休み明け。


あれ程、
注意してねと言ったのに、
同じ事が繰り返される。

何故なのか。



喋る暇があるならば、
せめてキッチリ仕事をしてくれ。
同期Mよ…。



いや、
繰り返さない為に
予防策を考えなかった私がいけなかったのだ。
言葉では無く、
メモにして渡せば良かった。


喋った言葉は消える。
言った、言わないの話になる。

紙の上に言葉を残し、
消えない言葉にしなければならなかったのだ。




それにしても。


同期M。
彼は常に気に入らない話ばかり。
あの人のアレが気に入らない。
こいつのコレが気に入らない。



初めは一緒になって
悪口に参戦していたが、
ハタと気付く。

なんて生産性の無い会話。




上司の悪口って、
部下の定番のストレス解消法。

だが、

良く良く考えてみると
腹の立つ出来事を、
自分の中でグルグルっとリピートして
また更に腹が立つ。

という負のループ。



些細な嫌な事が、
グルグルを繰り返す事で
大きな塊に変わる。



あ、
あれだ。


綿アメ。


本当は小さなザラメ糖の粒。
そいつを綿アメ生成機に投入して、
棒でグルグルするうちに
モフモフの綿アメに大変身。



大きい事の様に見えるけども、
中身はスカスカ。

初めの一口は美味しいけども、
いつも嫌んなって最後までは食べ切れ無い。
手のベタベタもちょっと不愉快。



人の振り見て我が振り直せ。



ありがとうMよ。
私は貴方のおかげで気付けた。


綿アメの食べ過ぎは太っちゃうので、
気を付けないとね。