高校生の頃、
ガソリンスタンドでアルバイトをしていた。


スタンドに入ろうとした車

バイクが接触事故。


バイクに乗った青年
(顔だけ知ってる同級生)
は、
ショックでしばらく動けない状態であった。


が、
大きな怪我もなかった。


その事故で印象に残っていたのが、
事故を起こした側の
おじさんの震え。


全身がぶるぶる。
紙コップのジュースがパシャパシャ。
今にもこぼれそうであった。
(警察が来るまでの間のスタンドの待合室で)



どんだけビビりやねん。



そう思った。
のだったが………




あれ、
ビビってたわけじゃ無かったんですよ。



数年前、
トラックの後ろに勢いよく突っ込んだ私。
頭はシッカリ。
というか、異様なほど冷静。

なのだが…


全身の震え。


春先でまだ肌寒いとはいえ、
それは震え過ぎだろうってぐらい


ぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶる。



今思えば、
あれはアドレナリンの大量放出であった。


人の身体は
生命の危機にさらされた時、
生き残る為に
エネルギー産生を行なう。


敵に
素早く対応出来るように。

いわゆる
防衛機構である。




あのおっちゃん。
ビビッてると思ってたけど、
臨戦体制に入ってただけ。


むしろ、
イケイケ状態だったんだなぁ。



とか、
ふと思い出した。




じゃ、お休みなさ~い。