責任の所在!?PART2
私自身がリーダーという立場を経験して考えたことは、部下の不祥事に対しては、確かにリーダーも責任を問われなければならないと思います。ただその前に不祥事を起こした者が厳しく罰せなければならないと思います。
私がこうした事件がある度に違和感を感じるのは、不祥事を起こした張本人よりも、むしろリーダー側に責任を追及する傾向にある、ということ。
しかしそれでは、不祥事を起こした本人にとって為になりません。まず張本人を厳しく罰するべきではないでしょうか。
一方で、どう考えても、リーダーの知りえないところで部下が犯した不祥事にまで、組織のリーダーが責任を取らなければならないのは、おかしいと思います。
もし、仮にそうしなければならないとしたら、私だったら部下を徹底的に管理します。
箸の使い方から、普段の言動、遅刻の回数まで徹底的にチェックします。そして、少しでも問題を起こしそうな兆候が見られれば即刻解雇します。
しかし、現実には、こんなバカげたことをしていたら、会社に誰も居なくなってしまいます。
組織には色々な人が居ます。多少ズボラでも、バリバリ仕事ができ、特に大きな問題も起こさない人。
逆に、一見、不祥事、犯罪とは縁がなさそうで、勤務態度もまじめだが、とんでもない犯罪を犯したり、ハレンチ事件をやらかす人など。
人は見た目では判断できません。部下をまとめるリーダーには、清濁あわせ呑む度量が必要だと思います。
さて、前述の、部下が組織内で起こした不祥事のうち、後者の例を挙げます。
最近の例でいうと、厚生労働省によるC型肝炎発症の情報の隠蔽が挙げられます。
これはまさしく組織ぐるみの不祥事であり、トップが全ての責任を取らなければなりません。
まさに厚生省と製薬会社が犯した犯罪といえます。政府のトップがこんなことばかりしていると、ただでさえ政府に対して不信感を抱いている国民が、益々政府を信用しなくなります。
この様な組織ぐるみの犯罪、もしくは不祥事を犯すか犯さないかというのは、ある程度はトップ次第です。
部下はトップの鏡なのです。
トップが清廉潔白だと部下もそうなります。逆にトップがすさんでいると部下もすさみます。
こうして考えると、トップには部下の管理能力も必要なのですが、トップがまず襟を正して、部下に対して恥ずかしくない言動を取らなければなりません。
責任をどこに追及するかというのは非常にデリケートな問題なのですが、問題が起きて、その責任を追及する側も、慎重に責任の所在がどこにあるのか、ということを判断しなければならないと思います。
次回はリーダーシップ論です。
責任の所在!?
最近、高杉 良のザ・エクセレントカンパニーを読んでいます。
↑オススメです
大体私は、大学の講義中にビジネス書を読んでることが多いのですが、私にとって、これは重要だ!!と思える講義の内容は,本を読んでいても自然と頭に入ってきます。
しかしこの本を読んでいると、授業の内容が全く耳に入ってこないのです。
それ位夢中になった本です。たまにはビジネス小説読んでみるのも良いなー、なんて思ってしまいました。
小説を読んでいて、ふと考えさせられる部分がありました。
正に今日の日記のタイトルになっている責任についてです。
小説の主人公は、日本の大手食品会社のアメリカ支社で働く、30代半ば、働き盛りの男です。
彼がある日、現地女性従業員の巧みな罠にはまり、セクシャルハラスメントの冤罪で訴えられてしまいます。
事実無根にも関わらず、企業のイメージダウンになりかねない、と判断した会社側は5万ドルの示談金を女性に払うことになります。
訴訟社会アメリカならではの詐欺です。
主人公の川森はもちろん、彼の上司である専務の深井まで責任を負わされて、田舎の工場に左遷させられてしまいます。
ここで私が着眼したのは、部下が犯した犯罪、ミス、失態に至るまで、リーダーや上司が責任を負わねばならない是非についてです。
大きく分けて、組織内で部下が起こす不祥事には2種類あると思います。
一 明らかに部下が個人的に犯した不祥事(横領、セクハラ、交通違反など)
二 リーダの管理下のもと、事前に防げたであろう不祥事(組織ぐるみの犯罪など)
最近の身近な例でいうと、前者では、大臣の不祥事が次々に明るみにでて、責任を負わされて辞任した阿部元内閣です。
明らかに部下の、過去の個人的な不祥事に対して、彼らのリーダーまでが責任を取らされる、という事に違和感を感じるのは私だけでしょうか。
こう思ってしまうのは、私自身が、個人主義の西欧で、長いこと暮らした経験があるからでしょうか。
阿部前首相自身に落ち度がないのであれば、別の大臣を任命し直せばよいこと。
勉強不足の私はこんな風に思ってしまうのですが、皆さんは如何でしょう![]()
ここから余談になります。
私が思うに、何でもリーダーに全て責任を負わせようとするから、どこの組織もリーダーをやりたがる人が少なくなってる気がします。
結果、組織の弱体化に繋がります。
会社という組織においても、また日本という国家単位でも、一人ひとりがリーダーシップを養える様な土壌を提供すること。
組織の一人ひとりが、リスクを負うことを恐れずに、リーダーシップを発揮してゆくこと。
こうしたことが、組織力を強くし、また責任感のある人材を育成してゆくことに繋がるのではないでしょうか。
ただ単に問題が起きたら、誰かに責任を押し付けて一件落着、その繰り返しという負のループから回避できると思います。
次回は、責任の所在!?PART2です。
インターン終了
昨日をもちまして、8ヶ月に及ぶインターンが終了しました。
8ヶ月間。長いようだけど、今になって改めて振り返ると、短く感じます。
内容は非常に充実したもので、自分自身の成長にとてもプラスになりました。
普通の会社では考えられない様な、直接、社の売上に関わる責任ある仕事を、どこの馬の骨ともわからない学生に任せてあげることができる。
こんな度量を持った社長の下で働かせて頂き、多くのことを学ばせて頂いて、本当に感謝感謝です![]()
こんな会社、日本中を探してもそうそう見つかりませんよ![]()
ただ、ひとつ心残りがあります。
それは、私がリーダーをしていた学生事業部の一つの目標である、別会社化をして、学生が社長に就くということ。
その目標を、私がいる時に達成出来なかったこと。
ただし別会社化、というひとつの目標に向けての体制作りはしてきました。![]()
今後が楽しみです。
現在私は、新たなステ-ジに向けて、あるプロジェクトを進行中です。
その話は、また別の機会で触れていきたいと思います。

