満天の空の下にいると圧倒された
大好きなあなたといると 淋しかった
風のような人生は いつも帰る場所を求めた

私がひとりじゃないと感じたのは

満天の星空の下ではなく
あなたの腕の中でもなく
あたたかい家でもなかった


それは行き場をなくして
たった一人で見上げた空の下
少し白い雲から降りしきる雨の中
時々冷たい風が通り過ぎる夜だった


やっとひとりになれた

やっと還ってきた

お帰り 私



私はずっと自分から離れていた
だからこんなにも孤独だった

私が私に還れたとき 初めて気が付く



私はずっと 私と一緒だった