実はぱんぴ学園よりも以前に、Live2Dでキャラを作ったことがあるんですね。

ところが、これがもうヒドい出来で…お蔵入りとしました😭

 

その時はストーリーものというよりも解説動画的なものを想定していたので、喜怒哀楽を差し替える程度で良かったのですが、それでも実用に耐えられなかったんです。

自分の知識が足りていなかったのも問題だったと思います。

 

ともあれそんなことがあったので一歩引いて眺めてたんですがVtuberが活況を帯びて時代はまさにLive2D。

でもほら、自分にはトラウマありますし😒

ちなみに時鳥様がVtuberのデザインをされていることは、けっこう以前から知っておりまして、Re.bootの初期の頃(二年ほど前)には「いつかキャラクターを作れればいいですねぇ、あははは」というような話はあったんです。

……その時は社交辞令でしたけど。

ほら、だって自分にはトラウマが……(以下略)

 

そこから紆余曲折を得て昨年末、唐突に「よし作ろう」かと。

作る以上は女優さんを作りたい、と。

要するに演技が出来るキャラクターにしたいということですね。

デザイン的には漫画動画に落とし込みたいので敢えてのアニメ塗り。

でも、時鳥様って普通のベタ塗り画にはしないんですね。

服のシワと影のディティールで描写の密度が高めてあるんですよ。

だからアップに耐えられる。

あとはやっぱり目ですね。

目は動画にした時に最も動くのでキャラの印象付けに重要なパーツです。

こちらから言ったわけではないのに、そこはちゃんと動いて映えるデザインに計算されている。

さすがですよね。

 

 

モデリングは、技術的にはVtuberと全く同じなのですが、設計思想(?)が違うんです。

Vtuberは配信が主戦場なので、派手な動きとリアクションが求められます。

ゲーム配信等ではワイプ処理になる(小さくなる)ので動きは大きくないと目立ちません。

逆にウチの女優さんは、派手な動きは出来ません。

配信をするわけでもアクション映画を作るわけではないので、そこは最初から考えませんでした。

それより、ひたすら表情の表現力にこだわろうと思いました。

 

でも、そういう事例が見当たらなかったんですよ。

モーションとして喜怒哀楽を表現する事例はあったのですが、カメラを介したフェイストラッキングで喜怒哀楽の全てを再現してる例が見あたらなかったんです(もっと探せばあるのかもしれませんが…)

事例がないので「そもそもそれが実用レベルで可能なのか…」ってところから考えるんですね。

 

トラッキングアプリは、眉や目、口の動きをトレースして動かすことはできますが、喜怒哀楽って設定は無いわけです。

そりゃトレースしたら表情になるだろう……と思われた方、早計です。

それやっても不気味になるだけで、なかなか演技にはなってくれなかったりします。

 

で、何人かのモデラーさんに伺ってみると「表情は別に描いたものを差し替えるのが一般的」と言われるんですね。

(普通、Vtuber的にはそういう作りにする)

でも、それだと演技にはならない。

あるモデラーさんが「可能かも」というんで、お願いしたかったのですが「どう足掻いても年内は無理」とのこと。

それが四月初頭。

 

そんな中、突如として現れたのがもちゆる様です。

元々は他キャラのモデリングをお願いをしていました。

表情を主体にしたモデルではなかったのですが、顔のパーツの動きが妙に気持ち良かったんですね。

そこで自分なりにトラッキングアプリをいじりまくったら、何となく伝えたい感情のニュアンスが出ている。

(ただし顔の筋肉が攣りますw)

この時点で「何とか出来る」と確証を得ました。

 

それで、もちゆる様にモデリングをお願いします。

今、記録を見たら「それなりにトライアンドエラーを繰り返すことになると思うので、そこら辺も考慮してお見積もりをください」ってお願いしていました。

実際、大変な作業だったと思います。

動きの指定は細かいですし、追加仕様しまくりですし(苦笑

こちらのウッカリミスも含めて、相当な回数のやりとりをしているのですが全て前向きなお返事だったので救われました。

多分、モデリングのバージョンは七回は超えてる筈です(自分は途中で数えるのをやめましたw)

こちらの不安は無かったです。

上がってくるものは確実に理想に近づいていましたし。

結果、かなり演技を反映できるモデルになっていると思います。

本当によく応えて頂けたなぁ、と感謝しています。

 

 

ボイスはキャラの年齢や雰囲気から如月様にお願いしようと思っていました。

とは云え、元々がご多忙な方で、その上、秋から始まる連続モノを二月からお願いして録り溜めているという状況でした。

ボイスの発注は5月の初旬。

モデリングは完成していませんでしたが、事前のテストも必要だったので、早めにお願いしました。

モデルの口の動きは音声データで制御させるので、動きやすさであるとか反応の具合みたいなものも含めて事前にチェックしたかったんです。

テストの音声を頂いたのが5月の最終日。その時にはモデルもある程度は形になっていたので口の動きを見て、喋りのパターンを決めました。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ボイスはMaiの時とストーリーの中では演じ分けてもらっています。

今回のストーリーの中では「浅いあざとさ」みたいなものを出して頂くようにしました。

結果的に発注から納期までに一ヶ月半かかっているのですが、これ、忙しかったからじゃないと推察しています

如月様ご本人がトライアンドエラーされてたと思うんですね。

大事に演じて頂いているなぁというのは聞けば分かります。

 

 

そしてこの後、怒涛のトラッキング&編集編があるのですが思い出したくないんで割愛させて頂きます(爆

もう一度言います。怒涛のトラッキングです(これ、モーショントラッキングで作った動画なんです……大事なことなので繰り返しましたw)

 

 

すいません、台本執筆の合間にだらだらと書いた文章なので綺麗にまとまっていませんね😭

ちょっとだけ舞台裏についてお話させて頂きました。

作品に行きつくまでは、クリエイター様のお力添えはもちろん、クラウドファンディングでの支援も必要でした。

そして何より視聴して頂く方がいてくださってこその発意です。

皆様に感謝します。


それでは、次のMaiちゃんの作品にご期待ください♪