paddyさんのブログ -3ページ目

青空

自転車でどこまでも


右足と左足


どこまでもどこまでも

爆音でミュージック


青い空


目の奥がじんとした


君にはもう会えないのに


ぼろぼろの自転車でどこまでも


春の風をまとって




せめて前を向いて

続き

映画には私の住む広島も出てくる。出勤する時にいつも原爆ドームが目に入る。もう見慣れた景色、広島で出会った人達は原爆の話などしない。むしろ小さい頃から教えられた悲惨な事実に今更触れたくないのかもしれない。
Coccoは広島に美しい雨が降っていた、と言って泣いた。
そして言いたいことはただ一つ



いきろ



何度も繰り返して、歌った。



Coccoは、ジュゴンやひめゆりのおばあ達には、もう悲しみはいらない、やさしい歌でいい。と歌います。


ガリガリに痩せた体で、でも力強く歌います。ゆっくりでいいから、疲れたら休んでもいいから前に進め、と。



私はCoccoにも悲しみはもういらないと思った。



変なまとめだけど、ちゃんとご飯を食べて、生きてほしいと思った。



とにかく観てほしいんだ、色んな立場の人に。どう感じるかはそれぞれ。

大丈夫であるように

を、昨日シネツインで観ました。


是枝監督作品でCoccoのドキュメンタリーです。


多分一般的なCoccoのイメージって、裸足で髪を振り乱して、ちょっと狂気めいた歌を唄う不思議な人。なんだと思います。


確かに初期の詞の内容は怖かったけど、それだけじゃなかった。メロディはむしろポップだと思うし、なにより歌声がやっぱり素晴らしいんだなぁ、と映画を見て改めて思った。


Coccoはファンの女の子からの手紙で初めて、青森の六ヶ所村に核燃料再処理施設が出来ることを知り、実際にツアーでそこへ行きます。

そしてそこをふるさとの沖縄と重ね合わせ、自分の無知、無力さを知り苦しみます。


そこは、色んな人達の便利で安全な世界を守るため、犠牲を強いられている場所だからです。


私も沖縄や青森は遠すぎて詳しいことなんか知らなかった、でも決して無関係では無くて、当たり前に使っている電気も平和な生活も、誰かの犠牲の上に成り立っていて。

単純な話では無いし、いちいち考えていたら生きていけないけれど、それに真正面から向き合って生きて歌っているのがCoccoという人で。


とてもまっすぐで、強くて、可愛くて、きれいな人間。


でもとても痛々しい。