結婚相談所のカウンセラーさん、
最後にこんなことを伝えてくれました。
「あなたは仕事から逃げたんじゃなくて
自分を大切にするために
新しい選択をしたんですよね。
それは強さだと思う。」
「年齢も大事かもしれないけど、
結局、生き方なのよ。
(生き様が、顔やオーラに出るものよ)
まずは自分自身が、
自分を好きって思えていないと
人のこともまっすぐ愛せないの。
(だから、なかなか成婚しづらいのよ)」
本当に、そうだと思いました。
結婚はお互いに与え合う恋愛。
自分を助けることに精一杯。
いつも不安で疲れてる。
それでは、良い関係なんて築けないし
港でよく言う「運命の人」を見つけるのは
難しいのだろうな...と。
仮に、目の前に運命の人が現れても
「これが運命だ」と気づいて
自ら手を伸ばせる自分でいなければ、
その出会いは流れていく。
だから、まずは自分が、
自分を好きになれる生き方をすること。
完璧になれなくても、
理想通りにいかなくても、
ワクワクばかりじゃなくても、
自分の全部を100%好きとは言えなくても、
「今の自分、いいじゃん」と思える
生き方や働き方をすることが、
幸せな恋愛(ひいては、天職といえる仕事)に
巡り会うために
大事なのだろうと思います。