2010/3/17(Wed.) MTG実施


人物相関図・人物紹介は思ったほど文量を使わない(詳しく出来ない)
  ↓
 両者を併せて1ページつくるのが精一杯?
  ↓
 そうすると全体で24ページという構成を保つことが難しいのでは?
  ↓
 全体で20ページという構成もありうるかも


「模擬裁判の見どころ」については、法律の争点より伝えたいメッセージに焦点を当てるべき
  ↓
 総責・監督・シナリオチーフとの折衝(意見統一)が必須


○「観客に予断を与えるべきでない」との見解からすると、ストーリー導入はあまり詳しくするべきでないのでは?
  ↓
 事件を新聞記事という形でざっくりと紹介する(それで1ページ使う)という形がいいのかも


○ストーリーそのものだけでなく、「裁判員裁判としての見どころ」にも焦点を当てるべき?
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 前者:後者=4:6くらいの割合が望ましい?(まだよくわからない)


★とにかく、「パンフレットを読んで、続き=模擬裁判が早く見たくなるような」プロローグ(&パンフレット全体)を目指す!!

※赤字部分はシナリオの方々のコメント。



○主な登場人物
①男(以下『A』。被害者)
・ 見た目はかなりかっこいい。
・ 日頃は,女性に対して,やさしい。
・ 他方では,ねちっこい性格
・  自分に気に入らないことがあるとすぐにそれを表に出し、昔のことを蒸し返したりもしながら,気の済むまでとことん追及することがある
・ それほどカッとなりやすいわけではなく、日常的に周囲に当たり散らすこともないが、逆上したときの振る舞いは激しく、暴力を伴うことがある。Bに対しても,交際してしばらくしたころに,Bが別れたはずのかつての恋人と携帯電話で話をしている様子を見て,憤激し,暴行を加えたこともあった。
・ 女性に対する束縛欲が強い


イケメン設定が必要なのか、なるほど、ってここは思いました。そりゃもちろんキモヲタを想定してたわけではなかったのですがwそして元カノですね、まぁこれは定石かな、個人的にはいいと思います。

②女(以下『B』。被告人)
・ 男の彼女。
・ 見栄っ張りタイプの女性で,彼氏がイケメンであることを自慢に思っている。
・ 嫉妬したAから暴力を振るわれた際には,Aを怖いと思うが,その後,Aからやさしい言葉をかけられると,「自分のことを好きだから,嫉妬するんだ」と思い,つい,許してしまってきた。
③事件の当時公園を通りがかっていた通報者(以下『C』。検察側証人)
④A・B共通の友人(以下『D』。法廷には出てこない予定)

女性の方がどっちかっていうと微妙な性格になりましたね。見栄っ張りっていうと何か割とでしゃばるイメージあるんですがそうでもないのかな?
まぁ他者には見栄を張っていても、彼氏には関係がないので別に対して問題はないのですが。
一見するとツンデレっぽい?
イケメン、見栄っ張りはそこまで必要なのか(いつかのスペック依存説を彷彿とさせるw)?普通の女なら別れたいと思うけど、別れないという理由のところで必要なんでしょうか?それにしても見栄っ張りはどれほど活かされているのかよくわからんような気がする。


○事案


・事前経過・設定等
  AとBは、同じ大学に通う(学部は別)4年生である。3年次にゼミで知り合い、そろそろつき合って半年になる。Aの下宿先は、Bの実家マンションと近く、2人は同じ駅を使用している(Bの実家マンションの方が駅には近い)。そのため、時間が合う日には、一緒に帰宅することもあった。2人はそれなりに上手くやっており,Bにとっては,イケメンのAと交際していることで,友人らに優越感を感じていた。しかし,その一方,Aは,束縛・嫉妬心が強く、そのために他の男性との付き合いが制限されたりしてしまうことに対して、Bは,不満を抱き,何度かAともめることがあった。また,そのために,Aからかなり暴力を振るわれることがあり,その際は,Aのことを怖いと感じ,交際をやめようと思うこともあった。しかし,後日,「この間は,ごめんね。Bのことがとっても好きだから,つい,手が出てしまったんだ。もう絶対しないから,本当にごめん。」などとやさしい言葉をかけられると,「自分のことを愛しているから,嫉妬をするんだ」などと納得するとともに,友人らから「Aくんって,かっこよくて,いいね」などと言われることもあり,そのまま交際を続けていた。なお、Aは現在就職活動に失敗しており(具体的には何社も受けているのに内定が一社からももらえていない状態),そのことについてBによく愚痴をこぼしていた。Bは,基本的には優しく受け止めていたが、その状態が長くなるにつれ煩わしさを覚えることもあった。
 ある日、Bは、Dから『飲みに行かない?』との誘いを受けた。Bは、無断で行くのは若干Aに悪いとも思ったが、Aに事前に言ったら、おそらく文句を言われ、せっかくの機会なのにDと飲みにいけなくなってしまうと思い、Aには連絡せずにDと2人で飲みに行くことにした。

 Aは、友人たちと歩いている時に偶然BとDが一緒に歩いているのを見かけ,強い嫉妬を抱いた。そこで,思わず,Bに声を掛けて事情を聞こうと思ったが、今は友達とも一緒にいるので,声を掛けなかった。そこで、後日,Bを公園に呼び出し,事情を聞くこととした。

Aからかなり暴力を振るわれることがあった、というのはうちらの想定とちがっているような。急迫性の問題がクリアできるなら問題ないのかな?裁判官の先生がおkしたんなら大丈夫か・・・

・事件当日
 夜、人気のない公園にてAは、Bに対して,Dと仲良く一緒に歩いていたことを問い詰めた。Bはただ一緒に飲みに行っただけであり、それ以上のことは何もないと釈明した。Aは,「なんでBと一緒に飲むことになったんだ」「どっちが誘ったんだ」「どこで飲んだんだ」「どうして一緒に飲まなければならないんだ」などと問い詰めたが,Bは,「別に理由なんてないわ」「居酒屋さんで飲んだだけよ」「理由がなければ,他の男性と一緒に飲んじゃあいけないの」などと答えていたため,Aは,Bが他の男と楽しく飲んでいたことをごまかそうとしているものと思い,だんだん腹が立ち,次第に声を荒げていった。
 その口論に嫌気が差したBは,ベンチから立ち上がり、「もう帰る」と言って,その場を立ち去ろうと公園の出口へと向かった。それに対してAは話がまだ終わっていないとばかりに,Bの後を追い、Bの肩に手を掛け,Bの顔面を平手で1発殴った。Bは,思わず,「何するのよ」「いいかげんにして」と叫ぶとともに,Aに対して,Aの人間性と就活の失敗を直結させてAを非難する言葉をぶつけた。嫉妬心から興奮し,腹を立てていた上に,当時、まだ内定が得られていない状況にややナーバスになっていたAは,その言葉をきっかけとしてさらに憤激し、Bの顔面を再び殴るとともに,その肩の辺り(若干首にも指がかかる)につかみかかった。
Bは、以前にAにかなり暴力を振るわれたことを思い出すとともに,Aの顔つきから,Aが本気で怒っており,このような暗くて人気のない公園でこれ以上暴力を振るわれるとどうなるか分からないという恐怖心を抱いた。Bは,Aの手が首にかかっている(とBは認識しており、首を絞められていると思っていた)こともあり、何とかAから逃れようと、必死で足を動かし、上手い具合にAの脛を蹴ることに成功する。
 Aは脛を蹴られたことで、一瞬ひるんだ。Bは,無我夢中で,自分でも訳のわからないまま,Aの頭をめがけて,所持していた肩掛けバッグ(ノートパソコンその他が入っている)を振り回した。
 その結果、Bが振り回したバッグが、Aの頭に命中し、Aはそのまま倒れ、地面に頭部を強打し、後にクモ膜下出血により死亡した。(死亡の結果自体は、バックが当たったことと地面に頭を強打したことの両方に起因するものです。)

なんかわりと当初案に近い気がする。
この案でいいの?っていう気が何となくしてしまうのは自分だけなんでしょうか?
電車がおかしいにしても、あそこまで不自然って叩きつけられた事案とそんなに違うか?
いや、非常にありがたいことなのですが。
ここが一番問題でしたね。後ろに壁がある描写みたいなものはすっぱりカットされているところが気になりますね。
後ろに壁がない状態で肩の辺りに手がかかっている(少なくともCからはそう見える)状況が、押さえつけられているように見えるんでしょうか。まぁ、どうやって壁のある所まで移動するかという難問を回避できるのでこれでいいんでしょうかね。
一応付言しておくと、個人的には男が『平手打ち』で1発ってのが気になりました。男って平手打ちしなくね?
あと、女性がどんな人なのかあんまり見えてこないのも実は気になってます。
他者に見栄っ張りに振舞う女の人って、何かあんまりこういう発言するイメージないんだよね。
イケメン云々とかを削って、普段はやさしい(し、周りの人からもそう思われているため、いわゆる『いい彼氏』イメージは変わらない)が、たまにキレて暴力的になることもあるっていう設定にするんじゃまずいのかな?
正直、『見栄っ張り』設定がどこに生きてきているのかがあんまり分からないんだよね。
それよりだったら、普段はとってもやさしいからこそ、たまに暴力があっても謝られると許してしまうっていう程度にとどめておきたいような気もしています。
誇りに思う、っていう部分は分かるんだけど、それは単に見栄っ張りっていうのとは何となく違うような…
それともあれなんですかね?『性格には実は難があるけど、やっぱり顔がいい』っていうのが重要なんですかね?
要は、性格と違う面にいい点がある、っていう部分でしょうか。まぁあんまりよく分かりませんが。
まあ、平手打ちでいいんかな?グーパンチのほうが自然か?男が一発殴ったが、証人は見ていないが重要なのかな?

 Bは傷害致死罪で起訴された。Bの弁護人は、自分がバッグを振り回し、それがAに命中したのは事実だが、防衛行為としてやむを得ずに行った行為であり、正当防衛になるはずだと主張した(Bは,Aから暴行を加えられた状況は覚えているものの,Aをバッグで殴った理由は,無我夢中で,自分でもよくわからないという姿勢)。

なお、A・Bが口論している時に、C(女性)が公園を横切ろうとしており(別の出入り口からABのいる出入り口の方向)、Cは事件の一部を目撃しており,Aが倒れた後通報した。

Cは検察側証人として、法廷に立つことになる。

 

○争点

・正当防衛の成否

 ・Aの行為による侵害の程度(主観的な問題でしょうか)

  → Bの認識 :自分は殴られ,首を絞められた

   Cの目撃証言:AがBを殴ったのは見ていない。Bの肩の辺りに手がかかっていたように見えたが、それはわずかの時間であり,押さえつけられていただけのように見えた。BがAをバッグで殴ったときには,Aは,特に暴行を加えていなかった。Bは,バッグで思い切りAを殴りつけたように見えた,と供述

要は完全に彼女の暴行シーンのみってことですね。これは裁判官の意見を呑んだほうがいいのでは?と思います。
ていうか、この案って何で否定されたんだっけ?よくおぼえてないや苦笑

・ノートパソコンの入ったバッグで殴ったことの相当性

  ・そのようなもので殴ることが許容されるといいうる状況にあったのか

  

○証拠等

 ①人証

・C(検察官証人)のみ

  上記のとおり

・反対尋問で、Cの供述の信憑性を争う

  ※Cの供述は,客観的な第三者の供述であり,基本的に信用できる(ただ,全てを目撃しておらず,首に手が掛かっていたかどうかという詳細は不明ではないかと思わせるようにする)

 ②物証

 ・凶器となったバッグ

 ・現場写真

 ・死亡鑑定書 等


全体を通して。イトシュンがさっきメールで言っていたように、俺らの考え方とそんなに違いはないみたいっすね。言外にあったものを顕在化してくれたみたいです。まぁ性格と事前経緯はだいぶ彼のオリジナルが入っているみたいなんで、ちょっと複雑な気持ちですが、これでいいんじゃないですかね。あえて反発するほどの問題点はないかと思います。

パソコン修理中のためみなさんには御迷惑かけてすみません。Y先生にちょいちょい修正されてますが、基本的にこの方針でいいんじゃないでしょうか。事前経過が典型的なデートDVっぽくなってますね。男のイケメンとか女の見栄っ張り設定はそのためですかね(Y先生の主観が大きいような気もしますが)。


2010/03/11(Thu.)実施

◎役割分担とフロー

1. 役割分担の大枠
原稿班:奥村(班長)、佐藤、林、丸谷、大澤、松山
イラレ班:針原(班長)、柿原、野田、吉田、浅尾

2. 役割分担とフロー(総論)
表紙と広告を除いて考えたとき、①原稿から作らないといけないページと、②ほぼレイアウトを施すのみのページがある。
①:ストーリーへの導入3p、中心争点の解説2p、裁判員裁判の仕組み3p
②:スタッフ紹介3p、外注ページ4p
  ↓
原稿班が①の原稿を作り、それがだいたい出来上がり次第、イラレ班が①・②のレイアウトを作成する。
  ↓
①の原稿の中でも、別紙の通り「中心争点の解説」と「裁判員裁判の仕組み」は今からでも取りかかれるので、まずはそこから作成する。
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レイアウトは全体で統一する必要があるので、①・②のレイアウトを考える手はずとして、レイアウトのテンプレを作成しておく。
  ↓
レイアウトのテンプレと①のそれぞれの原稿が出来上がり次第、各ページのレイアウトを作成して行く。

3. 役割分担とフロー(各論)
 a. 原稿
ストーリーへの導入 2名:奥村 佐藤
中心争点の解説   2名:大澤 松山
裁判員裁判の仕組み 2名:丸谷 林

 b. イラレ
ストーリーへの導入 1名:針原
中心争点の解説   1名:野田
裁判員裁判の仕組み 1名:柿原
スタッフ紹介・外注ページ 2名:吉田 浅尾

別紙資料の通り、まずは<大澤、松山>と<丸谷、林>がそれぞれ原稿を作成する。
デッドラインは3/20(Sat.)でよろしくお願いします。

※吉田、浅尾はレイアウトのテンプレ(と表紙)について早めに話し合って決めてしまう。

※奥村はすべての原稿を、針原はすべてのレイアウトを一次チェックする。
 大澤、丸谷は原稿の二次チェックを、浅尾は原稿・レイアウトの最終チェックをする。


◎各ページの具体的構成

1. 中心争点の解説
 ・「そもそも正当防衛とはなんぞや?」と「正当防衛の相当性」に重点を置いて書く
 ・「違法性」、「阻却」などの法律用語はなるべく噛み砕いて別の表現を使う?

2. 裁判員裁判の仕組み
 ・裁判員裁判の構成メンバーと相関図
 ・裁判員裁判の流れ(起訴から判決まで一通り網羅する)
 ・Q&A形式で裁判員裁判への疑問にお答えするコーナー