オニはうち、福はときどきうち -13ページ目

オニはうち、福はときどきうち

ここにいること。
それだけ知っていて。
愛してなんて言わないわ。




ずっとずっと昔
生きるのが辛かった時

夜寝るのが嫌だった

目を覚ましたら
すぐに  明日  が
来てしまうから

だからなくべく
明日  がゆっくり来るように
夜更かしをした


時計が刻む時間は同じでも
私の中で刻まれてる時間は
少しだけ長く感じた

本当に小さな抵抗だった


でも結局起きていても
嫌なことばかり考えて
どんどん独りになった







起きていても
特にすることもなく
ただそのうち来るであろう
新しい日を受け止めたくないのか

物理的な明日を迎えても
私の中では明日を受け入れられない


迎えたくても  明日  を
迎えられない人もいる

だから我儘言うなって?



じゃあこの  明日  を
あなたに差し上げるわ。


なんて屁理屈だって
自分でも呆れちゃうけど




やっぱり私は
独りで苦しいって
言ってる自分が好きなのよ


もし  明日  がこないとしたら
こんな人生の私を笑って



だけどたぶん後悔なんてしないから。



もう心に振り回されなくて済む
もう社会に溺れなくて済む






この心の動きは
あのずっとずっと昔の後遺症ね。