前回の私のエントリーと関連した「日本人のための日本近現代史you」さんの動画を紹介します。

 

『今回の動画は中国のこれまでの歴史と、今の中国関連の報道を照らし合わせて考えた「考察」であり、絶対に正しいとは言えません。そこのところを理解したうえでご視聴ください。』と但し書きをされていますのでその点を留意して視聴してください。

 

 

 

   最近中国がおかしな動き、歴史的に見れば普通のことなのですが、それについて解説して行こうかなと思います。

まずは2月25日付けの産経新聞の記事からです。これによると中国のメディアが「日本や韓国のコロナウイルスに対する対応策は全て後手後手の回っていて、感染拡大を防ごうとする意志も気概も感じられない」というような内容の報道をしました。

 

更に、27日付けのレコードチャイナの記事のよると「中国外交部は中国での経験を活かし、日本での感染拡大を予防するにあたって出来る限りの支援をするよ」と表明したらしいのです。

この二つの記事に対して、「お前が言うな」「原因はお前ではないか」「自分のことは棚上げか」と諦め半分、バカにしている人達半分ぐらいの感じで、当然と言えば当然の反応でした。確かに今現在のことだけを考えれば厚顔無恥で場当たり的で、行き当たりばったりなことを適当に言っているような、感じにしか聞こえないのですが、中国はそんなに馬鹿ではないのです。

僕が思うに中国は明確な意図をもって、このような頓珍漢なことを言い始めています。

まず第一に認識してほしいのは、中国のこれらの情報発信は今を生きている僕らへの情報発信ではないということです。中国が見ているのは50年後100年後の未来の世界ですから、今の人たちに馬鹿にされたり呆れられたりすることは、いっこうにかまわないのです。

一言で言うなら、日本は新たな歴史戦をしかけられていると言うことです。

過去動画で「対華21カ条のの要求」をした回を見ていただくと理解が深まると思います。

まさに、あの時と同じことを今やろうとしているのではないかというのが僕の考えでです。

 まず中国はコロナウイルスが発生した初期段階において、日本や韓国に対して、過度な入国制限をしないようにと要請しています。その結果日本や韓国は他の国に比べて早い段階で感染が広がってしまいました。これで第一段階クリアーです。

次に自分から入国制限をしないように要請したのに関わらず、日本や韓国は今回の感染拡大について、意識が薄いとか、そういったようなことを中国メディアに言わせています。更に中国は日本に対して、支援をする用意がありますよとまで、こういうことまで言わせています。

 実は、これが超重要なのです。要は新聞やメディアを通して既成事実を作ったと言うことです。

今こんなトンチンカンなことを言い始めたら世界から馬鹿にされたり呆れられるのが分からないほど中国という国は馬鹿ではありません。ただ中国は日本みたいにその場その場しか見ないようなことではなくて、50年後100年後の先を見ているのです。ですから今馬鹿にされるのは構わないのです。ここまでの話で察しの良い方は、もうピンときたのではないかと思います。

21か条の要求とまさに同じことが行われています。あの時も事前に孫文から頼まれたことも含めて、織り込み済みの、合意内容であったにもかかわらず、袁世凱からの要請によって日本からの要求という形にして発表しただけのことなのに、まるで日本が一方的に悪かったかのようにプロパカンダされ、当時の世界では各国から呆れられて馬鹿にされていたものの、100年たった今では、ほとんどの日本人は、日本は昔、酷いことをしたんだと思い込んでいます。

要は50年後100年後に、この状態にするための布石を中国は今打っているいるということです。

更に言うなら、清国の時代ヨーロッパから、どんどん植民地化されている時代においても領土を割譲しますとは言わなかった。あくまで租借という言葉を使って、100年間のレンタルですよというかたちにすることにこだわりました。白人たちにしたら、そんな約束を守るつもりはさらさらなく、100年も経てば政権も変わっているわけですから、そんな約束は無いのも同然だろうと思っていたのですが、結果として、租借という形にしていたことで、100年たった時点で簡単に取り返しています。

 中国というのは歴史的に、このように長期的な視点で物事を捉えることが出来る国なのです。

言い換えれば独裁国家の強みとも言えます。民主国家ではこんなことは起こりませんから。

更にWHOに対しても風評被害等を理由にして、今回のウイルスに武漢とか中国を連想されるようなワードを使わせないように圧力をかけ、COVID19というような、よくわからない名前になってしまいました。

 そして今年は非常に都合が良いことに、東京オリンピック、パラリンピックが開催されます。

オーストラリアでも感染が広がっている以上、普通の季節性インフルエンザのように、気温が上がったり湿度が高かったりすることで自然消滅することはほぼないと思われますから、終息がいつになるかわかりません。コロナのせいで、もし東京五輪が中止されますとなったら、東京肺炎という名前でプロパガンダされることだって十分すぎるくらいあります。

 日本の対応がザルすぎて広がりまくっていることは事実としてあることですから。

1900年代初めに起きたスペイン風邪だって、別に発症がスペインというわけではないのに、スペイン風邪という名前がついているせいでスペイン発祥の疫病だと勘違いしている人がいっぱいいます。50年後100年後に中国は、それを狙っているということです。

 要は未来の世界で日本に責任を押し付けるための準備を今やっているよと言うことです。

コロナウイルス生物兵器説というのがあって、僕はそういうこともあり得ることではないかなと思いつつも、あまり信用していなかったのですが、こういった中国の一連の動きを見ていると、もしかしたら本当に生物兵器なのか?と言うほうに傾いています。

 ただの自然発生のウイルスで中国が一番の被害者ですよ、という状況であれば、ここまでして中国は日本とかに責任を押し付けようとする意図がよく分からないですからね。

未来の世紀に置いて生物兵器の漏洩を起こしたのは日本ですよというミスリードを誘っているのではないかと思ってきている今日この頃です。≪以上は書き起こし≫

 

《参考動画》

21か条要求の真実~慰安婦問題と同じことがここでも行われた。

 

 新型コロナウイルスの名前が「COVID19」となった経緯は事実と多少異なることを話していますが、どこで発症したか分からないようにしておけば、日本発祥だと後に言うこともできますから、警戒感を持ち続ける必要があります。

日本政府の対応は、マスコミの風評被害拡大や煽りに負けず、国民のために頑張っていると思います。

昔と違い、現在はネットで情報を得ることができるので、デマが発信されても訂正も早く伝わります。

中国の情報戦を知る人たちは警戒感を強めています。先走って失敗することもありましたが、中国は、このような知恵に長けた国であることを認識しておくべきだと思います。