2月も終わりに近づき、ようやく寒さから脱しつつあるでしょうか。週間予報を見ますと、明後日の3月1日から気温が極端に跳ね上がっています。ただ、明日は大荒れとのことですので、そろそろ関東でも春一番の声が聞こえてきそうです。

 

 さて、昨日は先日発売になったばかりになった書籍を取り上げるとともに、上野の『シャンシャン』の一般公開以降、出版業界でも賑わいを見せているということを記しました。すでに発売から1カ月近く経とうとしてしまっているのですが、先月の31日にこのような本が発売されておりました。

 

 

 

 表紙を飾るのはもちろん『シャンシャン』で、巻頭より上野のパンダファミリーの写真が多数掲載されております。昨日の書籍と異なる点は一般公募のパンダ写真も載っていることでしょうか。正面写真をはじめ、後ろ姿や親子によるツーショットなど、スナップ写真のような撮り方もいいものですね。

 また、『シャンシャン』に人気が集中していると思われがちですが、むしろこれをきっかけに国内でパンダを飼育している2施設も改めて見直されているのではないかと考えております。これを見越してか、こちらの本ではアドベンの5頭も王子の『タンタン』も上野同様のボリュームで写真が掲載されていますから、パンダにきっかけを持ついいアイテムとなっているのではないでしょうか。

 

 ところで、パンダを見るなら混雑する上野よりも白浜や王子のほうがいいというようなことを、ネットを中心に目にしますが、その意見を否定することはしません。ほかの2施設では上野のように整理券を配布することはありませんし、展示方法もガラス越しではなく、しかも間近で見ることができるという利点があります。ただ、白浜や王子のほうがいいというのは相対的な意味で『パンダ』という動物を見る行為のことを指しており、『パンダ』という「個体」を見る行為には当たらないと思います。要するに『シャンシャン』は上野に行かなければ見ることができませんし、双子パンダの『桜浜・桃浜』や末っ子の『結浜』はアドベンにしかいないのです。また、展示方法も三者三様の見せ方があるからこそ3カ所を巡る意義があるのだと思います。本当にパンダが好きな方が「パンダを見に行く」ではなく、「パンダに会いに行く」と表現するのはなんとなく納得できますね。

 

 ちなみにきょうは自分の誕生日でした。