自己肯定感とはありのままの自分を認めて肯定できる感覚のことです。


この自己肯定感が低いと周囲からの評価を極端に気にし、顔色を常にうかがってしまいます。

また自分のことを好きではないので苦しく、人生を楽しめないです。


自己肯定感が高いと何かに挑戦して失敗をしても自分自身を肯定的に捉えるので前向きに取り組むことができ、いずれ成功して経験値を積んでいき、それが自信となって成長していきます。


ですが自己肯定感が低いと自分自身を否定的に捉えていますので、失敗すると「やはり自分はダメな奴だ」と落ち込みやすく、物事に取り組むことにも消極的になり行動できなくなってしまいます。


他にも自分はどうせ受け入れてもらえない存在だと思って孤立してしまったり、嫌われたくないために感じていることや意見が言えず、相手の言いなりになってしまうなど人間関係にも弊害が生じてしまいます。


このように自己肯定感の高低は人生に非常に大きな影響を与えます。


自己肯定感を高める方法はたくさんありますが、大きく分けて二つの方法に分類されます。


一つは生きづらさがない状態から成功体験や自信を積み上げるなど、0からプラスに積み上げていく方法です。



もう一つは非常に生きづらさを感じていて苦しい状態、マイナスから0に引き上げるという方法です。


今回はマイナスから0に、生きづらさを感じないニュートラルな状態に引き上げる方法をご紹介します。


自己受容ともいいます。


自己受容とはダメだと思っている自分も受け入れるということです。


この自己受容感を高めないといくら自己肯定感を高めても土台がない場所に家を建てるようなものでなかなか上手くいかないです。


まず自己肯定感が低い人の特徴としてあるのが非常に自己否定感が強いということです。


幼少期に親からありのまま無条件で愛されたり友人や教師から尊重されたりすると自己肯定感は高くなり、

逆に虐待やイジメなど強く否定された経験があると自己肯定感は低く自己否定感が強くなってしまいます。


このように自己否定感は過去の生育環境、幼少期の親や兄弟など家族との関わりや学生生活での人間関係、恋愛や過去の失敗などで根付いた様々な価値観が影響しています。


人によって根付いた価値観は様々ですが、代表的なものを紹介します。


いつも優秀な兄弟や同級生と比べられていたら、「完璧でなければいけない」「もっと頑張らなくてはならない」


長男長女で下の兄弟の面倒を見てきた子どもや親の愚痴聞きの相手だった子どもは「もっとしっかりしなければならない」や「自分は我慢しなければならない、甘えてはならない」


イジメや虐待などを受けると無意識に「自分は存在してはいけないんだ」「愛されない人間なんだ」


このような価値観を無意識に形成すると


「完璧でなければいけない」「もっと頑張らなくてはならない」であれば、仕事でいくら成果を上げても満足できなかったり、他人から褒められてもプレッシャーに感じたり素直に受け取れなかったします。


「もっとしっかりしなければならない」や「自分は我慢しなければならない、甘えてはならない」であれば、体調が悪くても助けを求めなかったり、一人で仕事を抱えてオーバーワークになってしまったりします。


「自分は存在してはいけないんだ」「愛されない人間なんだ」であれば、DVやモラハラをしてくる相手から離れられなかったり依存したりしてしまいます。


このように無意識的な価値観が後の人生に非常に強い影響を及ぼし、無意識に自分にダメ出しをしてしまい、どんどんネガティブになってしまうという悪循環に陥ってしまいます。


じゃあ大人になっても価値観は変えられずに永遠に生きづらさを抱えて生きていかなければならないかというとそうではありません。


私自身、威圧的な親との関わりやイジメなどを経験し、自己肯定感が低く苦しい思いをしましたが、考え方や物事の捉え方を変えることで生きづらさは解消していきました。


では、どうやって改善していけば良いのかというと、まずは自分がどういった価値観に苦しめられているのかに気付くいうことです。


今まで生きてきた環境や親との関わり方、どういった言葉を言われどう感じたのか、どういう出来事が嫌だったのかを振り返ることで価値観に気付くことができます。


また、カウンセリングを受けることも非常に有効です。カウンセリングの中で無自覚だった価値観に気付くこともあります。


そして価値観が見つかったらその価値観は自分に必要なのか、必ずしも正しい価値観なのかを疑いゆるめていくことです。


ある時期には自分を守る為に必要であった価値観が今では不要なものかもされません。


例えば「完璧でなければいけない」「もっと頑張らなくてはならない」であれば、

「人であれば常に完璧でいられるなんて不可能」「できる範囲で頑張る、別にそこまで頑張らなくても人から受け入れられる」


「もっとしっかりしなければならない」や「自分は我慢しなければならない、甘えてはならない」であれば

「しっかりしない日があってもいい、なまけている日があってもいい」「体調が悪い日や一人で大変な時は他人を頼ってもいい」


「自分は存在してはいけないんだ」「愛されない人間なんだ」であれば、

「自分は存在していいし、愛されるべき存在だ、だから肉体的、精神的に苦痛を与える人間から離れる」「自分は幸せになる権利がある」

このように価値観を疑いゆるめていきます。


長年にわたり根付いた価値観ですのですぐには難しいかもしれませんが、徐々に焦らずゆるめていくことが大切です。


そうすることで自責感を無くしダメだと思う自分を受け入れることができ、自己肯定感も高まっていきます。


また、意識が占める割合は、私たちが普段自覚できる意識(顕在意識)10%を占めるのに対し、自覚できない意識(潜在意識・無意識)は意識の90%を占めるといわれています。


その90%を占める潜在意識・無意識に根付いている思い込みや価値観に対し、変化を与えるのに催眠療法も非常に効果的ですので試してみるのもオススメです。