今朝はそれほど冷え込みもなく、多少雲が多いものの、日中は暖かい1日となりました。ただ、今後お天気は下り坂で、明日の夜には雨が降る予報が出ています。今週は肌寒い日が続きましたが、来週は汗ばむ陽気が戻ってきそうです。

 

 さて、毎月11日にSNSTwitter上にて開催しております『パンダ祭り』が昨日の5月11日で無事通算100回目を迎えることができました。これもひとえにみなさんがご参加していただいたおかげです。そこで本日は少し昔話をしたいと思います。

 

 いまから8年前、某スクーリングに参加した際、臨時講師に来られた方が講義のなかで「今後はTwitterのようなツールを活かす時代がくる」といったような発言をしたことがきっかけでアカウントを作成してみることにしました。当時はまだまだユーザー数が少なく、Twitterの名のごとく、独り言のようなつぶやきが多かったと思います。やがてユーザー同士で繋がりを持つようになってきますと、イヌ好きやネコ好きなどが集うコミュニティのようなものが形成され、定期的に同じようなつぶやきがみられるようになりました。その横の繋がりを示すものが現在でも使用されている「#(ハッシュタグ)」です。そしてそれと同時に多くなったのが「#followme(フォローミー)」を付け加えるつぶやきです。いまもそうなのでしょうが、とにかくフォロワー数を増やすことがある意味ステータスのような風潮がありました。

 イヌ好きやネコ好きなユーザーがいればきっとパンダ好きもいらっしゃるはず。ということで、まずはその手始めにパンダ好きが集うためのハッシュタグを考えようと思いました。つぶやきで募集をかけてみたところ、何件か返信をいただいたのですが、当時のTwitter運営部?のほうから「#pandaJP」を使ってもいいですよ、と連絡が入り、これをきっかけにパンダ専用ハッシュタグが誕生しました。2010年2月3日のことです。

 ハッシュタグが決まれば、あとはパンダ好きの仲間を増やすだけ。当時イヌ好きのユーザーは午後1時11分に、また猫好きであれば午後2時22分になりましたら一斉につぶやくといったようなことが行われておりました。一種のあいさつのようなものですね。ちなみに午前0時ちょうどにつぶやく「よるほー」もこのころから使われ始めており、これをきっかけに「○○ほー」というつぶやきが多くなっていきました。

1時11分も2時22分という時間もイヌの日、ネコの日の語呂合わせを由来に始まったのでしょう。であれば『パンダの日』もあるはず、と調べましたら、1869年3月11日が『パンダ発見の日』であることを知りました。そこで毎月11日を『パンダの日』と勝手に命名し、2010年2月11日に第1回目となる『パンダフォローミー祭り(当時)』を開催、そして現在に至ります。

 

 8年余りをかけて通算100回目を迎えたわけですが、途中で「フォローミー」を外しただけで、パンダのことなら何でもOKというスタイルはいまもなお全く変わっておりません。なかでも印象深いのは2011年3月11日でしょうか。この日も予定通り開催する予定でいたのですが、午後に東日本大震災が発生したため、急きょ中止を発表。3月11日が『パンダ発見の日』であることをアピールするはずが、日本全体にとって特別な日へ変わりました。なお、『パンダ祭り』は中止したものの、この日を忘れないよう開催のカウントだけはしました。100回のなかでお休みしたのは唯一この3月11日だけです。

 

3月11日が『パンダ発見の日』であることは学術上認められていないため、世界的にあまり浸透しておりません。また、日本にとりましてもこの日は震災発生の日であり、これからもそうあり続けていくのだと思います。しかし長いあいだ『パンダ祭り』を開催しているなかで、専用ハッシュタグ、あるいはパンダを通じてユーザー同士で繋がりを持ったり、パンダの輪が広がったという声を聞いております。もう5年近く前になりますが、自ら主催者となってオフ会を開催したこともありました。決して『パンダ発見の日』が周知されなくとも、パンダという存在そのものの素晴らしさを発信するひとつの方法として今後も『パンダ祭り』が続けられればと思います。