音響スタッフになるには【音響スタッフになる方法】
音響スタッフになる方法さて、それでは 『音響スタッフ』 になるにはどうしたらよいのでしょうか?『音響スタッフって、どんな仕事をするの?』の記事の中でも書きましたが、一口に 「音響スタッフになる」 といってもコンサートホールなど施設の音響スタッフライブハウスの音響スタッフコンサート会場での音響スタッフ結婚式場での音響スタッフテレビ局の音響スタッフレコーディングスタジオの音響スタッフ取材や動画撮影の音響スタッフなどいろいろな場面でのスタッフがあります。共通しているのは、『音響機材を操作し、音の技術的なサポートをする』ことです。スタッフとして当たり前ですが、音響機材を扱うので、『音響機材についての知識と技術的なスキル』が必要になります。仕事によって扱う機材や知識スキルなども異なってきます。ここでは、コンサートホールなど施設の音響スタッフライブハウスの音響スタッフコンサート会場での音響スタッフの3つで活躍する音響スタッフになるための方法について解説していきます。コンサートホールなど施設の音響スタッフについて。僕自身も、いくつかのホールスタッフとして働いたり、乗り込みオペレータとして今でもイベント対応しています。「○○ホール」とか「○○文化会館」、「○○芸術館」など公共機関が運営しているホールは、多くのパターンで民間の音響会社へ管理を業務委託していることが一般的です。中には、独自にスタッフ募集をかけているところもあるかもしれませんが、音響スタッフや舞台照明スタッフは、機材についての専門知識も必要なので、未経験者を採用するというは稀だと思います。とすると、やはりこのような公共的なホールで仕事をしたいとなると、まずはそのホールの事務統括部署にスタッフとして働きたい旨聞いてみる、あるいは地元の音響会社などに、業務受託として仕事を受けているか聞いてみる、というアクションになるかと思います。その結果が「音響会社」ということであれば、その音響会社にまずは入社する、ということになるでしょう。ただホールによっては、音響知識がなくても、「音響ボランティアスタッフ」などとして募集をかける場合もあるようですので、年度末などのタイミングで、ホール管理者に聞いてみてもいいでしょうライブハウスでの音響スタッフ について僕がライブハウスで仕事をした経験から。まず仕事の内容としては、夕方から開催されるバンドイベントの準備と本番のオペレーションです。準備は、たとえば20時からのコンサートであれば、17時ぐらいにバンドメンバーがライブハウスに入るので、まずは楽器を配置してもらい、ドラムやギター、ボーカルなどへのマイキングと結線、サウンドチェックなどを行います照明オペレーションがある場合は、照明についての打ち合わせ(たいていは、「この曲の時は赤色で」みたいな希望を聞く)を行います。そして、18:30ぐらいから、一度 『遠しリハ(ゲネプロ)』を行い、本番に備えます。音響スタッフは、その手伝いをします。場合によっては、そのまま飲食スタッフとして手伝わされることもありますただし、PAオペレーションは、そのライブハウスである程度の期間働き、マスターからの信頼がないと任せてはくれないでしょう。ここは、やはり経験や人としての信頼がものを言う世界なので、マスターの信頼を勝ち取る努力をしましょう”ライブハウスで働きたい” ときは、一口で言うと「ライブハウスのマスターに話をする」 ことです。ライブハウスは、基本的に音楽やイベントが好きな個人事業主の方が運営しているケースが多いので(知っている限り、県内はほぼこのケース)、そこのマスターに直接会いに行き、「音響スタッフやりたいんですが」 と直撃しましょうなんらかの良い答えが返ってくるはずです!コンサート会場の音響スタッフについてこれは、いわゆる ”PAマン” と呼ばれているもので、主にミュージシャンのステージパフォーマンスを裏でサポートする技術スタッフですね。ホールやライブハウスの場合は、そこに常設してある機材を扱うことが多いですが、コンサート会場での音響スタッフについては、自前あるいは会社の機材をクルマで持ち込み、搬入から設置、撤収まで全てを行うケースがほとんどです。このオンライン初心者音響学校で僕が解説する内容は、このコンサートや音楽イベントの音響スタッフについての内容です。さてそれでは、実際にこの「コンサート音響のスタッフ」って、どうやってなるのでしょうこれには”3つのパターン”が考えられます。専門学校で勉強する音響会社へ就職する独学で勉強するまずから。国内にも、音響や舞台照明、イベント関連の知識を教えてくれる学校がいくつもあります。ググれば本当に数えきれないぐらいの学校が出てきます当然ですが、専門学校なので音響機材の取扱いに関する知識やミキシングスキルなどについて教えてくれます。授業の中でも、実際のバンドのミキシングをしたりと、割と実戦的な授業も行われているようなので、初心者でも、しっかり勉強すればそれなりのスキルは身に付くと思いますただ学校で学ぶ際に気を付けなければいけないのが、学校などで準備されている機材は、どれも数十万・数百万もするような『一流の機材ばかり』 ということです。将来独立して自分でPAをやりたい場合には、当たり前ですが自分で機材を揃えなくてはいけません。最初からたくさんお金があったり、最初から銀行から資金調達することができればハイスペック機材を調達することができるかもしれませんが、それは難しいです。僕もそうでしたが、最初は収入もないので、どうしても『安い機材』 をそろえざるを得ません重要なのは、限りある機材の中で、いかに”良い音”を作ってゆくかです。最初から学校などにあるハイスぺ機材での音や操作性に慣れてしまうと、いざ自分で機材調達をしようとした際に、欲しい機材が予算に合わず、途方にくれてしまうという話をよく聞きます。なので、僕がおすすめしているのは、『最初は安い機材を使い、その機材の持つポテンシャルを最大限引き出す方法』を学ぶことです。それには、大前提として 『良い音』 とはなにかを学ぶ必要もあります。またもう一つネックになってくるのが、『高い授業料』 です。一般的な専門学校でも、やはり年間200万円程度の授業料になることが多いようです。卒業までに400万円程度の資金は必要になってきます。僕のセミナーでは、専門学校にお金をかけずに、その代わりに実際に僕と同じ機材を調達していただき、それを僕と同時にオンラインで操作してもらう、という勉強方法をとっています。次にの音響会社へ就職するについて。あなたの地元にも、音響会社・イベント会社がいくつかあるでしょうか?ちょっとGoogleで調べてみましょう!音響会社へは、アルバイトで入る、就職するというパターンがあると思いますが、学校を出た、出ないを問わず、入社した場合、まず最初はいわゆる”雑用”から始まります。その”雑用”とは、・倉庫の片づけ・ケーブルの修理・舞台装置のメンテナンス・イベントの際の機材搬入搬出・マイクやスピーカーなどへの結線・マイクスタンドの準備など・・・このような作業を、音響会社によっても違いますが、1年~2年程度はやらされる形になりますしかも、やはり先輩は技術系の人間がほとんどで、基本的に 『先輩の背中を見て学べ』 という考え方の方々がまだまだ多い傾向にあるので、指導の仕方も、けっこう厳しめのケースが多いという話を今でもよく聞きますまた、PA音響ミキサーを操作できるようにまでなるには、10年以上の経験を要する、というケースもあるようですただあくまで、ある音響会社でのお話になりますので、もし音響会社への就職を考えているのであれば、そのあたりのことを、あらかじめ、ぶっちゃけで聞いてみるのも良いでしょう。プロの音響会社で経験して来た方は、実戦に基づく、たしかな経験と技術が身に付きますので、その後、自分で独立するとしても、技術面などでは、心配することなく現場で活躍できるのではと思いますそれでは最後に独学で勉強するについて。ここまでの説明をお読みになった方は、きっと 『独学で勉強するというのはかなりハードルが高い』と感じるかもしれません。でも大丈夫。そんなことはありませんポイントやコツを押さえた上で、効果的に学習をしていくことで最短最速で、あなたもプロの音響屋スタッフになることができます音響屋スタッフのメインミッションは、”ミュージシャンのパフォーマンスを良い音で聴衆に届ける”ことですので、そのために、事前に必要な機材を揃えミュージシャンや舞台関係者とコミュニケーションを取り本番に向け必要な準備を進めていくというお仕事内容になります。ライブハウスなどと違い、もともと音響機材なんかはなく、電源しかないような場所へ機材を持ち込み搬入し、設置するということが大前提になるので、接続などの基本的な機材知識音についての基本的な知識電気的な知識音の調整を行うスキル舞台についての知識ミュージシャンや他のスタッフとの現場調整力そしてある程度の体力も必要になります。このように説明すると、「やっぱり 音響屋スタッフは大変だ」なんて思う方もいるかもしれませんが、大丈夫ですたしかに少し大変な面もありますが、その分、イベントが終ったあとの達成感は格別ですし、いろいろなミュージシャンの方々と友達になれるのでとってもやりがいのある仕事です『オンライン初心者PA音響の学校』 では”音響を独学で学び、直接プロの音響屋を目指す”という効果的な学習方法を教えています!ただいま、”お試し無料オンラインセミナー”を開催中ですまずはLINE登録してお試し無料セミナーを体験してみてください!