きょうも朝から晴れていいお天気が続いており、雨の心配はなさそうです。ただ、だんだんと下り坂で、とうとう明後日の土曜日には東京でも雪が降る可能性が出てきたとのこと。おそらく、山間部では積もらない程度の雪が舞い、都心部ではみぞれか雨となるのだと思うのですが、果たして今季の初雪観測となるでしょうか。それを考えますと、昨日のうちにお出かけしておいてよかったのではないでしょうか。
 昨日は上野から東京駅へ向かい、丸の内側に降り立ちました。


 左右のイチョウはまさしく見ごろを迎えており、太陽の光でキラキラと輝いておりました。向かう先は先月21日から始まった大嘗宮一般参観です。
 これは先月14日から15日にかけて天皇陛下がご即位後、国家および国民のために安寧と五穀豊穣を感謝・祈願された大嘗宮の儀が行われた大嘗宮を一般公開されるもので、これと同時に同30日からは皇居乾通りの一般公開も始まりました。とくに乾通りの一般公開が始まった初日には平年よりも多い7万人が訪れたとのニュースを見たばかりだったのですが、せっかく近くまで来たのだからと割りと軽い気持ちで訪れました。しかしこの考えは非常に甘かったと、後々痛感させられることとなります。

 東京駅で降りたとはいえ、なんの予備知識もないまま来たわけですから、なんとなく多くの人が進む方向のあとをついていくことにしました。イチョウ並木を通った先で左折し、皇居外苑の外周を黙々と歩き、ようやく入場門を通過。



 そして敷地内に入って、大きく迂回するような形でこの先にある白いテントを目指します。そこでは手荷物検査とセキュリティーチェックがあるとのアナウンスがありました。


 セキュリティーチェックはいわゆる金属探知機によるチェックでした。ちなみに手荷物のなかにペットボトルを持っている方は自身がその場で口にしていただきます。なお、手荷物のない方は検査をスルーすることができます。
 このあと道なりに進んで坂下門をくぐり、


 宮内庁庁舎前を通過します。


 この付近で係員の方たちが案内図を配布しておりました。しかし、在庫が英語版しかないといわれ、いちおういただいてきました。
 ここまできてようやく目的である乾通りおよび大嘗宮付近に来たことになります。現在は乾通りが解放されていますので、もちろんまっすぐ進むことにしました。


 通りの両脇にはおおもみじや


 寒桜が咲いておりました。


 それから西桔橋(にしはねもん)を渡り、急な坂を上った先にようやく大嘗宮が見えてくるのでした。ただ、その前に気になったのは橋を渡る手前で係の方が「130分待ち」というプラカードを掲げていたこと。ここまで延々と歩かされてきましたが、この先どこで2時間以上もかかるのか疑問でした。
 そうこうしているうちに大嘗宮が見えてきました。しかしすぐに見ることはできません。横目に見つつ、ここでようやく待ち時間の意味が分かりました。話が長くなりましたので、この続きは明日ということで。