3月になっちまったんで、もう先月の話になってしまうワケですが、2月26日(日)、あの日から丸6年を前に、『東日本大震災6年復興シンポジウム』に行ってきました。

 

岩手県陸前高田市出身の村上弘明さん、宮城県東松島市長の阿部秀保さん、UR都市機構震災復興支援室長の里見達也さんのお話を、唐橋ユミアナウンサーの司会で聞いてきました。

 

 

村上弘明さん。
実は前々から、俳優さんとしてもすきでしたが、顔はもちろんのこと、全身がもうどの角度から見てもかっこよかったです!

そして、とても礼儀正しい方でした。

実は面白いとか、実はいたずら好きとか、実はかわいいとか、実は変な人とか、実は三枚目とか、演技以外の部分で人気を狙う二枚目俳優が多い今、こういう正統派で演技力もある二枚目俳優は、貴重だと思っています。
 

お話は、涙出そうになりながら聞きました。

ものすごく共感できたし、内陸で海より山を身近に感じてきた人と、海を見て、海の音を聞いて、海の恵みをすぐそばで身近に感じてきた人との違いにも気付かされました。

 

今後、自然の山を削った高台や、盛り土した場所が、どうなっていくのかをちゃんと見続けながら、そういう場所に住んでいるということをちゃんと意識して、後世にも伝えていかなければならないっておっしゃっていました。

ほんとにこれは強く思います。

自然の状態を壊して人間がつくったものである以上、自然のままの状態より、その土地自体が災害の原因になってしまう可能性も高いんじゃないか…と思いながら実は今までみてきました。

地すべり、土砂崩れの心配もあります…。

思いもしなかった災害も、起こらないとは言い切れません…。

だから、意識して生活する、伝えていくというのは、本当に大事だと思います。

高台だから、かさ上げしたところだからと安心せず、何の災害かによって逃げる場所を見極めて逃げることが、やっぱり大事だと思います。

 

地形や、その土地の歴史も勉強して、東日本大震災をきちんと振り返って、海や自然と一緒に生きていくということがどういうことなのか考えることを、学校の授業に組み込んでいく必要性もお話されていました。

 

私よりもっと大変な人がいるから…そうやって辛い気持ちに蓋をして、前へ前へと進んできたのが、この6年。
これからは、その蓋を開けて、思いを語れるような手助けができたら…とおっしゃっていました。
これも、ものすごく大切なことだと思います。

表現するものを観てもらう、聞いて・聴いてもらうのではなく、表現してもらう。

これからは、今まで以上にこういうことが、精神的に、とても大事になってくると思います。

 

村上弘明さんが朗読された、岩手県花巻市出身の宮澤賢治の『雨ニモマケズ』。

この詩、いい詩だと思いつつも、実は読むたびに、サウイウモノニ ワタシハナレナイ…ムリ…と心の中でつぶやいていましたが、生まれて初めてこの詩で涙が出るのをこらえました。

 

村上弘明さん…今まで以上にすきになりました。

 

東松島市長も、引き続きではあると思いますが、これからまた新たに考えて取り組んでいかなくてはならない3つのことをお話されました。

・財源の確保
・復興するための制度設計
・復興するための作業を誰がやるのか=マンパワー

 

この市長さん、とても話がわかりやすくて、東松島市の宣伝も上手でした(笑)。

見ているだけで元気になれるような、エネルギッシュな方でした。

 

UR都市機構震災復興支援室長も、大事なことをお話されました。

今はまだ、我々を含めて復興支援事業に関わる作業員が、その土地にたくさんいるけど、そういう人たちがいなくなったあとでも、町が盛り上がっていくようにしなければいけない。

厳しい現実ですが、ホントにそうだわ…と思いました。

 

これだけ書いておいてなんですが(笑)、3月11日(土)の朝日新聞に、この26日の模様が載るようです。

 

読んでいただけたら…と参加したものとして思います。

私は新聞取ってないんで、コンビニに買いに行きます(笑)。

 

 

では、昨夜のお風呂掃除で風邪を悪化させてしまったので、ペタもろもろはまた明日以降に…m(_ _)m

 

 

そして…若の里!!!

娘ちゃんの誕生、おめでどうございます♪

娘ちゃんを抱っこする若の里の画像をみたら、涙出そうになりました。

ステキ…☆

将来は、お相撲さんのお嫁ちゃんになるのかな(笑)。