【桃栗三年柿八年】
発芽から実を結ぶまで、桃と栗は3年柿は8年かかる。
果樹を植えたら、実を結ぶ迄にそれ相応の年月がかかることから
何事も成果をあげるには相応の年月がかかるものである。



各家々によって、
お正月の過ごし方は違う。


ちなみに私の実家では



元旦の朝。

まず、
両親(年長者)へ
新年のご挨拶。


次に、

神棚にお供えしてある
鏡餅。

横に並ぶ、
ミカンと干柿を一つずつ取る。


この行為を、
母は
『年を取る』
という。



昔の人は、
正月が来ると一つ年を取っていたから、
その名残りであろうと思われる。



で、


この干柿についての話である。




2階のベランダに、
干柿を干していた。


それを見た兄嫁(4#歳)が、



『今年の柿は甘く無かったの⁇』



と、
変な質問をしてきた。


何を言ってるのかよくわからないので、
詳しく話を聞いてみたら



桃栗三年柿八年という様に、
柿が食べれるようになる迄には8年かかる。
若い時は渋柿で、
だんだん甘柿になってくる。

今年はまだ甘くなかったから干したんでしょ。



そういうことらしい。




新しいっ!!!



そんな考え方があったなんて。
なんとも素晴らしい勘違い。




実家の庭には、
甘柿
渋柿
両方の木があるので、
混乱したのであろうか。




都会(神戸)生まれ
都会(神戸)育ちの兄嫁。




小学校の下校時に

人んちの庭になっている柿を
拝借して囓り、
その柿が渋柿で、
痛い目にあったりはしてないらしい。

教えてもらった記憶はないが、
そんなこと身体で知ってるよ。



経験こそが財産。



である。



調べてみると、

渋柿は甘柿より2~4倍甘いらしい。
ただ、渋味(タンニン)が強いので食えたものでは無い為、
干柿加工して本来の甘味を出すとか。




兄嫁に是非、

新しい経験(渋柿丸齧り)
をさせてあげたい。