このブログで、需給と書くと
市場での売り手と買い手のバランスと捉えられてしまいそうですが、
本来の需給の意味合いでとらえてください。
また、技術力もトレードスタイルでは無く
世の中で「技術」と言われるモノを指しています。


いよいよ、クリーニング屋さんの店主でいるのも残すところ22日となりました。
「色々とクリーニング屋を探して当店で止まる」
15年間、そのようなお客様を増やすスタイルを心がけていましたので、
閉店を告げると「何処に出せばいいの」「何処か紹介して」と言われることが
僕の技術への評価だと感じ、自信をもって閉店することができます。

どの業界でも言える事ですが、需要過多の中で
低水準のモノも低価格のモノも喰えていると
高水準のモノは高価格で推移できるので
技術や品質を追求する事に邁進できます。

例えば、1970年代のテレビ・1990年代の携帯電話・1995年~2002年のパソコンなど
需要が多く技術革新前の製品は、売上げ・利益・給与・消費に好循環を与えていました。
製造工程のオートメーション化・情報処理(CPU)などの進化と
同時に、技術のテジタル化、真似しやすい状況や、バリアフリーな繋がり(USB等)も
相まって、家電の唯一のバリアは「スマホにワンセグを組み込まない」のかと思えば
LTE7G制限で稼げると「フルセグスマホ」が出る始末。
スマホ用のCPUに関してはPC用の数倍の速さで進化(新技術では無い)

私の暮らし的には
3Gスマホ 4000円使い放題 速度3M
これにタッチノートPC (11インチ)
テレビ番組は翌日FC2かGYAO(日テレだけ)で観る。
ラジオが聞きたきゃ、RADICOをインストール
手持ちのデジカメは300倍望遠付、HD録画
スマホ・PC・デジカメの合計が10万円程度
通信費が4千円程度

また、水平器や音量測定、各種測定器は
スマホのアプリで十分対応。

金融にしても税金にしても補助金にしても何にしても
知っていれば使えるし儲かる。
が、技術は余程でなければ儲からなくなっている。

iモードが始まった頃はサイバードの社長も言っていたが
くだらなくてもリリースをすればお金が落ちてくると、
一昨年あたりからはスマホアプリも同じような状況が始まっていた。
おそらく来年は淘汰の年だろう。



もし、僕が従業員を雇っていたり
公的資金や融資を引っ張っていたり
プライドが高かったりすると
廃業を選べなかったと考えている。


基本的な資本との付き合い方は
ハンコを押さない
お金を借りない
人を信じない

如何とらえるかは、自由だが
要は、人質を取られない事だ。

これは親や周りの人間が商売人または反社なんて言われそうな人間が多かったので
「生き抜けた人」「飛んだ人」の違いを見て
自分のお金とのスタイルを決めたのだと思う。



今年47歳
15年前、会社を辞める時に
元長銀の先輩に「理解できない」と言われた。
今、お店の閉店をお得意様に告げると
やはり「理解できない」と言われる。
今、2年間、距離を置いている事もある。
たぶん2年前は、自身でも「何で距離を置いているのかな?」と思っていたが
来年の夏ごろには、「3年あれば変わるものだ」と理解出来ると思う。


残さなきゃいけない技術など無い。
それは必要な時に必要な技術が生まれるからだ。


さて、今週はジャズlive 再来週はTDLとTDS 月末は閉店と引越し
キックボクシングGYMはアト2回は行きたいが
暫らくバタバタが続く。





十年来のお客様と雑談
ウチの仕事を気に入って頂いていた方。

世間話からキックボクシングの話をすると
お客様は子供の頃から空手・合気を40年と「驚き」
学校の先生なんだけど、穏やかでゆっくりな語り口調から想像もできなかった。
そこから、「グラップラー刃牙」の話を振ると
登場人物の渋川剛気のモデル塩田剛三氏に小学校2年生から習っていたと言う。
縁あって今は宇城氏(愚地独歩のモデル)を師としている。
また、話は精神論に向かい、共には無し続ける事3時間。
あっという間に時間が過ぎた。とても幸せな時間で
これからも、1つずつ重ねていこうと心した。