バンコクのプロ忍者に会ってみた話。 | パクチーまみれの日々

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サワディーカー、パクチコです。
してやられました。

先日、youtuberのバンコクのプロ忍者さんとお会いできる機会がありました。



結論から言うと、この方・・

忍者でもyoutuberでもありませんでした!!

めちゃくちゃ人間でした。


私は完全にネット上の情報に踊らされていました。
絵本を読んでいた子が、いきなり劇団四季のライオンキングを見たような衝撃でした。

だって"映え"の世の中ですよ。
日常生活の中で精一杯非日常を作るし、写真一枚の為に行列を作る世の中ですよ。
まさかね。
こんなに面白い人間であるわけがないと思っていました。

話をしてみて、忍者さんにとって忍者である事なんて、
本当はお子様ランチに立ってる旗くらいの物で、
取ってしまっても何ら遜色が無いぐらいの物なんだっていう事に気づきました。


忍者さんが、なぜ忍者をやっているのか。。
それは、忍者さんがタイに来る前の話に遡ります。

当時日本で仕事をされていた忍者さんでしたが、仕事関係で知り合ったある方から、タイの話を聞いて興味を持っていたそうです。
ある日、その方から「明日タイに行かないか」と言われて、OKしてそのままチケットを取ってタイに来たそうです。

普通行きませんよね(笑)

初めてタイに来て、タニヤでほにゃらら(ググってください)した忍者さんは、タイの活気ある光景を見て、この国はいける、そう思ってタイに来てしまったそうです。

ある時、持っているお金や人脈を全て無くすようなハプニングがあったそうです。
そして、忍者さんはタイのホームレスになりました。
ホームレス小谷さんの様に、100バーツで自分を売ろうとしましたが、ここはタイなのでビザの関係でそれはNGです。ご飯を食べさせて貰えればいい、と色々な所に顔を出す様になりました。

タイは日本よりも危険なので、ホームレスをする時は、銀行や、コンビニの前やコンドミニアムの前など、監視カメラのある所でした方がいいと教えてくれました。

・・しませんけど!(笑)

そして、何もないところから自分が始められる事が、忍者だったという事でした。
ブログはアフィリエイトなどの分析が難しい。
youtuberは喋りが難しい。
何も喋らなくてもクスリと笑える外見があればいいんだ、と思ったそうです。

・・普通帰国しますよね。

最初は黒い衣装だったそうですが、ある時「タイ人はあまり黒が好きじゃない」と言われて、結婚式のイベントの時にクライアントに用意してもらい、今の赤い衣装になったそうです。
それからは、街中でもタイ人に大ウケ。
日本では職質にあうかもしれませんが、タイ人の警察官は笑って一緒に写真を撮ってくれるそうです。

忍者さんの凄いところは、その人脈です。
人脈というとものすごく生臭いですが、会ってみればその魅力が伝わるし、縁を作っているのはやはり忍者さん本人なんだと感じました。
だからね、彼はyoutuberでは無いんです。
youtubeをやっているから、分かりやすいからそう名乗っているだけなんだそうです。


機会があれは一度会ってみてください。
"普通しないよね"という事を積み重ねた、現代の忍者がバンコクにいます。

ちなみに、手裏剣は使わないんですか?と聞いたところ、
「危ないから使わない」そうです(笑)(笑)


紹介してくれた大山さん(バンコクでドラムを教えたり音楽活動をしています、すごい!)
ありがとうございました!


そして場所を提供してくださった鳥屋〜花〜さん、料理(写真撮り忘れた)もとても美味しい素敵な飲み屋さんでした。
写真はデザートのプリンですが、モッチモチな新食感で超美味しかった!

今日も読んでくれてコップンカー☆
明日こそワットポーの記事書きます(笑)