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いしいしんじさん。
ずっと読んでみたくって。
このたび初読。
この本を選んだのは、いしいさんの奥さんの出産をもとにした私小説のような本
だという書評だったので、出産前にぜひ読んでみようと。
読み進めていくうちに、宮沢賢治のクラムボンを思い出しました。
これがしんじワールドかぁ。
という感じで。
文章の主体が、夫の慎二だったり妻の園子になったり、はたまたおなかのBabyになったりで
その辺の切り替えがいつのまにかされちゃっててちょっと混乱しつつ読み進めた感がありますが
Babyの胎内への思いや誕生の瞬間の気持ちは、とてもリアル。
きっとほんとにそんな感じだろうと、今自分の体で体感しつつ思います。
男性は読んでもおもしろくない作品だろうなーと思ったり。
これがほんとうに"リアル"なのか、あと2週間ちょっとくらい?で分かるので。
出産後にもう一度読むのが楽しみです。
しかし陣痛はやっぱり相当痛いのですね…ということはよーくわかりました

こわいよー!
しかし、いしいさん作品に初めて触れるには、他の作品が先の方がよかったかな。
と思ったりしますが。
奥様の無事なご出産、ほんとうにおめでとうございます。