下の娘(R)が、
宿題を見てくれという。



算数である。




私は、
算数が得意であった。
ので、
算数の宿題に苦労したという
記憶があまり無い。




しかしこの娘。



こっちが説明する間も、
上の空。
答えを教えて貰う事ばかり考えている様子。



全8問中、
4問はすでに姉Mに解いてもらい、
後の4問はママに解いて貰おうとの根端のよう。



同じような問題にもかかわらず、
一問も自分では解けない。


自分で解きなさいと言うと、


解答欄に、

「ママが教えてくれないので、わかりませんでした。」



そんな事を書く始末。




…………………………。





違うだろ、おいっ‼
ちょっとは自分で考えんか~い!!!!



算数。
特に図形などは、
小さな頃にどんな遊びをしていたかで、
得意、不得意が決まるらしい。



積み木。

折り紙。


そういう遊びをしていると、
自然と理解力がつくのだそうだ。


平面図を見て、
脳の中で立体化させられるからだという。
算数は想像力があるか無いか。
だが、
体験してない事は
想像しにくい。

立方体がどんな物か。
円柱とはどんな物か。
重さ。
動き。


体感していなければ、
想像出来無いのは
言ってみればしごく当然の事である。


そう言われれば、


私は、
積み木も折り紙も好きであった。


Rは、
積み木も折り紙も苦手。



先日、
千羽鶴を折るというので
一緒に折ったのだが
Rは4羽程で投げた。



彼女には、
彼女の良さが沢山ある。


しかし、
この集中力の無さ。
今迄は気にも留めなかったが
小学5年生にもなって………。


と思ってしまうのは、
親心なのか。



これはもう、
今からでも積み木遊びさせるしか無い。

しかし、
どうやって彼女の気を引くか。
それが問題である。