今日は場当たりと通し稽古をしました。


まぁ、芝居がちゃんとできていないこともあって、音に関しては、

なんとなく決めて…という感じで小屋入りすることになってしまったので、

ある程度決めたから、あとは場当たりで当たってみて…っていう話を

演出とはしていました。


で、場当たり。

音のinとout、そしてレベルを1つ1つ確実なものにしていったんですが、

ある2ヶ所で、どうしてもこのレベルだったら音楽いらんだろう…

と思うレベルまでボリュームを下げたほうが…という話が出まして。


演出が、慣れていないこともあって、みんないろいろ意見を言うワケです。

それはいいんですが…

客席にいたあるスタッフから出た、レベルに関する意見…。


聞こえるか、聞こえないかくらいのレベルがいい。

それくらいがいいって話をその人がしたら、客席で聞いていた数人が

その意見に賛同したワケです。


コンマ何ミリ下げたら、もうスピーカーから音は出ないくらいの

スレスレのレベルでして、プログラムできないアナログ卓では

オペするのが厳しいってのもあったんですが(^_^;)、

緊迫したシーンでもなく、繊細なシーンでもなく、私的には

ほのぼのしたシーンだと思っていたので、

ホームドラマ的なイメージで音楽を入れるか、音楽ナシのままで…、

のつもりでした。

(ちなみに、ある一家の結婚式前の控え室の話です)


ここで音楽を入れるなら、ここまでレベルを下げたくはないこと、

ここまで下げるなら、ここで音楽入れる意味がないから入れたくないこと

などの考えを言ったんですが、私の意見に賛同する人が誰もいなくて、

私の今までの音響経験は間違ってたのか…?と思うくらい、

独りで頭を抱えてしまいまして…何をどうすれば一番いいのか、

何もわからなくなってしまいました。

卓前で聞くのと、客席で聞くのは、確かに聞こえ方は全く違うので、

とりあえず、客席で聞いてる人たちの意見でレベルはとりました。


音数、私の音響史上最少くらいの少なさなんですが、こういうことは

初めてだったんで、いろいろな意味で、激疲れ…。


その後、通し稽古。

その通しには、私が関わる劇団のほとんどで、みんなが意見を求める

Oさんが観てくださることになってまして。

歳も40代後半だったか50代前半くらいでして、舞台経験も豊富で、

いつも「納得!」のことを言ってくれる人で、

私もすごく信頼している役者さんです。

「Oさん、音のレベル、聞いといてもらってもいいですか?」

「いいよ。わかった。聞いとく、聞いとく。」

ってなワケで、Oさんにも意識して聞いていただくことに。


「T○ちゃんさ(私のこと)ー、あそこの曲、もっとレベル大きくても

いいんじゃない?」


もー、今日はOさんがいなかったら、私の疲れは取れず、眠れず…

だったと思います。


私の意見と全く同じ意見だったOさん。

もー、泣きそうでした。


私の意見を通したかったワケではなく、私の音響としての意見に

誰も賛同してくれないことに、私の感覚が間違ってるんだろうか…、

だったら、もう音響なんてやめたほうがいいんじゃないか?

とか思ってしまって、もう何がいいのかわからなくなってたんで、

少しホッとしました。


明日のゲネ前に、Oさんとレベルを取り直して、ゲネでは

そのレベルでやってみることになりまして。


本番でどうなるかわかりませんが、1度だけでも自分の思うレベルで

通しとかゲネをやれれば、もうそれでいいです。

でも…正直ね、音楽出してる人間が、気持ちよくないものが、

良いワケはないんです。


機械的に、言われたことを言われた通りに音出すだけなら、

他の人に頼んでくれ…というのが本音です。

普通の生活の一部を切り取ったような芝居の場合は、

何も考えナシに音出してるつもりは全くないし、

違和感や気持ち悪さを感じると、演出には言ってみるタイプの

音響なんで。

それでも演出がそれはこういう理由でイヤだ、と言ってくれる場合は

もちろん演出に合わせますが。


とりあえず明日(日付的にはもう本日ですが)、初日の幕が上がります。

全員、気持ちよく、本番を迎えられますように☆


久々に激烈に疲れた本日は、もうお風呂入って寝ます。


明日はスタッフは13時入り。

目覚まし、かけないっ(笑)!!!



で。

北太樹、十両優勝、おめでとう!!!

実は、願掛けで、北太樹が十両優勝するかも!?的な話題は

一切書かず、口にせず…にしていました。

もー、最高にうれしいです!!!

ありがとう、北太樹!!!

これからも応援しますっ☆☆☆


嘉風に三賞がなかったのが、残念です…。