今週号の週刊プロレス(1696号)に、先週。後楽園ホールに観戦へ行ってきた星川尚浩選手のデビュー20周年記念大会の記事が出ていた。
$<”ご縁”と「感謝」>のお裾分け☆日本一★


観戦後にブログを書こうにも・・・
当日は、涙。涙で、、、あふれ出てくる涙を拭くのに精一杯で、
写真を撮るのも忘れてしまう次第。


リング・アナの沖田さんが代読したご両親へのサプライズなお手紙。
この頃には、会場内は”感動”のクライマックスでした。


(星川選手の手紙の全文は、下記です)
おとう、おかあ、いつも、本当にありがとう。

おとう。
いつも、左官業の仕事が大変なのに、いつも、どうもありがとう。
小さいころから、仕事が忙しくて、なかなかお父と遊ぶ機会がなくて。
でも、たまの休みには、疲れているのに、大好きな釣りに連れていってくれたね。
つったメジナを晩御飯で食べた事、昨日のように憶えてるよ。ありがとう。

この前は『ロック・クライミング』もやったね。楽しかった。
上から、おとうが”力入れろ!””上がってこい!尚浩!”と、声をかけてくれて。
その言葉が、とても、温かくて、力強くて。
頂上にたどり着いたとき、思わず抱き合って、泣いてしまったよね。
あれは嬉しかったから。

おかあ。
いつも、朝、昼、晩と、『まいうー!』なご飯をつくってくれて、本当にありがとう。
毎日運転で、リハビリセンターに連れていってくれること、
疲れているのに、本当にありがとう!

おかあとは、プロレスラーになる前に「契約書」を結んだね(笑)。
もし僕に今、子供がいて、その子が『プロレスラーになりたい!』って言ったら、
僕もおかあと、同じことをするとおもうよ(笑)。

でもね、おかあ、僕はこんなに大きな怪我をしてしまったけど、
プロレスラーになったことは、一度も後悔はしていないんだ。
今日、僕の20周年の記念に、こんなに沢山の人が集まってくれて、
そしてこんなに素晴らしい仲間たちがいる事。
これが、僕がプロレスラーである証明だし、僕が、プロレスラーとして一生懸命、
命がけでやってきた唯一、おかあに自慢できる事なんだ。

おとう、おかあ、僕は、おとうとおかあにとって、どんな子だろう。
わがままで、言う事を聞かなくて。いまでも手がかかって。

本来なら、孫の顔とか、結婚とか。旅行に連れて行ったりとか。
普通の家庭的な事、今はまだあまりできてないかも。

でもね、おとう、おかあ。
俺は、今日、リングに立ったよ。
自分の足で、しっかりと立った。
「もう、ダメだ」と、言われた僕が、またリングに立てた。

だから、僕は諦めない。絶対に。
おとうと、おかあが、『自慢の息子です!』って胸張って言えるように。
「自分たちの子供で良かった!」って、大声で言ってもらえるように。
一生懸命、生きるよ!一生懸命、頑張るよ!

「だって、僕は、プロレスラーだから!」
「プロレスラーは、
何回やられても、何回やられても立ち上がるんだ!」


まだまだ、迷惑を沢山かけるけど、必ず僕はおとうとおかあを幸せにします。
だって、おとうとおかあの子供として生まれた僕は幸せだから。

いつもは、恥ずかしくて言えないけど、本当に心から感謝しています!
おとう、おかあ、いつも、本当に、本当にありがとう!

プロレスリングZERO1 プロレスラー 星川尚浩

47年間もプロレスを見つづけてきて、あらためて感じたことは・・・
「プロレスって勇気と元気を与え続けているスポーツなんだな!」ってこと。
そして、その勇気や元気は自分でも発揮できるってこと。
どんな些細なことでもいい。できることから”やればいい”って、
プロレスは、いつも僕に投げかけていてくれるのだ。