入院してからはしばらく検査の日々
その間にすい臓炎の痛みは点滴でよくなっていた

入院から数日後、俺は先生に呼ばれた
病状説明だ
そこで悪性リンパ腫であることを知らされた
悪性リンパ腫とは血液の癌であり、リンパ腺とかがはれたりする症状があるらしい
レントゲン写真には確かに白い影を見ることが出来た
でも当の本人は全く自覚症状がなく、すい臓炎を除けば元気そのものだった
俺はそんな重い病気だとは信じられなかった

説明の最後に先生に言われた

「早くて半年です」

全くもって理解出来なかった
というか信じられなかったし、なんか悲しいとかショックという気持ちもそこまで感じなかった
本人もたぶん信じはしなかっただろう

でもこれから闘病生活が始まる
そしてそれは今も後遺症というかたちで続いている
親父は3年半前の6月に悪性リンパ腫と診断された

祖父の四十九日で田舎から帰ってきた次の日、腹痛を訴えて病院の救急外来に言った

あの日ことは今でも忘れない
痛み止めの点滴をしても全く効果はなかった
2人で院内をぐるぐる回った
その方が紛れるらしかった
でもトイレに入ると嘔吐を繰り返していた
胃酸が出るだけといった感じだった
1時間以上してからようやく医者に診察室に呼ばれた
俺は外でしばらく待ったあと中に呼ばれると、親父はかなり楽な顔をしていた
後から聞くとモルヒネを打たれたらしい
そしてそのまま検査入院することになった

俺はまたすい臓炎だと思っていた
以前も酒の飲み過ぎで同じようなことがあった
検査の結果、今回も実際にすい臓炎を起こしていた
でももう1つの病気を明らかになった


悪性リンパ腫


聞いたこともなかったその病気が、癌だと知っても俺も親父もその後の苦労を考えもしていなかった


終わり
今までブログなんかに興味はなかったが、始めることにした

それは親父との日々を記録するためだ

病と戦う父とその傍にいる俺との1日を書いていきたいと思う

俺は出来のいい息子ではない
でも親父の事は尊敬してるし大好きだ
ファザコンというのかもしれない

そんな親父に俺は何をしてあげられるのか?
そんな思いも一緒に書いていきたい

病にかかってはや3年半

それまでの日々、思い、そしてこれからのことをここでは正直に書こう



始めるにあたってこの3年半の自分に言ってあげたい

お前はよく頑張ってきた。正しかったかはわからないけど一生懸命やってきた。皆知らないだろうけど,俺だけは認めてやる。

お前はよくやってきた。そしてまだまだ頑張れるはずだよ。