無試験で電気主任技術者になる方法
200人の実績を元にした実務認定完全マニュアル

無試験で電気主任技術者になる方法
200人の実績を元にした実務認定完全マニュアル
行政書士　下村幸喜

本書にご興味をお持ちいただき、ありがとうございます。本書をお読みになる多くの方は、おそらく電気主任技術者の実務認定制度をご存じでしょう。
ご存じない方は、試験を受けずに、電験３種を取得できるの？
それってズルじゃない？とお感じかも知れません。
しかし、確かに、そういう制度があるのです。

国家資格の多くには、試験制度がある一方で、有資格者は国のいろいろな産業や制度を支える重要な人たちでもありますので、一定の内容の仕事を一定期間行ってきた方には、そうした特典が認められています。それは、一方では、行政機関等の退職者の仕事確保の意味もあるように感じます。

認定高校を卒業された方が、第3種電気主任技術者を実務経歴により取得する場合、
・高等学校の電気工学に関する学科を卒業した（学校の卒業証証明書、単位取得証明書が必要）
・電圧500V以上の電気工作物の工事・維持又は運用の経験がある。
・経験は3年（卒業前の経験期間の1/2と、卒業後の経験機関の和）大学、短大、高専の卒業+単位の方は、期間が短くなります。

「自分が卒業した学校はどうなの？」と思われた方は、
次のリンクから、電気主任技術者認定校一覧をご確認ください。

電気主任技術者認定校一覧

電気主任技術者の試験電気事業法の規定により電気主任技術者の免状取得には次の二つがあります。
（１）国家試験に合格したもの（試験認定）
（２）通産大臣の認定する学校を卒業したもの（無試験認定*）

*本学電子工学科において所定の科目を修めて卒業し、実務経験を有すれば上記（１）に該当し、申請によって免状を取得できる。「認定」で免状を取得できるという制度なので、ただ勉強したというだけではなくて、国が認めた学校を卒業した、というのが要件です。

従ってズルいわけではありません。一日でも早く電気主任技術者になり、我が国の産業を支える人物として活躍することを国が望んでいるための制度だと言えます。

本書は、実務認定に必要な実務経歴証明書の作成や、取得のための支援を行い、過去200名以上の方の資格取得に貢献した経験を公開するものです。
特に、お客さまからの問合せが多い内容はＱ＆Ａの形で掲載しておりますので、これにより疑問の解消になればうれしく思います。

行政書士ソフィ法務事務所
代表　下村幸喜

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