義母の死を体験して思う。
義母に祈るとき、まずは安らかに…そして義父の無事を…最後にあなたの息子つまり私の家族である相方の無事について祈るのだけど。
誰しもいつか死ぬということがますます身に迫ったいま、
ふと「どちらが先に死ぬのかな」と、考えたとき
昔の私は「残されるのはヤだから(自分が超ド級の喪失感にみまわれるのは避けたいから)できれば先に逝きたい」と思ってたけど
いまは、先に逝きたくない(相手にその喪失感を感じさせたくない)、という思いと拮抗するようになった。
ましてや、母を亡くして、そのあと嫁も先に亡くして、その後の彼の気持ちを考えたら、涙がとまらなくなった。
だから、先に死にたくない。
だけど、死を看取るのは辛すぎるから、やはり先に死にたい。
ここが拮抗するようになったのは、
本来家族くらい身近な存在に対しては自分本位な考え方(つまり甘えてる)をする私にとって、対家族も含め利他的になった証なのかもしれない。
- 前ページ
- 次ページ