久しぶりに風邪をひいてしまった。
こういう時は、素直に休みを取ることにした。
休めるなら、休む。去年からそういう図々しさを手に入れた。
これが、齢を重ねるということなのだと思う。
私は、強くない。天才でもない。
風邪はからだのサイン。無理は禁物。それが、ものごとを長く続けていくコツなのだ。
そう言い訳をして、今日は籠って世界遺産のDVDをループする。
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今日は好きな画家シリーズ
『Alfons Mucha(Ivy)』
ミュシャは、プラハ出身のグラフィックデザイナー。
モチーフ使いが巧みで、わかりやすくキレイ。
映画や企業のポスターなども描いていて
サラ・ベルナールの絵なんかが有名でしょうか。
アール・ヌーボらしい美しさ満載。
クリムトは、この黄金使いが好き。
この人も、わかりやすくキレイ。
と同時にもの悲しさ、危うさも併せ持つ。
この絵も、後ろが崖になっている。
この二人の結婚の、その先の未来を予知しているんだって。こわい。こわい。
ミュシャはプラハ、クリムトはオーストリア出身。
そういえば初めての欧州旅行はこの二国だった。
たまたまだけど、なんだか惹かれるものがあったのだと思う。
『Leonard FUJITA(乳白色の女)』
日本人であることを、日本的であるものを十分に利用して西洋で勝負した日本人。
この乳白色の肌は、いまだ画法が完全には明らかになってないらしい。
これまでにないものに挑戦してこそ、極めるということ。
出る杭は打たれるのか、飛び出る才能に嫉妬したのか。
日本の画壇は彼を認めようとはしなかった。
西洋でのみ評価をうける藤田嗣治。日本の恥と批判をされ、信じては裏切られ、最後には日本への失望を募らせ、結局は一人の理解者である妻とともに日本を捨て、洗礼を受けてフランスの田舎で余生を送った。
最初は、この乳白色に惹かれて興味をもったけど、藤田は人格・生き方を含めて興味をもった画家。
日本はもっと日本的なものを利用してこそ、日本人としての文化的なアイデンティティを保てる。それは、媚を売ることではない、そう思えた。
この乳白色も、墨汁を利用しているんだって。だからどこか懐かしさを覚える油彩なのかもしれない。
そして、藤田は手仕事も大好き。
木箱などを手創りしたり、身の回りのものを何でも手創りした。
『子供のお仕事シリーズ』『猫』の絵も有名。
決してマネはできない才能溢れ、挑戦に溢れた人生だけど、こんな人に愛されてみたいと思った。
『中島 千波(夜桜)』
これは、絵を見ることの楽しさを初めて教えてくれた日本画家。
特に『夜桜』は好き。
まだ小学生だった。美術館なんて、正直つまらなくて。
でも、祖父母はとにかく全国を旅行するたび、美術館に連れて行った。
長野の美術館だったと思う。
自分の背丈より高く、大きな屏風がたくさん。
金の屏風に絢爛豪華な桜吹雪。小学生の私は大興奮!!
夢中で走り回った(笑)そして、もっともっと美しいものを見尽くしたいと思うようになった。
そんな素敵なきっかけをくれました。
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ふと、自分を今形作るものを見渡してみると
結局家族が私のために与えてくれたものと、直観で出会ったもので出来上がっている。
つまりそれは、もって生まれた運命。
どう抗っても、結局運命に流されて流されて生きているのかな。
今日この頃なのでした。








