前にもこういうニュースを読んで驚くと同時に、残念な気持ちになったんですが…。
小学生のときにお世話になりまくったジャポニカ学習帳の表紙からムシさんがいなくなったっていうニュースがまた出てきました…。

気持ち悪いって何なのよ…。
ムシのほうが多い地球で、人間も暮らしとるっちゅーねん…。
人間様、何様???
えぇ、人間様ですね、人間様。

ゴキブリ見て「あ、ゴキ。」ってしか思わない私に言われてもって感じだとは思いますが。
でも、ゴキブリだって、人間より長い歴史持ってんだよね。

気持ち悪いものをバッサリ切って排除する。
イジメの構造みたいなもんです。
大人がそういうものを子供に見せてるんだもん、子供にイジメするなって言えないよ、ホント。


使ってる小学生も気持ち悪いって思ってんなら、ホントにショックでかいんだけど。
小学生の頃なんて、ムシ好きじゃん。
私も女ながら、ミミズも青虫も手のひらにのせてナデナデできた。
今のコ、違うのかな…。
私が田舎の子供だったからなのかな…。
都会でも、ムシキング流行ったじゃん。
ムシキングは好きでも、ムシは嫌いとか、悲しすぎる。

ネットニュースでは、親と教師ってしか書いてないけど、ホントに愕然とする。
子供の学習帳なんですが。
子供の興味持つ芽を抜くなよ!!!

先生修行した身としては、現場には、教育実習の1ヶ月しかいませんでした。
でも、腐っても小学校教諭免許持ってる人間から言わせてもらえるなら、将来のムシ博士が絶対的に減ると同時に、「気持ち悪い」の連鎖が起こります。
大人のそういうの、絶対的に子供は敏感に感じ取るから。
他人の子供だったとしても、子供、なめんな。
そして、大人と同じようにしないと…って思うコも出てくる。
なんか根本から教育間違ってない???
もちろん、理想論言ってるのかもしれない。
現実は先生が大変っていうのも、わずかだと思うけど実感として理解できる。
でも、少なくとも子供にとっては、勉強教えてくれるだけの存在じゃないんだよ、先生は。
(だから大変なのだが、今は教え方とかそういうのだけで大変になってる人が多い気がする。だから塾だけでいいって思われたりする。)
親だったらもっと大きな存在でしょう。
子供の興味の芽のために、ノートの表紙くらい我慢できないかね?
万が一、子供がノートの表紙のムシを気持ち悪いって言ったら、「そうだね」って同調しかできない大人ってどうなのよ?
多分ムシに限らず、何かが気持ち悪いって思っている大人って、子供が気持ち悪いって思う理由も聞かずに、○○で気持ち悪いよねーという更なる同調求めるような話し方する人も多いし。
子供の語彙も減る…。
今の時代、学校で、表紙のムシから子供との会話が生まれたりしないのかな…。
今の先生、授業終わったら職員室に戻る人も多いみたいだからね…。
…ノートの表紙から生徒との会話が生まれるような先生なら、気持ち悪いとか言わないような気がするけど。


もし、ムシがムシを捕食してる写真とか、ムシがつぶれてる写真とか、そういうのが気持ち悪いってんなら、まだわかる。
(私は、ムシかごに2匹入れたうちの1匹のカマキリが、もう1匹のカマキリを食べている途中に発見して、ショック受けつつも、食べる様子を観察した…というタイプですが)

ジャポニカ学習帳のムシの写真は、ムシってこんなにキレイなんだって感じさせてくれたものだったんですけど、少なくとも私にとっては。
私はジャポニカ学習帳の表紙のムシさんをまじまじと見る子供だったんで、表紙のムシさんで、キレイなものに秘められたなんか怖いっていうもんも、初めて感じたような気がします。

人間だけが、哺乳類だけが、気持ち悪くない生き物じゃないと思うんですが。
私的には、気持ち悪いって気持ちを持つこと自体が気持ち悪い。
怖いならまだ理解できる。
私もヘビとカマドウマ怖いし、遭遇したら間違いなく逃げます。
こいつら何なの?っても正直思ってます。
でもナゼか、怖いもの見たさでy○utube観たりもする(笑)。
生き物に対して気持ち悪いっていう…学習帳の表紙から消すほどのクレームがあったってことだと思うんですが…この「気持ち悪い」って言葉、すごく嫌いなんです。

読んでくださってる方に、ムシが気持ち悪いって思ってる方がいたら、申し訳ないですが、すみません、ガッツリ本音です。

どんなに気持ち悪くても、ノートの表紙は写真で、二次元で、動きませんから。
こっちに向かってきませんから。


あぁぁぁぁぁーーー子供から(もちろん大人からでも)、反対の声が大きく上がることを期待したいところですが、まぁムリでしょうね。
ものすごく、ものすごく、ものすごく残念です。
ショウワノートに電話しようかな。
ちなみに、過去に1度、めっちゃ叩かれてた某メーカーに、私はこれこれこういう理由でこれからもそちらの商品を使っていきます的メールを送ったことはあります(笑)。

ムシさんたち、これからもムシさんたちが必要です。
実は人間にとっても、必要な存在のなずなんです。
将来的に、それがどんなに遠い将来でも、ムシさんが表紙のジャポニカ学習帳が復活することを心の奥底から願ってます。


ちなみに今、部屋の壁に、クモさんがへばりついています(笑)。