冬型の典型的な気圧配置により、きょうは日差しがあってもほとんど気温の上がらない、寒い1日となりました。明日の予報はころころ変わりつつあるようですが、本当に雪となるでしょうか。

    さて、本日は昨日の続きを。先日大嘗祭の儀が行われた大嘗宮の一般参観に訪れたときのお話です。東京駅を出発し、乾通りを通って大嘗宮へと向かいました。その途中で「130分待ち」というプラカードを目にしたものの、その意味が分からぬまま大嘗宮が見えてきました。


    ここにたどり着くまでさんざん歩かされましたが、ようやく目的地の手前までやってきました。これでようやく近くで見ることができると思いきや、前を歩く人たちの後をついていきますと、大嘗宮とは逆方向へ進んでいきます。あらためて英語版の案内図を確認したところ、進行方向は大嘗宮の前に広がる「本丸」の外周に沿って矢印が伸びています。ずいぶん遠回りさせられるなと思いつつ真横を見ますと、大勢の人たちが並ぶ長蛇の列であることが分かりました。これが長時間待ちの理由だったのです。


    分かりづらいのですが、端から端まで人の列が続いております。最後尾に着いたときにはすでに外周の半分を過ぎておりました。そして後方にもすぐに列ができ、完全に四方を人で囲まれてしまいました。これでは列を抜けることもできませんし、多くの人が通信を行っているのか、スマホはまったく繋がりません。ただただ前の人のあとについていくしかありませんでした。
    列に並びはじめて20~30分ほど経過したころ、遠くで「ここからおよそ1時間待ちです」とのアナウンスが聞こえました。しかし、どちらかといえば立ち止まることの多い歩の進み方で、果たしてその時間でたどり着くのか?とさえ思いました。
    一列で横に6~7人並んでいたでしょうか。並んでいるあいだに両端付近と中央付近とでは進み方に速さの違いがあることに気づきました。最初は内側にいたほうが遠くに見える大嘗宮の写真が撮れるのでいいと思っていたのですが・・



    考えることはみなさん同じで、逆に撮影する人が多ければ歩みも遅くなるものです。また、外側の人たちは横に広がる紅葉を写真に収めているため、けっきょく遅くなります。一方、中央付近ではそのいずれもできませんので、ひたすら歩くしかありません。もしこれから大嘗宮の一般参観に行かれる予定の方は中央付近の列につくことをおすすめします。といってもそれほど時間差ができるとは限りませんが。

    本丸の外周を直進してきましたが、ようやく左に折れて大嘗宮の手前付近まできました。しかし、ここにきてこれまで静静と歩みを進めていたみなさんの目付きが変わっていきます。我先にと早足になっり、一斉にスマホを上に掲げ出します。


    大嘗宮前は右から左への流れのはずなのですが、逆流あり、押し合い圧し合いありと、最前列を確保するのに必死です。自分も周囲に揉まれながらも最前列までくることができました。そこで撮影したのがコチラ。




    運良くMYパンダを入れて撮影できました。ちなみに実際の現場は周りから押されますし、そもそも最前列の内側には警察官がうろうろしており、1枚撮影したらすぐに立ち退くように言われます。このような光景は公開当初の『シャンシャン』の観覧並みか、それ以上だったかもしれません。
    というわけで、決して「ついで」で行くような場所ではなく、大嘗宮参観を目的に行くべきだと思いました。さらにいえば帰りは大手門以外から帰ったほうがよさそうです。東京駅方面へ行くための横断歩道が渡れません。


    なお、一般参観は明後日の8日までとなっております。混雑するのは目に見えておりますが、貴重な機会ではあります。