♪地元に~帰ろう~地元で~会おう~

のGMT47は、お寿司をおすすと言ってた私~でしたが、昨日は電車の中で、お寿司をおししと言ってる女のコを見かけました(笑)。

お父さんと、おししを食べに行くようです(多分回るやつ←余計なお世話(笑))。

めんこーい♪

うん、私もお寿司はもちろん、おすすもおししもすき(笑)。

回らないやつはもちろん、回るやつもすきー(笑)。




そんな昨日は、久しぶりに、お能を観に行きました!

観世能楽堂に~♪


開場時間ギリギリに到着。

自由席だったのですが、後ろのほうながら、正面席をゲット(笑)。



武田文志さんのお話し→お能(高砂)→狂言(雷)→お能(羽衣)→仕舞(知章・実盛・鐘之段)→お能(善界)→附祝言

というプログラム!

もりだくさん!!!!!


お話し。

武田さんのお話しは、武田さんが「お能?今日はおつきあいで来ただけなんで~。」的な人をちゃんとわかっていて面白くお話しされるので、何度か笑いました(笑)。

上演されるお能の曲の解説とか、見どころとかを、わかりやすく、面白くお話ししてくださいました。

お話しがうまいので、面白いんです。

ほとんど前知識がなくても、受付でいただく解説と…いや、面倒なら読まなくても(笑)、このお話しで、どういった内容で、どういう流れなのかは、わかると思います。

武田さん、カッコよいので、心地よい声をBGMに、顔だけをポ~っと見るのもアリで(笑)。


高砂。

シテの方の声がステキでした。

老夫婦の旦那様(実は閣下風に言うと、住吉明神の世を忍ぶ仮の姿)役なワケなのですが、他のチラシによる私の認識の間違いがなければ、27歳の方。

全くもって違和感なく、27歳の声には聞こえませんでした。

実は初めてちゃんと観た高砂(お正月の百貨店イベントで、仕舞だけ観たことがあります)。

これが予想外に(笑)、初心者に産毛が生えた程度の私にも、結構面白くて。

高砂=相撲部屋ではなく(笑)、高砂=結婚式のイメージがあって、結婚式と言えば、なんとなく旦那ちゃんよりお嫁ちゃんのイメージが強くて、女性の神様がシテなんだと思ってました…。

住吉明神…どうも住吉系神様(?)って女性のイメージが強くて…(笑)。

でも、違いましたっ(笑)!!!

えぇ、お能好きとか言いながら、こんな程度です、ワタクシ(笑)。

これから結婚を予定されているみなさま、能楽師の方に高砂を謡っていただくっていうのはいかがでしょう?

高砂は、天下泰平と国土安穏の、おめでたい曲。

結婚式のみならず、天下泰平も、国土安穏も、現在の日本に必要かもしれませんね…。

笛の方と太鼓の方がかっちょよかったです(笑)。


雷。

これは今回初めて知った作品でした。

すんごい面白かったです(笑)。

ブーとは違う面白さとかわいさを持った、雷様が出てきます(笑)。

藪医者様は、人間より雷様に効くのかな(笑)。

最後は、なるほど!の終わり方(笑)。

前知識の全くない狂言を観る時は、どう終わるかを想像しながら観るのも面白いかもしれません。

どの作品も、狂言のお話の展開は、落語みたいな感じです(笑)。


羽衣。

天の羽衣に近いお話しです。

高砂にもかかってますね~。

今回、実は今まで観るのを避けてきたものに初チャレンジしました。

女性のシテを観るということ。

地謡方だったとしても、女性がいると、避けてきていたくらいでした。

やっぱり、お能は男のもの…的な感覚があって。

南部牛追い唄はやっぱり男の声でしょ!みたいな感じとでも言いますか(笑)。

あぁ…やっぱり男じゃないとさー…と思うかと思ったら、羽衣という作品のせいか、ならず。

女性って、男性より声に透明感があるので、謡っているんだっていうのを実感できます。

で、天女の声がそうであるのが、思った以上に心地よく、ちゃんと天女なんです。

で、髪飾りの薄い影のせいかもしれませんが、天女が謡うとき、面の口が動いてるように何度も見えてしまい(笑)、面の口元を、ものすごく凝視してしまいました(笑)。

そして、男性シテしか観てないと、やっぱり女性の身体って小さいんだな、と思います(笑)。

もちろん、女性の体型にもよるとは思いますが(笑)。

しかし、今までなんで避けてたんだろ…って感じの女性シテ。

羽衣みたいなシテなら、全くもって、アリでした。

食わず嫌いせず、食べてみるもんですね~。

笛の方が、むっちゃかっちょよかったです(笑)。


仕舞。

実は、お能の公演で、初めて仕舞を面白いと思って観ました(笑)。

仕舞って、ものすごく地味なんです。

着物と袴で、お能の曲の一部を謡いに合わせて舞うのですが(確か)、これまではやっぱりお能や狂言のほうに目が向いてしまい、さらーっと流して観ていたというのがホントのところでして…(汗)。

でも、地味な分、1つ1つの動きや姿勢、足運びなどがちゃんと観れるんですね。

…地謡の武田文志さんに、時々目を奪われましたが(笑)。

ちなみに武田さんのお兄様の武田友志さん、顔も動きも姿勢もカッコいいです。

お父様の武田志房さんは、おぉぉぉぉぉ!!!と思います。

んー、仕舞!!!今までごめんなさい!!!

これからは、流さずにちゃんと観ますっ!!!!!


善界。

これまた、初めて観るというより、初めて知る曲でした。

すごい面白いの。

海の向こうの国の天狗さんが、日本の比叡山を邪の道に引っ張ろうとする(?)のですが、比叡山の僧正が、不動明王とかにお祈りして、天狗さんを退治(?)するのです。

日本史好きとしては、比叡山というと、もろもろ感じるところもあったりして(笑)。

初心者に産毛の私にも、愛嬌のあるシテの天狗の面がかわいく感じたり(笑)、激しい動きもあったりして、観やすいです。

小道具も楽しめます。

天狗さんのハネハネ(羽)の団扇や、比叡山の僧正が乗る車なんかも出てきます。

天狗さんが、日本古来のいろんな神様とも戦うのですが、ワタクシ、ほぼ舞台センターの席に座ってまして、天狗さんがこっち向いて、羽団扇をこっちに振られると、なんかドキドキするのです(笑)。

お前を連れていく!と言われてる感じとでも言いますか(笑)。

うん、あの天狗さんにだったら、連れてかれてもいいかも(笑)。

えぇ、私を見てないことはわかってますっ(笑)。

で、これまた同じ方ですが、笛の方がむっちゃかっちょよかったです(笑)。

かなりのハンサムさんとお見受けしました(笑)。

で、笛の手にしかたというか何というか、笛がすきなことが伝わってきます(笑)。

あの動きを見てると、すごく優しい方な気がします(笑)。


附祝言。

実は、このパターンは初めてでした。

おめでたい曲で終わらない場合、演者、囃子方が舞台を去ったあと、地謡方だけ残って、おめでたい曲を一節謡って終わるのです。

初心者に産毛状態では、何の曲の部分かわかりませんでしたが(汗)、こういうおめでたく終わるっていうのが、むちゃくちゃ日本らしいなって思いました。


なんかもう、お能を観に行きたい(笑)。

観に行きたいと思って観に行く。

ますます観に行きたくなる(笑)。

欲なのか、何なのか(笑)。



やっぱり、仕舞を初めて面白く感じたりしたのは、能楽師になる旅の影響がかなりあるような気がします。

なんかまた旅人募集しているみたいですが、「いちばん縁が遠い気がしたので。」と言って参加していた方がいたくらい、お能に触れたことがない方がほとんどでしたので、みなさまも旅人になってみてはいかがでしょうかっ!!!

私も、もう1回行きたいくらい(笑)。

休憩時間に、その旅のときに夕食をご一緒した武田文志さんの奥様とお会いできたのですが、ビックリしたのが、奥様が、私のことを覚えていてくださったこと。

いやー、こういうのって、ものすごく嬉しいです。

ちょっとお話しをしました。

なかなかそういうワケにもいかないと思いますが、いつかゆっくり飲みながらでもお話ししてみたいです。

出すぎず、引きすぎずのあの感じ、さすがです~♪


でもってワタクシ、もうすっかり武田さんファンでございますですね(笑)。

むちゃくちゃカッコいいんす(笑)。

能楽師の方のカッコよさって、見た目のカッコよさはもちろんのこと、品があるカッコよさって言うんでしょうか、内面からのカッコよさも持ち合わせているんですよね。

凛としたカッコよさ。

背筋の通ったカッコよさ。

ものすごい目と心の保養(笑)。

そして来年、私がお能にハマるキッカケとなった連獅子のモトになっている石橋を、武田さんと、いとこの武田宗典さんが演じます。

ずぇぇぇぇぇったい観に行くっ!!!!!

その前に、スケジュールが合えば、絶対に武田さんがシテを務められる花影会も行きますっ!!!!!


…なんて考えているうちに、また観世能楽堂の千鳥のトートバッグ(ものすごくかわいいの!)を買い忘れて、観世能楽堂を後にしましたとさ(笑)。


どんどはれ(笑)。