日々の活動の中で「多様性を認める」という声を聴くことが多い。

多様性の尊重は私たちソーシャルワーカーの活動の根幹となる「ソーシャルワークのグローバル定義」でも明記されている。

 

このようなメインストリームに対し意見をする人の話もあり「多様性を認めないことも多様性ではないか」という言葉を耳にした。

「多様性を認めない人を認める」ことが「多様性を認めること」であるという考え方。

 

私たち日本人の立場で考えてみるとどうだろう?

日本国憲法12条:公共の福祉

私たち国民は不断の努力によって公共の福祉を保持する必要がある。

公共の福祉とは社会全体の利益と読み替えると、他者を認めないことが利益に繋がるだろうか?

自分とは価値観の違う他者を認め、自分とは違う価値観や考え方に触れることで新たな価値が生まれ、それが社会全体の利益に繋がると考えることが重要なことだと考える。

「自分とは違う考え方を認める」ことが難しい人はせめて批判しないように意識できるようになることが、多様性を認める社会で生きる第一歩であろう。

「多様性を認めないことも多様性である」という言葉に触れ、ソーシャルワーカーとしての自分の生き方を振り返る良い機会となった。