こんにちは。

ここまで、シュリンクに関する案内ばかりでしたので此の辺で、弊社のもう一つの主力製品である帯電防止関係の製品についてお話させて頂きたいと思います。

最近帯電防止の問合せを多くいただいていますので幅広く、弊社帯電防止製品を知って頂たく思いご案内させて頂きます。


その前に、
帯電防止とはなんなのかを説明したいと思います。

世の中にはいろいろな所に電気がありますが、私たちが日常必要としている電気は、各電力会社さんがきちんと仕事をして安定した供給を行ってくれているので、私たちは安全に使用できています。

が、しかし同じ電気でも厄介な電気があります。

それは、"静電気"です。

これからの季節、私たちの生活の中でも身近におこり、
突然ビリっといやな思いをさせられる....いや~な電気です。

この静電気は、人間だけではなく機械製品(特に精密機械)にとっても厄介もので不本意に機械に入ってしまう(通ってしまうと)だけで、機械が壊れるケースが多々あります。
部品なんかですと、製造過程では影響が見えなくても、いざ機械に組み込んだら調子が良くない、動かないなどの被害をおよぼします。

そんな危険から、大切な製品(商品)を守る手助けをするのが、
帯電防止袋です。

身近におこりうる静電気を袋表面上から逃がし、お客様の大切な製品(商品)に静電気を寄せ付けず、安心してご使用できる手伝いをする。そんな製品と思ってください。


ここで、弊社の帯電防止製品の話になりますが、
弊社では帯電防止製品として2グレードをご用意しています。

まず1つが、一般帯電防止グレード:ハイリークMBシリーズ
2つめが、永久帯電防止グレード:ハイリークSSS(スリーエス)です。

どこが違うかといいますと、
一般帯電防止グレードは界面活性剤を樹脂に練り込み、外気(湿気)に触れると界面活性剤が表面にブリードアウト(浮き出て)し、界面活性剤の作用により電気を逃がすものとなります。

永久帯電防止グレードは界面活性剤を使用せず、特殊な帯電防止剤を練り込み、樹脂自体に帯電防止効果を持たせたものとなっています。

ピンとこないかもしれませんが、
界面活性剤を使用してのものは、練りこまれている界面活性剤が外気(湿度)に反応し樹脂表面に浮き出てきて表面を覆ってしまい、界面活性剤の上を静電気が走り逃がす仕組みで帯電防止効果を得ています。
ですが、この原理ですと外気(湿度)の影響を受けやすく、また、界面活性剤が抜け落ちてしまうと効果が無くなってしまう問題がおこります。
これは、長期間保管するものや安定的な抵抗値を要するものには向きません。但し、製品性能維持(持続抵抗値)は使用環境により変動してしまいます。概ね約3ヶ月~1年が使用期間の目安となっています。以降は性能が徐々に低下していきます。

それに対し、永久帯電防止は一般とは構造が違い帯電防止剤が抜け落ちる事は無く、樹脂自体が帯電防止材となっていますので、帯電効果も半永久的に効果が持続することになります。
長期間ご使用や安定的な抵抗値をお求めになる、お客様の場合はこちらをお勧めいたします。

弊社のハイリーク製品は全てバージン原料を使用し、安定的な性能を維持できるよう努めています。
また、弊社では幅広いお客様のご要望にお応えすべく、各種サイズに適応した生産体制を整えています。

詳しくは直接お問い合わせください。

次回は、導電性フィルムについて案内させて頂きます。

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