またやってしまいましたねぇ。

土俵上でのガッツポーズ。


やっちゃったねぇ、また批判されるねぇ…と思ってたワケですが。

案の定。


これも昨日書いた、朝青龍のあまりの批判的見方というか、

両横綱の評価の差によるものも、理由のひとつにあるのではないか

と個人的には思っています。

もちろん、違う可能性も大ですし、そんなことでガッツポーズしていい

とも思ってませんし、いろいろ批判されるのは、自業自得的な部分も

なくはないとは思ってますが。


全員が、朝青龍が優勝するとは思えないとか、優勝してもらっては困る的な

発言と、報道。

ずーっとそばで味方でいてくれた床寿さんもいません。

(電話で話したりはしているでしょうけど)

批判的なことを言いたくなる気持ちは、わからなくもないんです。

でもそれによって、朝青龍は「ちくしょー、見てろよ!!!」と、強く、強く、

ものすごく強く思ったはずです。


で、ほぼ全員の予想や希望を覆して、朝青龍優勝。


ずーっと「ちくしょー、見てろよ!!!」の気持ちで取ってきたら、

人間として、ガッツポーズも思わず出てしまうんじゃないでしょうか。

でもって、本人、誕生日です。

勝ったらガッツポーズしてやる!なんて思ってたとは思えません。


…横綱までいった人は、そうであってはいけないんです。

理屈では非常に納得してますし、私もそう思ってます。

横綱は、綱の向こう側(神の側)にいる存在なわけですから。


でもね…これを言っちゃぁおしまいよ!かもしれませんが…

やっぱり生身の人間なんですよ…。

そう思ってしまう自分が、お相撲ファンとしては失格なんでしょうけど。


ただ、そう思ってしまう失格ファンの私だからなのか、

両横綱のあまりに差のある発言や報道はどうなんだろう…とも

思ってしまうワケです。

…どっちの横綱もつぶしかねないような気が、単純にしてしまって。


でもって、プロという世界でまわしを締めて、本場所の土俵の上に

立ったことがない人間が批判するのを聞くと、すっごく不愉快になって、

すっごくイライラします。

「あんた、何わかったつもりになって言ってんの?何様?」

とも、正直思います。

もし私が、プロという世界でまわしを締めて、本場所の土俵の上に

立ったことがある人間だったら、同じように感じて、同じように批判の言葉を

発してたかもしれませんが。


芝居の世界でのいろいろな実体験&実感もありまして、

多分、こういう考え方は、一生直らないです。

でもいいんです、そんな自分にガッツだぜ。